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連続殺人鬼カエル男ふたたび
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連続殺人鬼カエル男ふたたびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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カエル男の続編。1作目に比べると狂気やグロテスクな描写は控えめ。法律やネットの風刺などが多かった。主要キャラが刑事と見えない犯人だけなのでスケールダウンが否めない。分かりやすいターゲットを立てて前回と同スケールで展開してほしかった。 39条を利用し罪を逃れた似非精神疾患者の医療刑務所での生活描写は興味深かった。 | ||||
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最後の最後での2重3重のどんでん返しには、参りました。 | ||||
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前作を読まれていること推奨です。 前作は動機不明の事件が立て続けに起こったり、終盤のどんでん返しに次ぐどんでん返しで まるでジェットコースターのようなストーリー展開にドキドキさせられました。 その反面、救いのない終わりで個人的にはイヤミスかな。などと思ったり。 今作は淡々と話が進む一方、報いを受ける人が受けているという点。 一連の事件の区切りがひとまずついた。という点で読了後はスッキリとはしました。 続編。というより前作の後日談として読んだ方がしっくりくる作品です。 | ||||
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一作目が面白かったので二作目も手に取った。他の評者コメントにもあるように、ストーリーの新規性や斬新さは前作に及ばないと思う。 一方で、ストーリーやキャラクター、犯罪の描写以外に目を向けると、刑法三十九条や医療刑務所、警察組織が抱える構造的な問題、マスメディアの存在意義などが浮き彫りにされている。これらがまったくのフィクションではなく現実に即したものであることを考えると、読む価値はあるのかと思う。個人的には続編を期待したい。 巻末の解説は蛇足。 | ||||
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気に入ってます | ||||
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デビュー作であった「カエル男」。 読んでいる人は当然「犯人」が誰か、を「知って」居ます。 其れが前提になっているのですから、単なる「倒叙推理」(代表例がドラマ『刑事コロンボ』)だと思ったら、既に作者の「仕掛け」に見事に嵌まった儘、読者は「事件解決」の後迄引きつけられてしまうのです。 私はクラシック音楽愛好家なので「岬先生シリーズ」も好きですが、同時に其れとは真逆の「音楽の悪魔性」をも描いてしまう著者は、既に「古典的ミステリー」の枠を超え、出版社のマーケティング戦略のお陰で一応「ベストセラー」にはなるものの、数年後には忘れられ中古市場で1円程度の価値しか付かない凡百の「翻訳ミステリー」等が到底及びも付かない「仕掛け」をも編み出す空恐ろしい才能を持った作家だと思います。 然も此れだけ「多作」乍ら、どの作品にも「独自性」があるのは真に驚くべき才能と言えます。 強いて「共通項」を挙げるとすれば、「音楽への偏愛」でしょうか? 其れは時に読者を励まし、時には戦慄すらさせるのです。 前作のレビューにも書きましたが、「音楽には神も悪魔も居る」のです。 クラシック音楽の数多の「楽聖」達や「有名音楽家」が決して「道徳的善人」「普通の人間」では無かった事、寧ろ「嫌な奴」「性格破綻者」「殆ど犯罪者」だった(である?)ことを考えれば、当然なのかもしれません。 なんで「あんな奴」がこんな世にも妙なる旋律を編み出したのか、なんで「あんな変人」がこんな美しい音を奏でる事が出来るのか、それを考えてみれば、著者が「人間の闇」と「音楽」に拘る理由が分かるのかも知れませんね。 最後に一言。此の作品を読まない人は確実に「損」をします。 図書館で借りて読もうなんて「ケチ」な事は考えない方が良いです。 何故なら、此の著者のミステリーに「外れ」は無いだけでなく、数度の「読み返し」にも堪え得るものだからです。 | ||||
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すぐに届きました。本もとても状態の良いものでした。 | ||||
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古本とは思えないほど綺麗でした。とても満足です。 | ||||
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連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫) の刺激的なストーリーがおもしろかったので続編の本作も購入。 前作と比較して冗長な説明やストーリーの引き延ばしでテンポが失われている印象。また、貴志祐介さんの作品もそうだけどホラー系は難しい漢字や四字熟語の使用がお約束になっているのか、前作同様本作も多用されている。ルビは最初だけなのでその後は都度、これなんて読むんだっけとさかのぼったり、意味を辞書をひいたりでちょっとメンドクサイことも。 描写は相変わらずリアルで巧みだけど、ストーリーは鈍感な私にもなんとなくわかってしまう陳腐さが漂う。 総じて刺激的でおどろおどろしさを醸す文体とストーリーは楽しめるけど、タイトルのインパクトに見合うおもしろさが本作には無いように感じた。 しかし、ツッコみどころが多少あっても、前作を読んだら区切りとして読んでおきたい、読まずにはいられない作品ではあると思う。 なお、巻末のあまりおもしろくない解説はいらないと感じた。 | ||||
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凄惨なシーンで暫く読む気力がなくなりましたが何とか読了。ストーリー展開が練れていて、かなりの秀作だと思います。 | ||||
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①刑法第39条への警鐘第2段である。重篤な精神疾患患者の犯罪責任は問われない。マインドコントロールを犯人に施し、家族を殺された復讐を企てる医師。転移から最転移への逆転。複雑な仕掛けが施されているが、動機は復讐。 ②前作をどのように続けていくのか、楽しみであった。あっという間に読み終えた。面白さ抜群であるが、刑法第39条への警鐘と受け止めたい。医療刑務所の不十分な医療体制と再び重篤な精神疾患の犯罪者を世に放つ危険性。ラストに登場する有働さゆり(殺人衝動)と古沢冬樹(精神疾患偽装)の出逢いはこの作品の続編も可能であることを予告している(続編創作は不明)。 ③巻末の全作品の登場人物相関図は保存版である。 社会的犯罪の盲点を突く名作である。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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刑法第39条、医療刑務所についていろいろ考えさせられるが、結局は被害者、近隣の者になってみないと真剣には考えることができないことだろう。対岸の火事でしかないのかもしれない。それではいけないのかもしれないが。裁判員制度についても再三その問題点について中山七里は他の小説で提示してくるが、実際に選ばれたりしたら、とんでもないことには違いない。素人にどこまでできるのか。毎回、刑法などの制度を事件に絡めてくるが、凄惨な殺人事件であるので、とても冷静には考えられない。中山七里の思惑に翻弄されるのだ。 今回も、最後のどんでん返しに向けてのミスリードが巧み過ぎて唸ってしまう。古手川刑事の目を通して語られるわけだが、直情径行、単純な古手川は、そのまま読者の思いなのだ。作者のたくらみ通りに踊らされる。それが面白くて読むのかもしれない。 「カエル男ふたたび」であったが、さゆりがいる限り「カエル男また」があるのかもしれない。 | ||||
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シリーズ第2作、というより、第2話、といった作りでした。 あくまで1作目を読んでいるという前提で書かれている感じです。 1作目を知らない人でも、これ単独で楽しめる、というのではないです。 私自身は、1作目を読んでから日がたったため、かなりストーリーを忘れた状態でこちらを読みました。 すると、初めのほうは、なかなか作品世界へ入っていけませんでした。 これから読まれる人は、1作目、2作目となるべく続けて読んだ方がよいです。 個人的には、1作目ほどではないにしろ、なかなかおもしろかったです。 トリックがかなり強引ですが、そこはあくまで作り物の世界と割り切ればいいんじゃないでしょうか。 | ||||
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個人的には『連続殺人鬼カエル男』の続編ということで文庫化が待ち切れず新書版の方で読んでしまったので、文庫でおさらいをしている感じです。 なので、新書版の方でレビューは書いてしまったので文庫版の特筆すべき所を書いておきます。 あとがき解説の後の439ページ目から40ページにわたって中山作品・人物相関図として2010年1月〜2019年3月までに刊行された作品のタイトル毎の登場人物の相関図が載っている部分です。 中山七里さんの作品は出版社や作品の枠を越えてその多くの作品が同一の世界の中で展開するお話なので、作品単体を読んでいても犬養隼人シリーズやヒポクラテスシリーズに本作の主人公である古手川刑事が登場したり、同じように本作で古手川刑事の上司で活躍する渡瀬班長の前日譚があったり、2人が御子柴礼司シリーズでも活躍したりと結構複雑に作品と登場人物が絡み合っているように感じ、ソレを楽しみに読める部分もありますが、作品数が増えれば増えるほどゴチャゴチャになって覚え書きの一つもないとどれとどれが直接繋がっているとかわからなくなってしまいます。 ソレを一部解消してくれたのが今回の巻末に掲載された相関図ですね。 ただ、作品毎の登場人物は理解出来ても作品毎の時系列が書かれていないので相関図としては未完成でスッキリはしないのが正直なところではあります。 本作品を前作や他作品と読み合わせて更に相関図を頭に置いて読むと世界観の奥行きが生まれて良いですね。 新書版より文庫版は相関図のお陰で評価星一つ増やしました(笑) | ||||
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中山七里さんお得意の猟奇殺人作品です(^-^*)/ これの前に読んだ『静おばあちゃんにおまかせ』も、意外な恋愛要素&爽やかな作品で良かったですが、 やはり中山さんは人の闇を描いた作品がピカイチ! 今作品は猟奇殺人作品と見れば、前作のインパクトは越えられなかったものの、 個人的には『贖罪の奏鳴曲』を始めとした御子柴弁護士シリーズとも深淵の深さまで関係してる事を知り、まずはビックリ! まさか御子柴弁護士の○○だったなんて!前作では気付いてませんでした(>_<) そう考えると今作品の続編と御子柴シリーズの続編は完全にリンクして2冊同時に出すのも良いかと思います! ただし御子柴さんには悲劇しか待ってないような予感が。出来れば全てを覆すハッピーエンドを捻り出して欲しい(>_<) 後は、刑法39条の問題(心神喪失者は罪にならない云々)をこれでもかって位に描いて、真摯に問題提起してる点が素晴らしく、 加えて個人的には、『大切な人への性犯罪&命奪われた事許さない!作品』として見れば満足でした!そういう鬼畜な犯罪者は如何なる状態・理由があろうと死んで欲しい! それが何年何十年経とうとも、遺族の変わらない願いです……。 この1冊だけでは完全な解決まで至ってませんし、 前作と御子柴シリーズが好きなら、合同シリーズ・若しくは御子柴サーガの1冊として読むなら満足出来るかと思います♪ 読む人を選ぶ仕様となっていますが、御子柴シリーズが好きな方には是非オススメの作品です(^-^*)/ | ||||
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前回の時より、人間の様々な情が 巡り、まさかの裏切り(良い意味で)は 楽しめてる自分が居ました。最後が 気になりますねぇ。 | ||||
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前作を知らないと楽しめない、前作読むのが前提の作品。 前作よりも意外性は低くなってるけど、39条を巡る世の中にありがちな議論を真正面から行うノリは健在。あと前作で一番不要だった戦闘描写がないのも好評価。事実上主役は古手川でなく渡瀬だし、前作の欠点を無くして疾走感が増してるのも良い。 名作だけど真犯人の行動でどうやってそれを知り得たのかが明確にされないのが解せない。もしかすると真犯人にはあの人物が協力している可能性もあるのかも。そこを絡めて第3作が出るのではないかな。彼がメディアも含めたすべてに復讐する第3作に期待。 | ||||
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中山さんの本は大好きで、全て読んでいるのですが、家の近所に置いていなかったので購入しました。期待通り面白かったです。 | ||||
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読みながら前作を思い出していた。 稚拙な書置きを残し、残虐な殺人をくりかえす犯人。 前作で心身共に重症を負いながら、犯人を追う刑事達。 想像力を刺激しすぎの犯行シーンを乗り越えていく様は頭が下がる。 みたび、がありそうなラストで、むむむ…。 | ||||
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精神科医・御前先教授の自宅が爆破された。 逮捕されたはずのカエル男が、再び凶行を始めたのか。前作のコンビが事件を追う。 完全な続編である。絶対に前作(無印)カエル男を先に読むべし。 本書から読むと、むざむざ面白いミステリを一冊損しますよ。 狂おしいまでのリーダービリティは健在である。バランスを逸するほどの暴力描写は、今回は控えめだ。 ドンデン返しは前作以上だ。作者のことだから記述をそのまま信用できないとは思っていたが、まさかこんな逆転技が仕込まれていたとは。 刑法第39条は重い問いかけを残す。「心神喪失だから無罪」って、弱者を狙って殺す奴はちゃんと判断力があるだろ。 本当に何もわかってないなら、暴力団事務所か米軍基地にカチ込んで蜂の巣にされる奴がいそうなものだ。そんな話は聞いたことがない。 主要人物の中に、「子供のころ幼女を殺した」人間が三人もいる。 異様な経歴の人が集まりすぎでは。そんなの日本中で数人だろ。 面白いけど、色々無理が目立つ作品だった。ラストシーンは気持ちよかったけど。 | ||||
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