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秋萩の散る



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【この小説が収録されている参考書籍】
秋萩の散る (文芸書)

秋萩の散るの評価: 3.71/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

本書も限りなく失敗作に近いのでは

著者の作品を読むのは、、に続いて三作目です。どれも問題含みとしか言いようのない作品ばかりです。著者の視点はどれも興味深いのですが、結構ひとりよがりのpedantismで特異な言葉の用法が作品の中で昇華されていないのです。本書収録の作品はその大半が雑誌に掲載されたものですが、本書での収録の順序は、雑誌掲載の順番とは微妙にずれています。
さて本書の時代は奈良時代です。もっとも本書では奈良は「寧楽」として全編表示されているのですが。登場する人物は歴史上の主人公を中心としているのですが、どれもそれほど著名な人物ではなく、かつそれぞれの作品の背景となるこの時代の基調となる説明が不十分なため、虚と実の交錯が読者にはどうも楽しめないのです。おそらく著者は通説とは異なるメッセージを本作品の中で提示しようとしているのは何となく理解できるのですが、もともとあまり有名な人物が素材とされているわけでもなく、メッセージの呈示が断片的でその呈示を支える時代背景の展開が弱いため(これは短編というスペースの限界のせいでしょうか?)、メッセージの魅力が強く訴えかけてこないのです。そして凝りに凝った風景描写がどうも浮き上がってしまうのです。
秋萩の散る (文芸書)Amazon書評・レビュー:秋萩の散る (文芸書)より
4198642702

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