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雨降る森の犬
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雨降る森の犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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馳さんの、犬がテーマの小説、第3弾である。 主人公、雨音は伯父の道夫に連れられ、道夫の家に行く。彼女は母の妙子と一緒に東京に住んでいた。しあkし、母はボーイフレンドを作り、その後を追ってニューヨークに行ってしまった。雨音は日本に残った。ひとりで暮らすことに母が反対したので、道夫と暮らすことを選んだのだ。 道夫は、ワルテルという名の大型犬、バーニーズ・マウンテン・ドッグを飼っていた。しかし、最初は雨音には懐かなかった。急に走り出してリードを持つ雨音がケガをしたこともあった。 2週間もすると、学校や新しい環境にはなじんできたが、ワルテルのほうは、雨音を子分と見なしていて、素直に言うことを聞いてくれない。そのころ、隣の別荘に泊まりに来た、正樹という若者と知り合う。ワルテルは正樹に懐いていた。 雨音を中心として、田舎での正樹やワルテルとの触れ合いが描かれる。あっと驚くどんでん返しはないが、ちょっとした登場人物の心の動きや出来事が、優しく読者に語りかけてくる。母との折り合いがうまくいっていない雨音。継母と仲が悪い正樹。そんな2人を道夫がまとめ、ワルテルが絶妙な緩衝材となってくれている。ほのぼのするだけの物語ではないが、犬好きにとっては読んで損のない一冊。 | ||||
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20年以上に亘 バーニーズ・マウンテンドッグとの付き合い。 その迷わない愛情あふれる精一杯の生き方が、群れのボスとして家族の長として尊敬され、小説の主人公であるワルテル、雨音、正樹の動作や思いや感情にも凝縮されて、「人間と犬(動物)・・・生きるものに主従関係はない」一つとなった家族観を、読み手にストレートに伝えてくれた、力強い秀作だと思いました。 主人の作る数々のイタリアンスパゲッティのレシピー、これに挑戦してみます。 | ||||
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