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弁護士アイゼンベルク
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弁護士アイゼンベルクの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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初めてアンドレアス・フェーアの作品を読みました。 どんでん返しもあってストーリーは良いのかもしれません。しかし残念なことに日本語訳が最悪です。ぶつ切れで不自然な表現。途中で読むのを止めようと思うほど。読み辛く楽しむことができませんでした。 お勧めできません。 | ||||
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主人公も容疑者も証人も主人公の娘も,全ての登場人物の行動が感情的で理解し難く,多分何か裏があるのかと思い読み進めるが,最後まで何もない. 途中から,作者はわざと登場人物たちに感情移入させたくないのでは,と思ったり,ドイツ人ってこういう考え方や行動するのかもと思ったり. 主人公が証拠を探すのに,あえて犯罪くさいことをしたり,嘘をついたり,なんでそんな面倒なことをと?マークが多数. | ||||
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アイゼンべルクのその後が気になったので買いました。アイゼンベルクの活躍は今回それほどでもありませんでしたがおもしろかったです。彼女の過去の事件も明かされました。 次の活躍が待ちどうしいです。 | ||||
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とても綺麗でした。 | ||||
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二転三転では読者が満足しない時代になったからか、四転五転までさせるミステリが増えてきたようである。本書もその一つで、二転三転して、法廷ミステリとしては、勝利に終わったあと、さらなる大逆転で待っている。 しかし、本書の大逆転は2流アクション風で、また法廷ミステリの面白さ、余韻を、自らぶち壊しているように思う。読者も途方にくれてしまう。 | ||||
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なんだろう。 腕利きの弁護士である女性が主人公で、難しいお年頃の娘をもつ母親で、夫とは別居中だけど職場のパートナーというややこしい関係で、依頼人は元恋人で、、と面白くなりそうな要素がてんこ盛りなのに、どうしてか感情移入できなかった。 ホラー的にたたみかけてくくるスタイルのせいかな。 スティーブン・キングとかが好きな人には面白いかも。 | ||||
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昔の恋人だった人が殺人罪で起訴され、それを女性弁護士が弁護する物語です。 これにコソボからの難民の物語も並んで書かれています。 元恋人がなぜホームレスになったのか、わかりやすく書かれていない。 まずここからこの本はどうかなあと思ってしまう。 その起訴された恋人の現在の恋人もホームレス、この組み合わせもはっきりと書かれていない。 物語が進むにつれ過去にも殺人事件があったことが出てくる。 最後にこれの殺人事件と難民の事件を結びつけています。 無理がります。推理小説ですが推理できません。 | ||||
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元恋人のホームレスが女性を殺害した容疑で逮捕された弁護士のアイゼンベルク。 家族の間でも問題を抱えながら元恋人の弁護を務めるのだが、東欧のある紛争が影を落とし・・・という話。 正直、話が単調で特に面白くない。悪役というは犯人側の造形が薄く、また主人公の軽率な行動にもウンザリ。 他のレビュアーの方々の評価が高いの好き嫌いが分かれる小説かもしれないが、私には冗長に感じられた。 また、被害者の容態についてもショッキングなものの、その辺への言及も曖昧で、結局なんでそんなことをしたの、と疑問が残ってしまった。 | ||||
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2015年4月、ドイツ・ミュンヘンで大学生のヨハナ・メントの手首が切り落とされた惨殺遺体が発見される。容疑者は長身のホームレス男性ハイコ。その弁護を引き受けたラヘル・アイゼンベルクは、実際にハイコに面会して、それがかつて愛し合った大学教授であること知って愕然とする…。 一方2015年1月、レオノーラ・シュコドラは幼い娘ヴァレンティナを乗せてコソボからドイツへと必死に車を走らせていた。そこへ彼女の背後から不審な車両が追ってきて停車を命じる。不審車から降りてきたのは二人組のドイツ人警官だったが…。 --------------------------------------- ミュンヘンの女子大生猟奇殺人事件と、国境を越えた奇妙な追跡劇とが交互に描かれるドイツミステリです。邦訳文庫本で500頁超という大長編で、二つの事件の関係が見えてくるのはようやく260頁を越えたところです。謎めいた二つの事件がスピーディに展開して、読者を前へ前へとぐいぐい牽引し続けます。 作者アンドレアス・フェーアは90年代からドイツのミステリTVドラマの脚本家としても活躍していたからでしょう、読者を引っ張るツボを大いに心得た、無駄のない筆運びもむべなるかなと感じます。 物語後半で描かれる法廷劇が一定の決着を見せたかと思わせておいて、さらにストーリーに跳躍的ひねりを加えるあたり、心憎いとしか言いようがありません。 40代の主人公ラヘルは、キャリア女性として、母として、妻として、そして女性として人間臭い面をいくつも見せてくれます。彼女は完璧な人間ではありません。被告である元恋人との間に懐かしい想いを感じることもあれば、難しいお年頃の15歳娘ザーラとも適度な距離を保つしたたかな母でありつづけます。夫で企業弁護士のザーシャには浮気をされたもののビジネスパートナーとして職場を維持し続けることを選択しながら、それでいてビジネスだけでは済まない夫婦そして家族の関係も垣間見せます。人間的な多面性を持つ彼女の魅力的な人物造形がみごとです。 南ドイツが舞台なだけに、カントチーニというイタリアの焼き菓子が登場したり、イタリアのキャンプ場が出てきたりしますし、コソボやユダヤといった複雑な民族的交錯状況もヨーロピアン・ミステリの香りを馥郁と漂わせてくれます。 そしてなんといっても翻訳が抜群にうまいのです。なんといっても訳者はあの酒寄進一氏。さすが、ネレ・ノイハウス『』やフォン・シーラッハ『』、アンドレアス・グルーバー『』といったドイツ語圏のミステリを多数翻訳されてきた酒寄氏ならではの訳文です。その日本語は流麗、平易、そして簡明至極。二度読みしなければ意味が取れない訳文は一切ありません。ですからこの疾走感あふれる長編ミステリを酒寄氏の和文が妨げることは一度としてないのです。この小説があたかも最初から日本語で紡がれたかのような錯覚に陥るほどで、むしろ氏の訳文が物語にさらなる駆動力を与えていると言えます。 この小説は最後の最後に、今後解明されることが期待される大きな謎が残されます。 本国ドイツではちょうど今月(2018年6月)、続編『』が出来したとのこと。その翻訳もいずれ酒寄氏の翻訳で、東京創元社から発売されることでしょう。その日が待ち遠しく感じられます。 . | ||||
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ドイツや北欧の最近のミステリーの流行なのか、各章の見出しが日付のみで書かれているために見出しの日付に注意していないと物語りの前後がわからなくなる。 この小説では殺人事件の弁護活動で主人公が真相を解明していく展開と、それ以前に起きたアルバニアから逃れてきた母子のエピソードが並行して語られるスリリングな展開なので見出しの日付に注意しながら読む必要がある。 内容はネタバレになるので触れないが、刑事が捜査して事件を解明していく過程と異なり、起訴された被告人の弁護の観点で検察の立証を崩していく過程がよくわかる。 筆者はドイツの刑事司法手続きを熟知しているようで弁護人と検察官の駆け引きの機微がリアルに描かれていて面白い。検察側の書証をCDに焼いて交付し、アイパッドで見るというのは日本よりも進んだやり方だろう。 アルバニアやコソボの話が出てくるのは移民問題を絡めたのかと思ったが、血の復讐のような話で終わっているのはやや残念。 | ||||
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ミュンヘンで刑事事件を専門とする弁護士ラヘル・アイゼンベルク(40歳)の自宅に朝方、ホームレスの少女(17歳)が友達を弁護してほしいとやってくる。ラヘルはどうせ薬物がらみだろうと推測、少女に金を僅かに与え冷たくあしらう。自分の娘を学校に送り届けた後、仕事のネタ探しに法曹関係者が集まるバーに赴いたところ、その場にいた上級検事からホームレスがおこした事件を自ら担当するという話を聞く。(ドイツには上級検事と普通の検事がいるらしく上級検事は大きい事件でないと担当しないらしい。) 上級検事が担当するほどの面白そうなネタを掴み、自身が経営する事務所に戻ると、朝方会ったホームレスの少女が面会の約束をしていたと所員に嘘をつき上がり込んでいた。しかたなく少女から話を聞くと、弁護をしてもらいたい友達とは上級検事が言っていた事件をおこしたホームレスらしく、女を殺したらしい。お金にはなりそうもないがラヘルは腕試しのつもりで弁護を引き受ける決意をする。 拘置所に面会に行くと昔付き合っていた男にそっくりな男がいた。しかしその男はそっくりさんではなかった。ありえない!若くして名門ゲッティンゲン大学で物理学の教授になった男(ハイコ・ゲルラッハ)がなんとホームレスになっていた。3年前、奥さんに逃げられたショックで飲んだくれ、仕事もせずにいたら金が尽きこうなってしまったらしい。ライコは言う「なんで自分が犯人にされたのか分からない」ライコは事件に対し被害者の名前も殺され方もわかっていないようだ。そしてラヘルは捜査、司法関係者しか見ることのできない殺害された女の写真をライコに見せる。ライコは絶句する。その写真は、女の両手が切断され、自分自身の頭を掴むように両手をこめかみに釘で打ち付けられた猟奇的犯行をうかがわせるものだった。 上記が序盤50ページの内、主人公視点でのパートで、他にコソボからドイツに逃げる母子が謎の男二人組に追跡されるパートがあり交互に展開される。 ハイコが容疑者とされた理由は防犯カメラの画像、目撃証言、死体から採取されたDNAとほぼ完璧。検察から見れば殺した理由なんて分からないがこれだけ証拠があれば十分だろうといった状態。しかし法廷に入るのが370ページ(全部で500ページ)あたりからと裁判までに次から次へと新事実が発覚。この小説の裏表紙の説明に二転三転する事態と書いてあるが二転三転どころではなく、ほとんど先が読めない素晴らしいプロット。途中途中で話が収束しそうになるのを何名かの登場人物がひっくり返し、さらにはホームレスによる女殺しの事件と、追跡者から逃げる母子の話がどうやって結合するのか想像もできない。 主人公のラヘルも格好よく、デザイナーズ眼鏡にスーツをびしっと着こなし高級靴を履いて赤いBMWカブリオレを乗り回す。旦那も経済専門の弁護士で事務所は旦那との共同経営。旦那は若い女におぼれて家を出ているが、ほとんど気にしていないようでさっぱりとした印象。時々感情的になるが総勢20人とされる事務所でも部下をうまく使いこなすデキる女。目的の為なら違法行為も躊躇わず、過去に弁護した犯罪者を弁護士らしく脅し協力させる。 この小説は地味すぎるタイトルと表紙で損をしていると思う。私はいつもレビューで裏表紙や帯にケチをつけてるが、この小説の裏表紙に書いてある「あまりに意外な真実。一気読み必至傑作エンターテイメント」は本当だった。ただし面白からと言う理由だけでなく登場人物が多いので一気読みしないと名前が分からなく可能性がある。途中までは警察小説に近い作り。 尚、あとがきでプロの方が私よりはるかに分かりやすくネタバレしないよう内容の説明してくれているので、本屋で立ち読みが出来る方は見てみた方が良いと思う。 | ||||
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