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シャングリ・ラ
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シャングリ・ラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 21~40 2/5ページ
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設定は当時にしては斬新ですごいものかもしれませんがその掘り下げが甘く、描写も全体的に薄いうえに、コロコロと場面が変わって読んでいて疲れました。 文章もごく平凡なライトノベルに肩を並べるか、少し上か程度で如何せん期待に沿ったものになりませんでした。 とにかく設定が詰まっている小説が読みたいんだという方にはオススメできるかもしれませんが、そうでなければ手に取る事はあまりオススメできません。 | ||||
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個人的には好きです。 魅力的な設定と(賛否あると思いますが)若い者が次世代を担っていくキャラ設定。 面白く読みました。 ただ、人には勧められないかな・・。 荒唐無稽。もとすれば支離滅裂な方向に行っているとのご意見も 否定できません。 もう少しテーマを絞れば、読みやすかったかな、という気もします。 また、主要人物が不死であるかのごとく、 何度もよみがえるのに対し、 名もなき人たちがいともあっさり亡き者にされてしまう事も う〜ん。と疑問を感じてしまいました。 しかし、私はそれを踏まえた上でも 面白く読みました。 次作テンペストもそうですが 登場人物が明るい。 この状況でここまで強く明るくいられるものか? と、(それを軽い、薄いと見る方もおられるでしょうが。)思うほど。 そして、国を憂い、世界を憂い、未来をいい方向へ変えようとする意志。 とんでも、な人物もシーンも出てきながら 飽きずに読み終える事が出来ました。 評価が極端に分かれる話だと思いますので まずは中身を確認してから購入されることをお勧めします。 | ||||
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温暖化、炭素経済、超高層都市と格差社会、歪んだ森林化。扱われるテーマ惹かれてに購入しました。SFとしてこれらのテーマを元に進んでゆくストーリーはなかなか面白かったです。 しかし、一方で登場人物はキャラが極端にディフォルメされていて人間味が全くない。繰り広げられる戦闘シーンはリアリティの欠片もなく、戦車をブーメランで破壊したりと、週刊少年漫画のノリです。 人物も戦闘も策略もとにかくご都合主義が多く、後半はとにかくカオスになります・・・。 世界観は硬派でそれなりなのに、このギャップに最後まで慣れませんでした。 アニメ化されているらしい(?)ので、そちらから入ってきた人には合ってるのかもしれません。ハードSFを期待している人にはおすすめできません。 | ||||
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一昨年まで文学部のくせに活字が苦手でした。 急にふと読書に目覚めてからは、いろいろ読むようになりましたが、 それでもやはりSFというジャンルにはあまり手を出せずにいました。 なんせハリー・ポッターシリーズですら読めないもので。 それとこの作品を同じジャンルとしてとらえていいかわからないのですが わたしの中ではSFっぽいと認識したので、その体で書かせていただきます。 上巻も下巻も、テンポよくさくさく読めるシーンとそうでないシーンが はっきり分かれてしまいました。 結構グロテスクな表現をさらりと文章の中に入れてくるので、 想像したりすると結構気持ち悪いなあ…とも思いつつ。 そもそもの連載が『Newtype』というアニメ情報誌でした。 (当時の挿絵を描いておられた吉田健一氏のファンなので、 この本を手に取ったといっても過言ではありません。 挿絵は掲載されていませんが。笑) ですので、普段ふつうの(というと賛否両論ありそうですが)小説を お読みになる方は、主人公を始めとする各出演者に違和感を感じるかも しれません。それくらいキャラ設定がぶっ飛んでます。 アニメ情報誌に連載するものなので、ふつうの小説で、ふつうのキャラクターを 動かしても、あまり意味がないからでしょう。 『アニメっぽい』という感想をお持ちの方もおられるようですが、 まさに正解だと思います。 小説で読むとかなりぶっ飛んでいる内容だと思われるでしょう。 しかし、実際これはアニメ化もされていて、そちらを見ると あまり違和感がなかったりします。 やはりもともとのターゲットがアニメ視聴層だったのでしょう。 わたしの中では、変にパラレルワールドに行くくらいなら、 これくらいぶっ飛んだ設定の方が逆に読みやすくも感じました。 初めてのSF小説でしたが、楽しく読ませていただきました。 下巻後半部は、結構無理矢理、というか、一気に動いていて 詰め込まれた感があるのですが、それもまたスピーディーで 面白かったということで! 彼のほかの書籍も読んでみたいです。 | ||||
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設定、キャラクター、勢いは素晴らしく、そして確かに面白い。 が、なんともまとまりがなく展開が唐突で、小説としての完成度が低く感じられる。 連載ものだと知って納得。おそらくその場その場で面白くしようとしたのだろう。結果として、確かにずっと面白いがひとつの小説としては破綻している。 面白いが小説としては評価できない、そんななんとも不思議な作品。 | ||||
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あなたがいわゆるライトノベルやコミックをこよなく愛し一般書をあまり手に取らないのなら、あるいは読書経験が浅いのであれば、存分に楽しめるかも知れません。本書はギミック満載のジェットコースター・ノベルですから。 あなたが一般書を好んでいるなら、本書を手にするべきではありません。時間の無駄です。 要するに少年マンガの作話レベルであって、小説としての完成度などを語るレベルにはありません。 用語の間違いや小学生レベルの数値・数量の用い方などには、編集者の存在を疑いたくなります。 このオハナシに一般作品の如き惹句を施す出版社の売らんかなの姿勢は、読者を小馬鹿にしているようでもあります。 尤も、言語道断の域に達している悪い意味での荒唐無稽なこのオハナシを、ゲラゲラと笑い飛ばしながら楽しめるように、例えば藤岡真作品のように扱っていてくれたなら、また違う感慨を持ったかも知れませんが。 そのよう意味で、度量の大きなヒトならば読み捨てにするも一興かと思います。 その程度の「オハナシ」です。 | ||||
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時は21世紀半ば。 第二関東大震災で壊滅し、更に地球温暖化により熱帯化した東京が舞台。 森林化した東京は首都機能と住民の大半を巨大積層都市アトラスに移転する。 炭素本位制に移行した世界経済。 難民ゲリラ(しかも美少女とニューハーフが中心人物)と政府の内戦。 更には皇族も絡んだサイキックバトル。 めくるめくヴィジョンの波に圧巻の一言。 それにしても、これだけ豪快なものをきちんと着地させて完結させるなんて、あまりにも凄過ぎる力技だ。 「SFが読みたい!」2006年版国内篇第3位 2009年にテレビアニメ化される。 BGMにはGO!GO!7188「アンテナ」収録曲「地球最後の日 」「ちんとんしゃん」がピッタリだ | ||||
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ストーリーを書いて行く過程でアイデアを詰め込みすぎて結局何がしたいのか解らなくなってしまったような印象ですね キャラの個性は強いのだが各キャラの役割がみえず、ただただ人が増えていく。 文章も若干稚拙な部分が感じられました 世界観の設定はよかったのですが内容は・・・で☆二つ。 | ||||
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タイトルとバベルの塔の表紙が気になって買いました。 温暖化防止のために炭素経済になった世界は近未来的なSFってかんじでよかった。 凶暴化して挙句に飛行機まで打ち落とす植物が出てきたりもまあいいだろう。 しかしアトラス計画の目的があまりにも古典的というか神話的であるところもSFだと思えばいいとする。 しかし、出てくるキャラがどれも微妙でした。 主役のクニコをはじめ、ミクニもカリンも少女というより子供なのが人間的に浅い。 そしてニューハーフや女医もあまりにも典型的すぎて現実味がない。 女ばかりなところや肉体描写が多いところが少年漫画みたいな感じですね。 設定がよかっただけに残念です。 続きは読まないな。 | ||||
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どこからこんな発想が生まれてくるのだというようなあり得ない設定の上でのみ成り立つ論理と皮肉でストーリーを構成し、最後にその世界の中ではうまく完結するという著者のパターンに今回もしっかりとはまりました。 ただ今回はあまりにも多くの人が死んでいく傍らで、なにがどうなっても死なない人がいて、結末も不愉快な総理大臣が現れるなど、かなり無理をしています。でもエンターティメントとしては楽しめるのではないでしょうか。 読了後、強く印象に残っているのは「あとがき」に書かれた「東京のシンボル」です。そこからこんなストーリーを作り出してしまう著者の思考回路にはびっくり。「やどかり・・」を読めば何となく納得できるけれど。 | ||||
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この著者の作品は初めて目にするが、文章がお粗末過ぎて違和感がありまくり、とてもじゃないけど読み進められない。世界の描写もいまいち“う〜ん”って感じですが、登場人物がまた薄っぺらいですね。どうしてこんなのが高評価を得ているのか理解に苦しみます。帯に騙されて買って損した、というのが正直な気持ち。下巻には絶対手を出しません。 | ||||
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思う存分書きあげた、 沖縄の作家の一品、ともいえる。 かなりぶっ飛んだ発想で、 ディテールは展開されながら、 一本通った本筋はダイナミック。 森の浸食によって、 地上に人が住むことは難しい時代。 しかし、貧しい人たちは、 そこで生きざるを得ない。 地上から高くそびえる大きな仮想都市“アトラス”に住むのは、 特権階級や、裕福な家庭、 あるいはくじ引きで当たった一握りの幸運な人たちでしかない。 それはランクによって格付けされた世界。 充分な空間はあるにもかかわらず、 未だ、差別はなくならない。 そして、その差は、直接命にかかわるものである。 大きな伏線に富んだ上巻を受けて、 その謎が解き明かされる。 炭素経済のスタートから終焉。 なぜアトラスが作られたのか? 皇位継承者とは? その継承者の3人のつながりは? ゼウスとメドゥーサ、どちらが生き残るのか? すべての謎は、 新たな未来の幕開けのためでしかない。 二転三転しながら、 大団円(?)に向かっていく。 かなり、 ぶっ飛んだ表現のため、 軽いコメディのようにとらわれそうだが、 とんでもない。 この差別は、 沖縄を差別し続けた大和民族への批判であり、 天皇制を未だ固持する体制への批判である。 思い切ったそのパロディは、 クローン人間まで現れ、 かなり強引な皇位継承者たちのオンパレード。 そして、新たな“天皇”が現れない限り、 この国が救われないというのは、 彼独特のブラックユーモアである。 これに発想を得て書かれたという『テンペスト』もまた、 ぜひ読んでみたい。 | ||||
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最初は良かった。アニメを途中まで見ていたので、アニメではわからない細かいことを知りながら読めて良かったし、面白いとも思いました。 後編の途中からは正直疲れました。 まずキャラが濃すぎて正直引いてしまう。 何度も「うふふふふ」と人間ではないような技を披露されては茶番に感じてしまうし気持ち悪い…。 読み疲れを感じたのは本当に久しぶりです。 ラストへ向かうところは内容を詰めすぎているようにも感じました。 確かにライトノベルならいいんじゃないでしょうか。 | ||||
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沖縄の作家・池上永一の作品で、 アニメ化されて、現在放送中。 僕の知る限りでは、 はじめて、沖縄が舞台ではない作品。 未来世界を描く。 資本主義経済社会から、 炭素経済社会へと移った時代。 炭素の排出量を減らした国こそが、 世界を席巻できる。 そんな炭素経済を読み取ることで、 利益を得ているカーボニストたち。 地上は人が生きるには厳しい環境となり、 地上から、天に向かって、 人々は、生きる生活空間を延ばしていった。 それはあたかも、 バベルの塔のようにも思える。 この超巨大塔に住むことのできない多くの人々の中から、 ゲリラによって、生きる場所を確保しようと、 闘う人々がいた。 彼の作品には、 魅力的な少女が主人公であることが多いが、 今回も女子高生(?)が、主人公。 ゲリラの首領となって、 政府にたてつく。 しかし、 ことはそんなに単純なわけではない。 めちゃくちゃながら、 魅力的な登場人物たちがオンパレード。 それぞれの抱える事情と、 まだ明かされない謎。 まずは出そろったところで、 ゲリラ軍の命がけの最終決戦が始まろうとしていた。 上巻は、そんなところ。 | ||||
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全体としては面白い本だと私は感じました。 シャングリ・ラ上の方は経済には頓珍漢な私にも楽しめたし、アニメと併読するとさらに面白さが拡がっていきました。登場人物の感情も良く判るように文ができており、読みやすくできていました。 しかし、シャングリ・ラ下からは段々と展開を早く進めるが為、「ビックリ」させるが為にとにかく「すごい」数字が頻出したり、後出し設定が多数でたりと、少し首を傾げてしまうような内容になっていたと感じてしまいました。 また、色々な国や宗教の神話が絡んでおり、オチもある程度神話を知らないと分からないのかな、とも感じました。 | ||||
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2周しました。一回目は3週間程かけて。2回目は12時間続けて。 結論から言えば、これはライトノベルという分野に入るのかなと。 その手のスピード感やグルーヴ感が好きな人には受け入れられるし、そうでない人には無理。 まあ、ライトノベルにしてはヴォリュームがライトでない気がしますが(w 背景設定や前半部分はなかなか面白いと思います。 炭素本位制の経済という発想は好きですが、もう少しこれを詰めてほしかった…… 「カーボニスト」たちの活動は滑稽に見えますが、今の市場で躍起になっている エコノミストたちと何ら変わりがない……と思うと、現実の市場の異常さを あざ笑っているかのごとくです。 それだけに、より丁寧に扱ってほしかった…… あるビジネスモデルがこの小説の重要な部分になっていますが、 すぐに破綻することは、注意深く読んだ人ならすぐに分かると思います。 現実の金融商品も、同じぐらい杜撰なものかもしれませんが。 一方戦闘のシーンは、大味なものが好きな方にはいいんじゃないでしょうか。 細かい物理法則や現実味、つじつまを気にする人はお断りです(w 宮崎アニメ好きならこたえられないおもしろさだと思います。 個人的には、もうちょっと創造主や人間の浅はかさについて、 踏み込んで考えさせるような面があれば、奥行きもでたのでは と残念に思っています。 | ||||
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設定がとにかく雑の一言。東京しか描いていないが、日本には東京しか人が暮らしていないのかって、不愉快になる。経済炭素だかなんだか知らないが、マーケット描写は鼻につくし。 架空の都市、それもこの世以外のとぎ話であれば、まだしも、実際の世界を舞台にしたのは 興ざめでした。ただただ分厚い作品です。買ったからには勿体無いので完読するしかないというのが正直なところ。 | ||||
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他の方と同意見で、登場人物達が暴走しすぎです。 特に最後の最後は力尽きたか、前半で打った布石の収拾のつけかたが無茶苦茶です。オカルトなどのサブカルチャーは好きなほうですが、それでも苦笑いしながら読みきった感じです。 謎の解も登場人物に語らせて説明するでもなく無理矢理に解説してしまっているのが残念な感じです。 世界観は面白いのにドタバタ劇にしてしまったのが残念でなりません。 | ||||
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正直表紙にだまされた感があります。だってブリューゲルのバベルの塔ですよ。一般小説の棚にあって30過ぎのオッサンが買ってしまったので「んーー、思ってたのと何か違うぞ」というのが正直なところです。 表紙と書店でパラパラと読んだ感じで骨のある近未来小説を期待していたのですが…。 経済炭素とかその辺の設定は昨今の事情を考えるとリアリティがあって面白いのですが、登場人物がアニメチック過ぎてちょっとなんだかなぁ・・・という感想です。調べたらNewTypeで連載してたんですね。なんとなく納得。素直に漫画かアニメ、もしくはライトノベルとして出したほうが良かったのではと思います。 直前に新田次郎とか渋いのを読んでたんでギャップがありすぎでした。 | ||||
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アクションシーンとかはいいんですけどね、登場人物達の生命力が異様に強いんですよ 最後の最後でも………… まぁ、1回2回はいいんですが、3回目くらいで『不死身かよっ!』ってなりました。 ドンデン返しはいいんですけどねぇ…… あとなんか理不尽な出来事が多いと思いましたね アクションとか、《驚愕の》ドンデン返しを望むなら、本物の不死身が登場する成田良吾の『バッカーノ!』をオススメしますね では、有り難うごさいました。 | ||||
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