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(短編小説)
三鬼 三島屋変調百物語四之続
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三鬼 三島屋変調百物語四之続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 61~80 4/5ページ
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最近本を注文したらページが折れた本が送られてきました。ファンの作家のかたの本だっただけに残念です。 | ||||
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このシリーズは最初からとてもおもしろいシリーズで、楽しみにしています。宮部みゆきの真骨頂ですね。 | ||||
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宮部作品でこのシリーズだけは全巻ハードカバーで発売直後に読んでいます。他の作品同様ストーリーテラーとしての才能はこのシリーズでも発揮されていますが、この本のボクにとっての魅力は、何度も出て来るフレーズ=「聞いて聞き捨て、語って語り捨て」です。それぞれの語り手はおちかさんの「傾聴」によってほぼ例外なくお話の終わりには癒されています。語りを引き出し聴くことで語り手を癒すという、ソーシャルワークの援助手法としてはなかなかの聴き手であり、その実在感に大変感心しています。ただ危惧は、おちかさんは、こころに深い傷を負っています。だからこそ巧みな聴き手になれるかわりに、語るその人の傷を背負い込み、自らも大きな危機に瀕する可能性があります。今後この「百物語」がどのように展開されるのか、現役を終了した元ソーシャルワーカーとして今後も発売と同時に関心を持って読んでいきたいと思います。また、第1巻からもう一度聴き手の成長歴=「テクスト」としても読み返してみたいと思っています。これはまた、ストーリー以上に興味深いです(=^・^=) p.s.再読し、お梅さんの最後のことば:「あたしと……同じになっちまう」にやはり奥深い危機を感じます。が、瓢箪古堂の若旦那が登場(=^・^=) | ||||
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三島屋シリーズは、私にとっては宮部作品の真骨頂の作品の一つである。 百物語を聞くおちかと、それを取り巻く人々。黒白の間で語られる世にも不思議なお話。 毎回、そのお話を読むたびになんだか切なくて、悲しくて、そして人生っていったいなんだろう、と考えてしまう。 今回の物語も一つ一つが深く、おちか同様、読み手も考えさせられることしきりである。 今回は三島屋の次男の富次郎も途中から加わって、おちかと兄妹みたいに仲良く話している場面がとても微笑ましい。 次回作にもずっと登場するのだろうかと考えつつ、楽しみに待とうと思う。 | ||||
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四話からなっていますが、どの話も少し長めで、それぞれに趣があり楽しめました。 特に、最後に読んだ関係もあって、「おくらさま」が非常に印象的でした。 このシリーズは、この世ならぬ超常現象を取り上げているのですが、ミステリーとしての楽しさと言うことでは、四編の中で一番だったように思います。 前半でいつもの黒白の間での聞き取りは終わり、そこで残った「謎」を後半で解いてゆくという読み手をわくわくさせる構成になっていました。 「おくらさま」という設定もなかなかユニークで、楽しめました。 | ||||
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宮部みゆきの小説は、どれを読んでもおもしろい。 シリーズ物の中の一冊だが、前作を読んでいなくても 十分解りやすいし読みやすくおもしろい | ||||
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…いや、もちろんいい意味で。いつもこのシリーズを読んだ後に思う感想です。 不思議なだけでよかったのに。怖いだけでよかったのに。 人の心の深淵に突き刺さる、業。 日常の中にある”あやかし”。悲哀。 読み終えたくない、でも続きが気になる。読んでしまった。読み終えてしまった。 はやく次巻を!!!! | ||||
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発売された週に購入して、すでに三度読み返しました。 もともとこのシリーズのファンで、どれもしみじみと良い話ですが、この巻から少し味わいが変わってきたというのは他の方々が書かれているとおり。百物語の聞き手であるおちかの心境の変化、成長であり、それに伴って語られる物語も変わっていくのかもしれません。また作者が表題作「三鬼」のような、ただひたすらに無惨な話を書けるようになったのは、シリーズの人気に後押しされたことも大きいのでは?もちろん、この話も最後には善人は救われているけれども。 いままでの残酷な話は、良心のない罪びとを責める話だったり、運命の残酷さ、人の世の不条理を描いていたけれど、何か、もう一歩深いところに踏み込んだように感じました。 そして新たな登場人物、いとこの富次郎と貸本屋「瓢箪古堂」の勘一!どちらの人物の造形も秀逸で、今後の活躍が楽しみです。二人の助けを借りておちかが江戸の町に踏み出す日が来るのかな。 個人的には「ひだる神」の、なんともいえない飄々としたおかしみに唸りました。この作家の力があってこそ書くことができる物語だと思います。宮部みゆきと同じ時代を生きていることに感謝です。 | ||||
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待ってました!「三島屋変調百物語」 宮部さんの江戸物は大好きです。 そして、このシリーズは、新刊が出るたびに以前の話を読み返したくなります。 今回もあっという間に読んでしまいました。 最終話、新たにこの物語に深く加わる人の予感がありつつ 去る人もいます。さらに続編への期待が膨らみました。 | ||||
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このシリーズをテレビで見て以来ファンでした。映像を見るのと本を読みながらイメージするものとはまた違うものに感じてとても面白いです。 | ||||
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三島屋百物語の四冊目だ。おちかが様々な怪異譚を聞くという設定なので、ストーリーの自由度が広い。 どんな土地のいかなる階級の話でも語れるのだ。本書にも商家・武家・農村など様々な舞台が登場する。 怖かったり切なかったり笑えたり、味わいがすべて違う。作者の教養と力量にいまさらながら感心する。 『迷いの旅籠』は怪談のようなすべり出しだが、抒情的な幻想譚に発展する。終盤の映像的なイマジネーションは圧巻だ。 愚かだが切ない願望が奇跡を生んだのか、すべては幻だったのか。明確な答えを用意しないところもいい。 『食客ひだる神』愉快で奇怪なグルメ怪談である。ユニークさでは群を抜く。 ひだるさんの賛は、つまり三ツ星なんだね。作者のセンスに脱帽した。 打って変わって表題作は、貧困ゆえの悲劇が嫌というほど語られる。前半の事件はかなり陰惨だ。 「感謝されてもいいのに、嘲笑される」なんて現代でもありそうだ。宮部さんは人の厭らしい心根を描くのが上手いなあ。 だからこそ良い場面が薄っぺらくならず、素直に感動できるのだろう。 山に登ってからの展開は息もつかせぬ迫力である。異様な舞台設定とサスペンスの盛り上がりは凄まじい。 『おくらさま』ある商家に伝わる奇妙な信仰が悲劇を生む。おちか自身にも転機が訪れるのか。 だるま屋の三色弁当ではないが、趣向が異なっている上にどれも旨い。極上の一冊だった。日本の映画界は漫画ばかり追いかけず、こういう作品を映像化してほしいものだ。 | ||||
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宮部さんの小説はよく手に取っておりましたが、時代小説は本作が初めてでした。ですが、読んでいくうちに、宮部さんのいつもの温かな語り口に引き寄せられ、語り手や聞き手のおちかと、なんだか膝を付き合わせているかのような境地になり、ページを繰るごとに怪談語りにのめり込んでいきました。第一話の「迷いの旅籠」の語り手は12、13歳の幼さが残る、百姓の娘おつぎちゃん。聡明で情が深く兄思いでもあり、村の怪事のなかで彼女なりに機転を利かせ心を痛めながらも成長していく姿が何ともいとおしいです。亡者との再会のくだり(亡者になっても手が荒れていた少女など)は、やるせない思いにかられます。普遍的なテーマが随所にちりばめられ、冬から早春にかけて読みたくなる時代小説初心者にもオススメの一冊です! 三島屋の看板娘、おちかの今後の人生も見守りたいです。 | ||||
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人間の業の怖さや、それ故に滑稽な味がにじみ出て思わずクスッと笑わせてくれるような物語たちが収まっています。 外伝でも登場していたおちかの馴染み深い人(想い人?)と入れ代わるように、いい感じにチャラげな次男坊とこちらもいい感じに昼行灯風味な貸本屋が登場しますが、以前宮部さんが言われていたように、この巻を機に今後は主役が代ってゆくのかな・・・と、いい意味でも悪い意味でも新転換の予感を抱かせる最新作な良作です。 | ||||
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切なく、悲しく、時に恐ろしく…それでいて優しい。 それぞれにタイプの異なる不思議なお話が四話。 どのお話も夢中になったけど、 個人的には「食客ひだる神」がほんわか癒されお気に入りです。 語られる物語はもちろん、 読んでいて情景が頭に浮かんでくるほど、 描写が素晴らしいです。 「黒白の間」に毎回趣向を凝らし飾られる生け花や掛け軸、 おちかちゃんの気遣いに、 おもてなしの心と江戸の粋が感じられ、 三島屋の魅力を高めているように感じました。 おちかちゃんの今後も気になるし、 次回作が今から楽しみです! | ||||
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日経新聞の連載で目にしたのをきっかけに、宮部さんの時代小説を初めて読んだのですが、想像以上の素晴らしさでした。 4つの中編が合わさって1冊の本になっていて、亡き人への愛情だったり、商売の面白さや難しさ、人間のおぞましさなど、それぞれにテーマがあって、強く心が動かされます。舞台は昔ですが、やはり人間の本質は変わらないと実感させてくれます。 すっかり物語の世界にはまり込み、途中で、読み終えるのがもったいないと思いつつ、一気に読み終えてしまう、そんな作品でした。 | ||||
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最高でした。 読み終わるのがもったいなくてゆっくり読んでいましたが、はやり一日で読み終わってしまいました。 | ||||
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最近本(小説)を読んで涙が出ることは無かったけど、この作家の本はどれも泣ける。この本の「迷いの旅籠」の中で、貫太郎が亡者たちに一人ひとり言い聞かせるシーンは不覚にも涙があふれた。ほんとうに人間に対する優しさと愛情がこもっている。ほかの作品にもそういう箇所はいっぱいある。そして登場人物、特に女性たちは生き生きとして個性的だ。これからも大いに期待しています。 | ||||
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宮部みゆきの江戸時代物はもしかすると歳を重ねる毎にズシンと響いたり、自分と重なってし まう1行に出会うことが多くなるかもしれません。そういう所が大好きで、星5つです。 | ||||
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大好きなシリーズです。今回は1話1話が長いですね。個人的にはもう少し1話が短いと良いなと思いますが。あたたかく、切なく、怖く、哀しく、まだまだ続くのを楽しみにしています。 | ||||
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宮部みゆき作品、ちょっと残念ですか、相変わらず上手い書き手です | ||||
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