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スケルトン・キー
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スケルトン・キーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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次々とサイコパスによって殺人事件が起き、サイコパスは人の傷みがわからないから、何も感じることなく空気を吸うかのように当たり前に人を傷つけていく…そこまではありがちなのだが、それは実は主人公は双子でもう一人の方が犯人だった。二人の生い立ちは全く真逆でした…というストーリーなのだが話が出来すぎている気がした。 | ||||
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道尾秀介には大当たりと当たりしかない。これは当たりの方だ。 サイコパスの思考への理解とかいろいろ突っ込みどころはあるものの、それがどうした些細なことだと勢いよく物語に引きずりこまれる。 最後にもう少し、あと二行だけでも…と思ってしまう終わり方も秀逸。 | ||||
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敬称略。 道尾秀介の「スケルトン・キー」は、読者を一気に引き込むダークミステリー。 物語は19歳の坂木錠也を中心に展開されている。 彼は恐怖という感情が欠如しており、危険な潜入調査の仕事をこなしている。 天涯孤独の彼が唯一持っているのは、母から託された謎めいた銅製のキーだけ。 物語の始まりは、錠也が児童養護施設時代の友人から自身の出生の秘密を知らされるところから。 この情報が彼の人生を一変させ、衝動的な殺人の連鎖を引き起こす。 道尾秀介は、サイコパスの心理描写をリアルに描き出し、読者に強烈な印象を与える。 「スケルトン・キー」の魅力は、その緻密なプロットと予測不能な展開にある。 物語は二度読み必至の構成で、初読では見逃してしまう伏線が多く散りばめられている。 特に、物語の後半で明かされる真実は、読者を驚かせること間違いない。 道尾秀介の筆致は、サイコパスの冷徹な視点を通して描かれるため、読者は錠也の内面に深く入り込むことができる。 彼の行動や思考は、一般的な倫理観から大きく逸脱しており、その異常性が物語の緊張感を高めている。 また、物語の中で描かれる暴力シーンや殺人の描写は非常に生々しく、読者に強烈なインパクトを与える。 これらのシーンは、道尾秀介の卓越した描写力によって、まるで目の前で起こっているかのように感じられる。 「スケルトン・キー」は、単なるミステリー小説ではなく、人間の深層心理に迫る作品。 サイコパスというテーマを通じて、人間の本質や倫理観について考えさせられる一冊。 道尾秀介のファンはもちろん、ミステリー好きの読者にも強くお勧めします。 まとめると「スケルトン・キー」は、緻密なプロット、予測不能な展開、そして深い心理描写が融合した傑作。 読者は、錠也の異常な世界に引き込まれ、最後まで目が離せなくなる。 この作品は、道尾秀介の作家としての実力を再確認させる一冊であり、彼の他の作品にも興味を持たせる。 ぜひ、一読あれ。 あなたもこのダークミステリーの虜になること間違い無いかも。 | ||||
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趣味でサイコパス関連の研究書を何冊か読んだが、この小説は巷に広まる血に飢えた凶暴な殺人鬼像ではなく、淡々と損得を勘定しつつ惨事もためらいなく行う、本来のサイコパス像を丁寧に描いている。それに加えて、独特な感情の機微や、演出を巧く利用した展開等、読者を飽きさせない工夫で物語を進めていく。なにより血なまぐさいサスペンスでありながら、小さな希望を抱かせるラストに本当に感動した。この作者の本は初めて読んだが、いつかサイン会に行きたい。 | ||||
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読者に考えさせるスタイルなのでしょうが、もう少しレベルを落としてほしかったなぁ。。。と思いました。他作品で感じたような、なんと!そうだったのか!と言うような驚きも今回は少な目です。 | ||||
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サイコパスな人を理解するのは難しいのでしょうね。 後悔したり罪悪感がないので、自分の都合で何人でも殺人が出来る。 有名人にサイコパスな人がけっこういるようで、両極端なのか、興味深い。 この話はいったん終わりですが、数年後か何かあるかもしれません | ||||
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他の作家さんの書いたこういう仕掛けのミステリを何冊か読んだことがありましたが、それらは、読んでいてモヤモヤして、あまり気持ちのいい読書体験ではありませんでした。なので、自分とは相性が悪くて楽しめないテーマなのかと、やや諦めてしまっていました。 が、この小説は、細やかに読者に気配りしながら丁寧にすっきりと構築されていて、私にも十分楽しめました。面白かったです。 物語の後半は、謎解きよりもスリルとサスペンスの展開で、ハラハラしながら読みました。 暴力的なアクションシーンがある小説なので、苦手なひとは少し気をつけて。 | ||||
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小説界には、双子の関係するストーリーを書くときには、双子に関連していることをはじめに明記しなくてはならないルールがある、と聞いたことがあるが、この小説はうまく一人をふたりに分けていく。 | ||||
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騙された。 気づいたら最後まで読んでしまった。そんな内容でした | ||||
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どんなに注意して読んでいても、見事に騙される。 嫌な騙され方じゃないので、また読みたくなるんだけど。 | ||||
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道尾秀介は裏切らない | ||||
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この小説を元にした曲を聴いて気になって買ってみました。サイコパス過ぎて怖かったです。 | ||||
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展開すごく面白いけど、設定のせいで、話が安っぽくなってる。 出てくる人ほとんどサイコっていうのは、いただけない。 サイコ同士で戦うシーンあまり面白くなかったけど、うどんの人物像とか描写は素晴らしかったです! | ||||
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児童養護施設<青光園>出身のサイコパスの坂木錠也は、ある日同じ園で育った迫間順平と会うことになり衝撃的な事実を告げられる。ここから、物語が一気にジェットコースターのように目まぐるしく息つく間もなく展開します。この事件の落としどころは何処なのか、判明した時点で途中感じた少しの違和感も腹落ちします。 ミステリーとしては使い古された感もある手法も巧みに滑り込ませ、また冒頭からの話の繋げ方も上手いです。ただラストは個人的には中途半端な感じがして、どちらかというと一方向に振り切って欲しかった気がします。 | ||||
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児童養護施設で育ち、現在は週刊誌記者の危険な仕事を請け負っている19歳の坂木錠也が主人公。 錠也の養護施設時代のいくつかのサイコなエピソードを 脳裏に刻んで読み進めて行くと中盤で見事に騙される。 読者に錠也の異常性を植え付ける前半の導入部分はお見事! そして終盤に向かってのグロテスクな応酬。 ミステリーとサスペンスが融合したスピード感のある スリリングな展開に最後まで目が離せませんでした。 エピローグはガラリとイメージが変わり温かさを残す物でしたが ここは更に新たな恐怖を示唆するラストの方が余韻が残ったかも知れません。 それでも久々に読んだ道尾さんの作品、堪能しました。 | ||||
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いや~~トリックには騙されました!! 日本語ならでは、というか、あまり書くとネタバレになりますが、お見事です! 装丁もよ~く見ると、意味がわかるという、凝ったつくりです。 心暖まる作品も多い道尾秀介さんですが、 今作のダークぶり、バイオレンスぶりもやはり道尾さんの魅力全開でした。 最後の章は、やっぱり涙が出ちゃいました。 ハッピーエンドなのかどうなのか…判断はそれぞれに任せられていると思いますが、私はこのおわりかた、好きです。 | ||||
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「道尾作品史上もっともダークな制御不能のノンストップ・サスペンス」 このオビ文句に惹かれて購入。道尾作品は久々に読みました。 主人公はいわゆる「サイコパス」と呼ばれるような男だが、単純なシリアルキラーなどとは違います。 彼は自分の特徴、つまり「まともでいるためにはどうすればいいか」を理解しているという点が、とても興味深い。 発汗が少ない、心拍数が低い、など参考文献を見ても、著者は「サイコパス」についてかなり調べてから、主人公を形作っていったんでしょう。 その姿勢というか、事実を踏まえて書いているからこそ、主人公が初めて「恐怖」を感じるシーンの描写などはとても素晴らしい。格闘シーンも臨場感があってとても楽しめました。 ミステリーとしての謎解き的なオチに、驚きはないかもしれません。 でも、きっと「やられた!」と思う瞬間があります。私は余裕で一本とられました。 そのやられた瞬間に気付いた時の驚きと悔しさはなかなかのものだと思いますし、結果的には普通だろうと思っていたオチも「そういうことか!」と膝を打つこと必至かと。 スピード感がある文章は読みやすかったですし、かなり楽しめたミステリーでした。 | ||||
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