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こうふく みどりの
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こうふく みどりのの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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西加奈子さんの小説は凄い。その世界はまるで誰かと話しているような気がする。親しい誰かにお話しを聞かせてもらっているような不思議な感覚になります。またもう一度読みたいような一度読んだ感覚を大切にもう読まない方がいいのか、悩んでしまいました。 主人公が沢山いるので誰かに自分を投影するのではなくてやはり物語りを聞いている話だと思います。 | ||||
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主人公緑ちゃんの目線を追って、看板やポスターや標語なんかが、ポンっと太字で書いてあって、読んでいて楽しかったです。 途中に入ってくる女性たちの話が、面食らうほどあけすけで、でも一体語り手が誰なのか興味深々で、本編とどこで交差するのかワクワクしました。 そして主人公の緑ちゃんの格好つけない性格が、好感が持てます。 登場人物がみんな、恋や友達や家族のことで悩んだり、せいいっぱい生きていて、実際にいたらしんどいような人達ばっかりだけど、このストーリーは愛情深く一人一人を包み込んでいて、心が温かくなって読後感がサイコーでした。そんな話の中に重い話も盛り込まれていて、具沢山な西加奈子さんワールドにずっと浸っていたいと思いました。 ちなみに私見ですが、西加奈子さんの小説の中では、本作とふくわらいと、円卓、サラバが本当に秀逸だと思います。 | ||||
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関西弁は結構苦手なんだが、コジマケンとおばあちゃんが良くて、なかなか楽しい。西と西原(院長、どうかならんか)の後書き対談もおまけについている。アマゾンの評価は、現時点で5件(少ない)。5が3件、3が2件で、%分布は5=50%、3=50%。普通に計算すると60/40なのに??私の評価で、%が変わるでしょうか?。 | ||||
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祖母、母、いとこ+その娘と暮らす、14歳の中学生 緑の日常を描いた作品。 生活感あふるる人々が活写されている。ご近所との気の置けないお付き合いは、まるで昭和な雰囲気(焼肉「金」のエピソードがいい!)。ワケありな人々の快活な生き様が愉快だ。 緑の友情、恋愛(コジマケン=児島”犬”って!)、親子関係の悩みに初々しさを感じる。所々、挿入される謎のモノローグは、本編とどう合流するのか、興味津々で読み進めた。 緑の目に入った文字が、カッコ書きでひょいっとあらわされるのだが、このリズムがいい。ただ、全編大阪弁なので慣れるまでちょっと苦戦。「こうふく あかの」と同様、プロレスLOVEなわけね。 | ||||
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赤シリーズも読みました。どちらも良い作品です。 | ||||
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西さんの本を読んだのはこれで2作目ですが、相変わらず少し重く、少し笑えて、少し泣ける、、感じでした。深いです。 | ||||
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西加奈子さんは、普通の家族、といっても一風変わった家族の日常を描くのが巧いですね。次は、勿論、『こうふく あかの』を読みますが、何がどう繋がっているのか考えながら読みたいと思います。さて、この作品の感想ですが、この作品のだけでも、あるエピソードに関係したあかの他人との繋がりも描かれていますが、地味ですが、良い感じにスっと入ってきました。 | ||||
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本屋でもなかなか見つからず探していて古本を買いました 状態もきれいで梱包も良かったです | ||||
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最近、西加奈子さんばかり気になっています。 関西弁を読むのは苦手な方ですが途中で気にならなくなりました。コジマケンの恋の行方が気になって一気に最後迄読み切りました。Aの正体には流石にちょっとひきましたが... みどりちゃん、きっといい女になるんだろうな。そんな気がします。おばあちゃんのキャラが最高。 話は面白かったですが唯一、西原理恵子さんとの巻末の対談だけちょっと違和感。しきりに東と比べて西の文化を上げてますが、私が生まれ育った東京の下町でも、この本の様な空気感、有りますよ。そんなに比べ無くても良いのになぁ。 | ||||
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この本 優しく、ゆっくり、温かいです。少しも怖くないのにドキドキします。優しいだけじゃ表現できない温かさに包まれて 読んでる間中 幸せでした。前の方も言われてる通り 私も、何度も読み返すんだろうな。と思います。 | ||||
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たまたま手にしたこの本があまりに良かったので、そのあと西加奈子さんの本はいくつか拝読致しましたが、わたしにとってはこれ以上のものはありませんでした。というより、正直「てんでダメ」なものもいくつかあって、この「こうふく みどりの」が突出して良い、と思います。(「漁港の〜」はまずまず良かったです。)あくまで私見ですが。細かな描写の秀逸さと、読み進めるための駆動力みたいなもの(ちょっとした謎とか)のバランスが良いです。みどりちゃんがいい子です。あと、うまく説明出来ない何か善いものがあります。時々読み返しています。 他の西さんのご本で「てんでダメ」と思った方でも、「こうふく みどりの」なら試してみてもよろしいのではないかと思います。おすすめです。 | ||||
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言葉の言い回しを、頭の中でゆっくりと辿りながら、作品に埋没してしまいました。 | ||||
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『こうふくあかの』に続き、読みました。是非一気に読んでください。 思いっきりの大阪弁、二つの物語が交錯しながらの進行は、 『こうふくあかの』と同様です、内容は全く別物ですが。 最後には繋がると解っていながら、どんどんはまっていきます。 14歳の辰巳緑をとりまく家庭環境は、かなり特殊。 3代同居の女ばかりの家族がかもしだす雰囲気は何とも言えない心地よさですが、 本当のところは・・・ この2冊で間違いなくファンになりました。 そして、なぜアントニオ猪木がいまだに崇拝されているのかも、ちょっと理解できました。 | ||||
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西加奈子さんの小説を始めて読みました。読みやすい。ストーリーはわかりやすいし、人物像も鮮明。ちょっとくどい感じもありますが、若者を対象にしているのでしょう。構造的にしっかりしているので、最後に納得できます。それでいて驚きもある。うまいです。 中二の少女・緑の家族は、祖母、母、従姉、その娘と女だらけ。その女だらけの家族のなかで自分を見つめ直す緑の話がメイン。そこにいれば癒されるあまーい世界が展開されています。そこに還っていくか、そこから出て行くかというのが、日本の青年や少女を主人公にした小説の王道テーマ。その意味では基本に忠実です。普通に読むと癒し小説に読める。 でも、この小説では、その母性世界のうさん臭さがだんだん明らかになっていきます。そこがうまい。だから、挿入されるいろんな人の告白が命です。二つの殺人事件、年齢差のある恋。物語を直線的に語らないのが流行とはいえ、よく練られていると思います。 ある年齢以上の人は、最後のアントニオ猪木で絶対泣けます。 | ||||
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最初は、14歳の子の淡い恋愛話だと思ってました。 だから、軽くさらっと流していました。 けど、途中からどんどんどんどん 引き込まれていって……。 最後は、涙、涙、でした。 主人公は14歳の女の子となっているけれど、 この話に出てくる女性すべてが それぞれの恋愛の主人公でした。 男を愛するってことは、 深くて難しいな……そう思いました。 「愛する、ってなんなんだろう」と。 と同時に、人を深く愛したい、 そう思える作品でした。 自分にとって「人を愛することとは?」 を考えたい女性におすすめです。 余談ですが、猪木がいい味だしてる!(笑) | ||||
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14歳の緑。 多分自分と同世代。 なんとなく彼女の生きている時間が 自分と重なって、何故か懐かしく感じられる作品でした。 小気味良い関西弁と 魅力的な人物たち。 西さんの魅力が十二分に発揮された作品です。 その緑の物語に 棟田さんという女性の独白が絡んでくる。 最初この女性(最初は名前さえ分からない)が 物語にどう絡んでいくのか、と思って読んでいったけど、 途中からようやくの関係が分かる。 棟田さんの心情が切なくて・・・。 しかし、あえてこの物語の途中に挿入すべきものなのか?という 疑問も湧いたことは事実ですが・・・。 棟田さんの独白だけではなく、 緑の母や、祖母の独白も入り込み、 ちょっと複雑な展開にもなったりしますが、 この辺もう少し違う書き方でも良かったのかな?とは思った。 しかしそうは思うんだけど、 母親や祖母の気持ちや歴史(?)もよく分かって それはそれでいいのかな、とも思えてしまうから不思議だ。 ちょっぴり切なくて、 でもすごく温かいお話でした。 | ||||
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