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奪命者



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【この小説が収録されている参考書籍】
奪命者 (講談社文庫)

奪命者の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

続編が楽しみ

600ページを超えていますが、登場人物が少なく読みやすいです。
序盤から至る所に伏線があり、後で回収されているため、読んでいて飽きませんでした。
時間を忘れて作品を楽しめました。
回収されなかった伏線は続編で回収されると思うので今から楽しみです。
本作は映画化も決定しているようなので、早く劇場で観たいなと思います。
続編の刊行が待ち遠しい。
奪命者 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:奪命者 (講談社文庫)より
406512204X
No.1:
(3pt)

たどり着いた理想郷,でもその先は…?

仮タイトル(『AIの先に』)の引きずられてか,もう少し未来的で重いのかと思いきや,
主人公の二人が十代の男女で,翻訳にも独特のクセがないため,思いのほかに読みやすく,
中盤からはエンタメへと傾くこともあり,600ページ超ながら最後まで楽しませてくれます.

反面,盛り上げどころの終盤は駆け足で,あっさりと問題が片付いてしまうのは物足りず,
二人の師匠や組織のスタンスについて,ブレ気味に映ることがあるのは少し気になりました.

とはいえ,死を克服し,政治まで人工知能が行う『ユートピア』とも評されているこの世界.
それは望まれた,本当に正しいことなのか,行き着いた先には停滞と破滅しかないように思え,
中心となる生と死はもちろんですが,人間の幸せや生き方について考えてしまうことが何度も….

また,少年と少女が『死を与える役割』について,意識が変わっていく様子も見どころで,
サンドイッチのレタス(どうでもいい存在の意)と自嘲していた彼の想像を超えるその後や,
強い信念と決意を胸に歩き出す彼女の姿は,今は別れてしまった道が再び交わる日は来るのか,
さらに続刊(三部作)ではこの世界の掘り下げが進むとのことで,そちらにも期待が膨らみます.
奪命者 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:奪命者 (講談社文庫)より
406512204X

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