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燃える家
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燃える家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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読後残ったのはありえなさすぎる展開のオンパレード、くどい描写の連続にげんなりしながらも最後まで完走した自分の達成感のみです。 | ||||
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石原新太郎がかつて著者に対して長編を書けば伸びるのではないかと発言したそうだが、 その予想は外れたようだ 1つのアイディアを転換させていくタイプの書き手だけに同じテーマにメリハリをつけるのが苦手なのか、どうも読んでいても 何もかもが上っ面だけなようで上手く作品世界に入り込むことが出来なかった | ||||
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炎をイメージする真っ赤な装丁の『燃える家』。 ――が、残念ながら不完全燃焼。(テーマが整理できていない。) 作者の才能の煌きが数箇所で見られたので、途中で苦痛になり放り出したくなったものの、我慢して読了した。正直、今は解放されて清々している。 ‘不敬小説’などと紹介されたのも、いけなかったなぁ。これの一体どこが‘不敬’なのか。権力側が焚書にしたくなる程のすごい本かも・・と期待して読むと、当てが外れる。全然違いますから。 強いて一言で表すなら、‘小市民的ダークファンタジー’? 例えば、平家滅亡ゆかりの地在住画家によるこんな絵を想像してみて下さい。: 空を飛ぶババア(←ここだけシャガール風)、2人の子供と祭参加の遊女姿の5人の若い女性を乗せて海を漂う小船、絵の下4分の1を埋め尽くす蟹。 この小説から受ける印象を凝縮すると、私の場合、こんな絵になるのですけれど、なかなか長閑な光景ですが、共感できない登場人物ばかりで、無意味なレイプ・シーンなどもあって、積極的にお勧めしません。 | ||||
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凡長の駄作。読むだけ無駄。これは読後の感想である。私は以前にこの作家のレビューでこの作家は起承転結の結や作者の意見を書かない作家だと評した。やはりインタビューでも意見を書かないと公言しているだけに私のレビューも的外れではなかったことになる。 舞台は山口県新赤間関と山口市。高校生の徹と相沢は幼馴染。子供のころ共に鳩の死骸を見る。徹の実父は有名な政治家。夏休み月末、釣りに行った徹の弟と父は海で老婆の死体を見つける。死体には蟹が群がっていた。相沢の祖母と分かる。相沢はすべては無意味とする虚無感を持った危ない生徒。911テロは神の不在により起こったという。徹と相沢は女生徒らと共謀し女教師山根を監禁しレイプする。山根は信仰心の薄いクリスチャン。過去の聖堂焼失は自分の信仰心の薄さにあると認識している。レイプされた原因も信仰心の薄さにあると自分を攻めるとともに神は私、そして息子であるイエスをも救わなかったと罵る様になる。山根の自殺未遂。レイプ犯の謎の転落死。相沢への障害。徹は相沢の仇を獲るべく実父の元へ。しかし落雷死する。山根はレイプ犯らの死に対して神に感謝する。 この小説では、蟹が不吉な生物としてたびたび登場するのであるが、鳩の死骸、キリスト教、聖堂焼失、911テロとが、神の不在によって起こったといいたげな強引な展開と、消化不良によって、著者はなにがいいたいのか、がよく読者には伝わらないように思える。 金で雇われたにしろレイプ犯がそこまでやるか、簡単にレイプされる山根もおバカだし、落雷死と、まあ、著者の都合のいいストーリー展開は、私には違和感しか感じられない。 読んでいて噴出したことがいくつかある。 ・東京のホテルのロビーにいると母から電話があり徹が行ってみると母はいない。母の身に何かあったのだろうか。のちに分かったことは母は徹の実父の倉田とのセックスで忙しくロビーに来ていなかったことが分かる。よくそんな忙しい人がロビーにいるとわざわざ電話したものである。 ・徹の初体験は「階段を四、五段まとめて踏み外した感覚」、「痛みのない骨折」P216と表現。どんな初体験なのだろうか? ・「ケーキ泥棒」P326は普通は新聞記事には載らないと思うんだが……、 この著者にとっては、キリスト教、聖書、神、天皇は小説を書くための一小道具にすぎず、本人は『大審問官』でも書いたつもりなのか、個人的には「意味のない、小説」だったと思う……。 | ||||
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