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連続殺人鬼カエル男ふたたび
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連続殺人鬼カエル男ふたたびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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カエル男の続編。1作目に比べると狂気やグロテスクな描写は控えめ。法律やネットの風刺などが多かった。主要キャラが刑事と見えない犯人だけなのでスケールダウンが否めない。分かりやすいターゲットを立てて前回と同スケールで展開してほしかった。 39条を利用し罪を逃れた似非精神疾患者の医療刑務所での生活描写は興味深かった。 | ||||
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最後の最後での2重3重のどんでん返しには、参りました。 | ||||
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読みにくすぎる | ||||
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ミステリ慣れした人なら、第一の事件の時点で真犯人と真相の目星がつきます。残酷シーンは相変わらず無意味にダラダラとしていますし、主人公の過去のトラウマは前作で一応吹っ切れたと思っていたら、まだ引きずっていたのか、と。ラストの漫画のような展開には呆れてものが言えません。そもそも、今作は前作と合わせて読むことで上下巻の完全版となるといえるかと思いますが、テーマが刑法39条への復讐であるとして、その達成のために犯人は無関係かつ何の罪もない人間を間接・直接に殺しており、完全に主張と矛盾していると言わざるを得ません。自分の復讐のため、しかもカムフラージュのために無関係な他人を殺すのであれば、もうその時点でなんの説得力もメッセージ性も社会性もありません。社会派ミステリでもなんでもなく、ただの安っぽいシリアルキラーのサイコホラーです。 | ||||
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前作を読まれていること推奨です。 前作は動機不明の事件が立て続けに起こったり、終盤のどんでん返しに次ぐどんでん返しで まるでジェットコースターのようなストーリー展開にドキドキさせられました。 その反面、救いのない終わりで個人的にはイヤミスかな。などと思ったり。 今作は淡々と話が進む一方、報いを受ける人が受けているという点。 一連の事件の区切りがひとまずついた。という点で読了後はスッキリとはしました。 続編。というより前作の後日談として読んだ方がしっくりくる作品です。 | ||||
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一作目が面白かったので二作目も手に取った。他の評者コメントにもあるように、ストーリーの新規性や斬新さは前作に及ばないと思う。 一方で、ストーリーやキャラクター、犯罪の描写以外に目を向けると、刑法三十九条や医療刑務所、警察組織が抱える構造的な問題、マスメディアの存在意義などが浮き彫りにされている。これらがまったくのフィクションではなく現実に即したものであることを考えると、読む価値はあるのかと思う。個人的には続編を期待したい。 巻末の解説は蛇足。 | ||||
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気に入ってます | ||||
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色んな要素を入れ込み過ぎて、楽しいんだが「その部分、それだけ?」という肩透かし感が無きにしも非ず が、なんやかんやで「標的」洩らさず仕留め切ったのに天晴感 …通常この手だと肝心なの取りこぼすから、その部分だけでも「おお!」だった 楽しく読みました | ||||
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デビュー作であった「カエル男」。 読んでいる人は当然「犯人」が誰か、を「知って」居ます。 其れが前提になっているのですから、単なる「倒叙推理」(代表例がドラマ『刑事コロンボ』)だと思ったら、既に作者の「仕掛け」に見事に嵌まった儘、読者は「事件解決」の後迄引きつけられてしまうのです。 私はクラシック音楽愛好家なので「岬先生シリーズ」も好きですが、同時に其れとは真逆の「音楽の悪魔性」をも描いてしまう著者は、既に「古典的ミステリー」の枠を超え、出版社のマーケティング戦略のお陰で一応「ベストセラー」にはなるものの、数年後には忘れられ中古市場で1円程度の価値しか付かない凡百の「翻訳ミステリー」等が到底及びも付かない「仕掛け」をも編み出す空恐ろしい才能を持った作家だと思います。 然も此れだけ「多作」乍ら、どの作品にも「独自性」があるのは真に驚くべき才能と言えます。 強いて「共通項」を挙げるとすれば、「音楽への偏愛」でしょうか? 其れは時に読者を励まし、時には戦慄すらさせるのです。 前作のレビューにも書きましたが、「音楽には神も悪魔も居る」のです。 クラシック音楽の数多の「楽聖」達や「有名音楽家」が決して「道徳的善人」「普通の人間」では無かった事、寧ろ「嫌な奴」「性格破綻者」「殆ど犯罪者」だった(である?)ことを考えれば、当然なのかもしれません。 なんで「あんな奴」がこんな世にも妙なる旋律を編み出したのか、なんで「あんな変人」がこんな美しい音を奏でる事が出来るのか、それを考えてみれば、著者が「人間の闇」と「音楽」に拘る理由が分かるのかも知れませんね。 最後に一言。此の作品を読まない人は確実に「損」をします。 図書館で借りて読もうなんて「ケチ」な事は考えない方が良いです。 何故なら、此の著者のミステリーに「外れ」は無いだけでなく、数度の「読み返し」にも堪え得るものだからです。 | ||||
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すぐに届きました。本もとても状態の良いものでした。 | ||||
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古本とは思えないほど綺麗でした。とても満足です。 | ||||
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連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫) の刺激的なストーリーがおもしろかったので続編の本作も購入。 前作と比較して冗長な説明やストーリーの引き延ばしでテンポが失われている印象。また、貴志祐介さんの作品もそうだけどホラー系は難しい漢字や四字熟語の使用がお約束になっているのか、前作同様本作も多用されている。ルビは最初だけなのでその後は都度、これなんて読むんだっけとさかのぼったり、意味を辞書をひいたりでちょっとメンドクサイことも。 描写は相変わらずリアルで巧みだけど、ストーリーは鈍感な私にもなんとなくわかってしまう陳腐さが漂う。 総じて刺激的でおどろおどろしさを醸す文体とストーリーは楽しめるけど、タイトルのインパクトに見合うおもしろさが本作には無いように感じた。 しかし、ツッコみどころが多少あっても、前作を読んだら区切りとして読んでおきたい、読まずにはいられない作品ではあると思う。 なお、巻末のあまりおもしろくない解説はいらないと感じた。 | ||||
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今回、この作品を読むに当たって、先に1作目を再読しました。 その上でこの作品を読むと、ちょっとご都合主義で雑な感じがしました。 ある程度早い段階から予想できたことや、そんなアホな的なことなど、 オチががっかりでした。 とはいえ、結局、それなりには楽しめました。 | ||||
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凄惨なシーンで暫く読む気力がなくなりましたが何とか読了。ストーリー展開が練れていて、かなりの秀作だと思います。 | ||||
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前作の『カエル男』を夢中で読み、最後のどんでん返しからの更なる返しまで楽しめました。 そして今回の『ふたたび』。 前作から年月が経っているからか(無印はデビュー前の投稿作、こちらは35作目)荒削りとも言えそうな勢いは少し無くしてしまっているような印象を受けました。 結末や謎解きも無理やり感が強いような。。 (後追いで脅迫状を出した2件→単なる事故や自殺の報道を見て利用したとの事だが、それにしては脅迫状作成~発見までのタイミングが早すぎる。 身代わり→残留物を回収する作業、めちゃくちゃ大変だと思うのだが。鑑識を欺けるくらい完璧に出来るものなのか?) よって、星3つ。 でも、ラストの引きはゾクゾクしました。 彼女がまだいるということは、彼女を中心とした『みたび』も出るのかな、と。 (しかしどうやって名古屋まで行ったんだ?その間 衣食住はどうしてたの?のという疑問も…) 彼女の行く末がとても気になるので、『みたび』を期待しています。 | ||||
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前作と今作続けて読みました。こちらもちょっとグロいです。最初からちょっと展開が読めてしまう気もしましたし、これで終わってしまうの?と思ったら、最後の最後、そう来たか!という感じで、すっきりしました。主人公がケガをし過ぎです(笑)全体のストーリーは良いと思いますけど、ちょっとこの部分、長いなあと思うところが結構あるので、☆3つにしました。前作を読んでからこちらを読むことをお勧めします。 | ||||
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①刑法第39条への警鐘第2段である。重篤な精神疾患患者の犯罪責任は問われない。マインドコントロールを犯人に施し、家族を殺された復讐を企てる医師。転移から最転移への逆転。複雑な仕掛けが施されているが、動機は復讐。 ②前作をどのように続けていくのか、楽しみであった。あっという間に読み終えた。面白さ抜群であるが、刑法第39条への警鐘と受け止めたい。医療刑務所の不十分な医療体制と再び重篤な精神疾患の犯罪者を世に放つ危険性。ラストに登場する有働さゆり(殺人衝動)と古沢冬樹(精神疾患偽装)の出逢いはこの作品の続編も可能であることを予告している(続編創作は不明)。 ③巻末の全作品の登場人物相関図は保存版である。 社会的犯罪の盲点を突く名作である。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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カエル男と同時に購入しました。カエル男を読んで続けて読まないとまずこの一冊では全く意味不明になります。御子柴シリーズなどは一冊ずつ読んでも何ら問題ない完成度が高いですが、この作品のさゆりシリーズでしょうか?こちらは前作が分からないと全くわからないです。しかも、前作カエル男も結構、無理矢理が多かったがこちらはもっと無理矢理が多いし、読後スッキリしません。またまたカエル男という続編が出ないと肝心要のさゆりがどうなったのか、ビックリする終わり方でエッ、これで終わり?ウソ〜ってなる終わらせ方です。これほどの消化不良はないかも。しかも御子柴が出てくるので楽しみな展開を待っていましたが、御子柴も通行人の役みたいで勿体無い。御子柴シリーズはすでに4冊出ていますが、ちょうどシリーズ2の終わったばかりの事務所引っ越し中にさゆりの身元引き受け人になっていたとは。御子柴シリーズにもさゆりは少し出てきます。医療少年院時代として。だから余計にさゆりについて行方不明なのが謎です。最近、合唱、岬洋介シリーズ最新刊を読みました。全員出演ですがさゆりだけ出てきません。正直、早い段階でというより前作の流れでカエル男として冤罪だった男性は漢字などが読めない、他人との意思疎通もできないので真犯人なんだろうなぁとわかってしまっています。ただ真犯人が高齢者であるとは思えない。10キロもの距離を成人男性を乗せてリヤカーで引っ張る。あとさゆりは、何故、脱走したの?詐病だったわけでもないの?というよりさゆりの脱走も現実離れしすぎていて、またさゆりが詐病だったのか?まだコントロールされていたのか?何だかんだで辻褄合わせが目に着きます。かなり引っ張って置いて大事なラストがパタっと終わるのと誰一人さゆりを探してないのは何故?重大事件の犯人が脱獄して捕まえない、警察の大失態。まずそこが一番、警察が気にしないといけないというより是可否でも再逮捕しないといけないのを、すっかり忘れるのはなしだと思う。うーん、スッキリしなかった。 | ||||
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中山七里先生の作品が好きで、元々全作書店で購入して手に入れられなかった本や新刊はAmazonで購入している者です。前作は星5の面白さでした。 まず初めに、この本は「続き物」です。前作「連続殺人鬼カエル男」を絶対読んで下さい。読んでないと意味不明になります。 また、中山七里先生の作品は世界観が繋がってる事が多いので他社で出版したシリーズの人も出て来ます。……読む順番のせいで盛大にネタバレ喰らいました。そもそも”あの人”を出す必要性あまり無かったと思います。 今作や伏線などは矛盾無く回収しきれて、犯人やそれ以外の反応の原因についても「まぁそうだよな」となるのですが。どうしても前作の面白さを上回る印象はないです。 今回のオチについては綺麗に畳んでいた風呂敷を、更に小さく行儀良く畳んでタンスにしまい込んだ。そんな感想を抱きました。正直、前回のオチのままにしておいた方が良かったと思います。 唯一というか、殺害方法の描写とかその辺りについては「さすが中山七里」と言わしめる形で。前作の面影を見られます。ただこれも……まぁ実際に見たら何が言いたいか分かると思います。 読み物としては普通に良いとは思うのですが、『連続殺人鬼カエル男の続き』として見ると異様に不満点が多いです。 | ||||
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刑法第39条、医療刑務所についていろいろ考えさせられるが、結局は被害者、近隣の者になってみないと真剣には考えることができないことだろう。対岸の火事でしかないのかもしれない。それではいけないのかもしれないが。裁判員制度についても再三その問題点について中山七里は他の小説で提示してくるが、実際に選ばれたりしたら、とんでもないことには違いない。素人にどこまでできるのか。毎回、刑法などの制度を事件に絡めてくるが、凄惨な殺人事件であるので、とても冷静には考えられない。中山七里の思惑に翻弄されるのだ。 今回も、最後のどんでん返しに向けてのミスリードが巧み過ぎて唸ってしまう。古手川刑事の目を通して語られるわけだが、直情径行、単純な古手川は、そのまま読者の思いなのだ。作者のたくらみ通りに踊らされる。それが面白くて読むのかもしれない。 「カエル男ふたたび」であったが、さゆりがいる限り「カエル男また」があるのかもしれない。 | ||||
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