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若冲
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若冲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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フィクションとして面白かったです。この作者さんのはいくつか読みましたが、これが一番すっと入ってきました。 時代物って当時と現代との齟齬が邪魔して読みづらいのが多いのですが、かなり現代によせてあるのでしょうか。 空白の中に、それぞれの若冲像があるのは無理もないことですが、美術館や、お寺へつい足を運ばせてしまう、パワーのある作品です。 今後作に期待しています。 | ||||
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絵画教室の仲間と読みまわし、数奇画家の人生を語り合いましたが、彼の数奇な、強い直観が、あの絵画を生み出した、と 納得しました。 | ||||
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若冲の絵画ファンで、特に雪中 鴛鴦図に惹き付けられる意味が分かりました。彼の生きざま、江戸時代の絵師の役割、京都の実相寺の関わりなど、ストーリー性も高い小説でした。 | ||||
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”若冲”の生活環境が独創的設定で、若冲に興味が有り、出てくる寺社の名前のところで,又関連作品を思い出させる筆運びは 最高に時間を忘れさせてくれました。 | ||||
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澤田瞳子著『若冲』は、人間、美術、江戸時代の京都が見事に描かれていて、とても素晴らしい本です。絵師・伊藤若冲が結婚していたかどうかなど、美術史家の見解と異なる点があるかと思いますが、小説として見る限り、納得感をもって読むことができます。 若冲の絵からその奥に含まれているものを読み取る著者の感性、若冲の絵には贋作が多いと言われることを物語として昇華させる著者の手腕が素晴らしいです。そして、人間が生きていくうえで心の汚さと美しさ、孤独と共感、それらが迫力ある筆致で描かれています。 特に私の心に響いた言葉は、以下のところです。 「人を憎んで描いた絵と、己の罪を悔いて描く絵はまったく別物」 「絵とはそれを描く画人のためやのうて、世間の者のためにある」 「わしはあの時、あの鳥と獣しかおらんはずの屏風の中に、とっくの昔に死んでしもうた者の面影を、間違いなく見ましたんや」 この『若冲』の文春文庫で唯一残念だったことは、巻末の解説でした。解説者の書いている文章は、歴史と小説の関係を説明するために、長い前置きとなり、あげている事例も本編の『若冲』の品格にまったくそぐわないものでした。このようなものを執筆した解説者、および掲載した編集者に猛省を促したいです。 | ||||
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相国寺に寄贈されたあの動植綵絵、点描画で描かれた象の入った鳥獣花木図屏風などの素晴らしい傑作が生み出された背景を京都の錦小路の商いや家族や親族との関係性を踏まえた想像する力が素晴らしい。江戸中期の京都に生きているかの様な気にさせられる。 | ||||
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文庫が出て、通勤電車を降り忘れながら読みました。 単行本のレビューが賛否両論だったので楽しみにしていた作品です。 私の歴史小説ランキングではベスト5〜3に食い込む勢いです。 40年以上前、建築史を目指す学生の頃、出たばかりの梅原猛「隠された十字架〜法隆寺論」を読んだ後の興奮を思い出しました。その後しばらくの間、他の建築・美術関係者の法隆寺論が面白く無くなったのには困ったものでした。 「満つる月の如し」の定朝も然り、これからもフィクション、ノンフィクションを自在に行き来する澤田ワールドで楽しませてもらえる事を楽しみにしています。 明るい暗いはそれぞれの好みですが、人それぞれながらみんなヒト。 今年の大河ドラマの直虎の面白さと近いかも知れません | ||||
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