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スケルトン・キー
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スケルトン・キーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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パパラッチのバイト青年が巻き込まれた殺人事件をめぐるミステリ。 主人公は、胎児の時に母親が銃殺される、という不幸に見舞われ、恐怖という感情を無くしたという設定である。 ある日、同じ養護施設で育った男から、自分の父親が、主人公の母親を撃ったと告げられる。その加害者である父親が、何者かに殺害された事件に端を発し、主人公は自身の知られざる秘密にたどり着いていくことになるのだった…。 主人公が殺人犯?というミスリードは弱めなのは良いが、では誰が、は少々脱力。正当なミステリとしてはアンフェアだが、見るべきはそこではないのだろう。 第二の殺人、そして、思いもよらぬ人物参入のハラハラの修羅場と、見せ場はあるのでフーダニットじゃないと思えば愉しめる。常軌を逸したキャラたちも良い味を出している。 タイトルの意味は、主人公の出生に関わってるのだね。 | ||||
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帯が煽りすぎで期待値が上がってしまった。タネも途中で匂わせる描写があったのでピンときてしまい、「ああやっぱり」という感想になった。つまらなくはないのだが、意外性に乏しい。 最後の寓話的な一節はちょっとがっかりした。サイコパスの物語に感傷的なシーンはいるのだろうか。オチが思いつかず、無理矢理タイトルと絡めたように見えるのだが。 | ||||
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核心部分に触れたことを述べています。 未読の方は読まないでください。 本作は、19歳のサイコパス青年が主人公という意欲的かつ、挑戦的な作品となっています。 なぜ挑戦的かというと、一般的に考えて、サイコパスの1人称には次のようなデメリットがあります。 1 読者が共感できない(サイコパスの行動原理がわからないから) 2 悪漢小説になってしまう 3 そもそも作者がサイコパスの心理を把握できていないと書けない 他にもありそうですが、主だったものはこんなところでしょうか。 これだけ見てもエンタメとして成立するのはハードルが高そうですが、 本作ではかなりの部分でその問題点を乗り越えていると感じました。 『サイコパス』という著書のある脳科学者中野信子先生のお墨付きも解説にある通り、サイコパス性の描き方は秀逸だと思います。問題点1に関しても、著者の熟練のストーリーテリングで上手く読ませてきます。素晴らしい。 しかし、おそらくエンタメ的サービスなのでしょうが、双子の叙述トリックがこの作品には含まれています。確かに手が込んであり、驚きはあるのですが、飛び道具的な使用であり作品をチープにした感は否めず、せっかくサイコパスの1人称が上手く描けているのだから、主人公が自身のサイコパス性と向き合う話にしてほしかったと個人的には感じました。 それが、☆を2つ下げた理由です。 とはいえ、総じて、出来の良い作品であり、サイコパスに興味のある方には、おススメです。 | ||||
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サイコパスを物語地、するのは、難しい、最終章を残して、リタイア! | ||||
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道尾も大分衰えたか、途中どんでん返しがあるのだが余りにもチープ、必然性もひねりもオチもなく、サイコパス物として切れ味を薄くして最後の謎解き寓話も意味が全く通じない。初めて星を落とした感想になった。 | ||||
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施設で育ったサイコパスが殺人を続けながら重大な事実に気づく物語。読みやすくて途中までは主人公がどうなるのかととても面白い展開でした。でも途中で主人公が○○だと分かると興醒めして、終盤の攻防戦では残念な気持ちにもなった。もっと犯罪者の心理を突き詰めて欲しかったのに、もったいない。 | ||||
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サイコパス物は好きだが、ちょっとこれは・・・ タイトルにもつながる最後のエピソードって、1本小説を書いてしまうほどのものか? | ||||
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トリックではないという事とサイコパス誕生の原因に関わるということでこの禁じ手は許せるかどうか、 グレーゾーンですね。 この手を使わないで物語がまとめられたら評価はもっと上がるんだろう。 | ||||
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長年生きてきて個人的に受け入れる事が出来ない小説や映画のエンディングが2パターンありまして。その内の1つだったので、哀しかったです。もう1つは、全て夢でしたっていうパターンです。半分位残して読む気も半分以下に。 | ||||
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面白いっちゃ面白いけど、途中からサイコパスというよりゾンビ物読んでる気分だった 余りにやり過ぎると逆に滑稽味が出てきてしまう ↑を感じさせないままに最後まで引っ張ってくれると有難い 一番肝心なトコ不消化で残してるっていう事は、続編書くのかな? | ||||
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主人公がサイコパスというには感情的に描かれ過ぎていて、物足りませんでした。冷たすぎるほどの合理主義・利己主義がサイコパスの魅力(というと語弊があるかもしれませんが)だと思うのですが、それが私には感じられませんでした。主人公は生い立ちや環境もあって言動に問題はありますが、サイコパスではないと思います。 ただ、ミステリとしては普通に面白かったです。読後にゾクゾクくるような意外性はありません。予想していたよりも感傷的な物語でした。 | ||||
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サイコパスといわれた錠也が児童保護施設を卒園し、社会人生活を送るが、かつての園の友達うどんと会ったことことで 事件が巻き起こっていきます。 伊坂幸太郎と中村文則チックな話で、それなりに面白いのですが、正直、このトリックをされたら気づくわけない反則的なストーリー展開です。 最後の方も泣かせよう、という感じが全面に出てしまって逆に興醒めでした。 つまらなくはないですが、トリックを見破る、という意味においてはどうかな、と感じました。 | ||||
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