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アルテミス
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アルテミスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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月面都市の生活についての緻密な描写は見事。百年後にはリアル『アルテミス』が実現してるんじゃないだろうか。 だけど、科学や技術より物語を楽しみたい私のような人間には物足りなかった。主人公の女性が犯罪を引き受けることが全ての発端。でも普段の彼女は、配達人兼密輸人。暴力犯罪をおかしたことは無い。そんな彼女がいきなり破壊工作は飛躍しすぎでしょう。ヤバい物の密輸に関わり事件に巻き込まれる、というような形にした方が良かったのでは。 「おまえはすごく頭がいい」 こんな風に他の登場人物がやたら彼女のことを褒めるんだけど、読んでる側は『ああそうですか』と思うだけであまり伝わってこない。導入部で、ちょっとした問題や事件を解決するなど何らかのエピソードで表現してくれたら納得できたのに。 『火星の人』が良かっただけにちょっと残念でした。 | ||||
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最初の数十行で宇宙服のバルブが金属疲労による破壊でエア漏れ状態のままエアロックを目指して走るとか凄い。 冒頭から波乱万丈な出だしというか、主役が置かれている状態が低レベルの状態であることや、 仕事が表は運輸業、裏は密輸屋という悪役系だが、なんだか明るい一般市民的に描かれていて入りやすい。 上巻は怒涛の如くトラブル続きで刺客がナイフで襲ってきたところで終わった。 どうなることやら。 | ||||
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また冒頭から大ピンチだ。 ジャズは頭が悪いのでなく選択肢を天邪鬼で悪い方へ持って行っている気がするな。 9歳から続いている地球の男の子ケルヴィンとのメールのやり取りが世界観と ジャズのバックボーンを描いていて良いね。 そして共犯だし。 でも、会った事は無いのだろうな。 清濁併せ呑む統治官が良いね、ジャズが表側の商売を行う事でアルテミスの裏の輸入管理人に 仕立てているような気がする。 | ||||
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自己中なはみだしものだが、なんだかワケアリで、若いのに天才。本人はひねくれているつもりだが、じつは、周りの人から愛されているっぽい。 映画にすると面白いのかも。 .... しかし、これを一人称視点で読まされると、つらい。 (ひょっとしたら、私が男だからか?) そういや、スチームガールの主人公と似てるようなきがす。どちらも途中放棄。 | ||||
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読み応えのあるものと思っていた為、物足りなさを感じた。ジャズは素敵でしたし、仲間も素敵でした。 | ||||
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上巻が面白かったので、下巻が届くのを待ちきれずKindle版で購入しました。 引き続き女性の主人公が常に行動による突破を実行していてワクドキだったです。 重力による水のふるまいの変化や空気のない場所で作る炎や作業に必要な熱の確保の仕方など、科学的な考証が詳細にわたりしかも読みやすかったので、それでそれで?とどんどん読んでしまいました。 公園で円盤投げをすると地球から来たばかりの人によってつよくなげられすぎてよく事故が起こるので観光客には注意して。みたいな#月あるある話がリアルにありそうで読んでいて楽しくなりました。 『火星の人』を読んでいなかったので、これから読むのが楽しみです。 | ||||
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前作が非常に良かっただけに、大きな期待をもって今作を手に取りましたが・・・ 「宇宙のランデブー」に感動して2作目を手に取ったら、あらら・・・となった過去の経験が蘇りました。 前作のように、ユーモアを交えながら淡々と技術的なトラブルと向き合うSF作品を期待されている方にはお勧めできません。 登場人物のキャラクター設定や、舞台となる都市の設定に色気を出しすぎて、純粋なSFとしての魅力が損なわれてしまった気がします。 こればっかりは好みの問題ですが、私にとってはイマイチの作品でした。 | ||||
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前作が非常に良かっただけに、大きな期待をもって今作を手に取りましたが・・・ 「宇宙のランデブー」に感動して2作目を手に取ったら、あらら・・・となった過去の経験が蘇りました。 前作のように、ユーモアを交えながら淡々と技術的なトラブルと向き合うSF作品を期待されている方にはお勧めできません。 登場人物のキャラクター設定や、舞台となる都市の設定に色気を出しすぎて、純粋なSFとしての魅力が損なわれてしまった気がします。 こればっかりは好みの問題ですが、私にとってはイマイチの作品でした。 | ||||
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名作「火星の人」の著者の第二作。これは、読まねば。期待しちゃいます。で、期待に違わず。 主人公は、月都市アルテミスに住む26歳の女性。観光都市の底辺でポーター(運び屋・密輸屋)しながら金と上を夢見て日々頑張ってる。 儲け仕事に乗ったら、思わぬ方向に転がり始めて。どんどん大きくなる事態を持ち前の頭脳と行動力で切り抜けていく。 スピード感に溢れたジェットコースター的ストーリー、とても楽しめました。色々ホロッとする話もあって、良作でした。 | ||||
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後半はB級ドタバタアクション映画みたいになっちゃった。残念。 | ||||
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下巻を含んだ感想。 あの「火星の人」の作者の待望の新作。 待った期間と前作が空前絶後の傑作SFだったことからいやがうえにも期待値があがってしまう。 結論から言うと「傑作」とは言いづらいがものすごいスピードで読了出来るくらいの魅力のある佳作だと思う。 前半主人公の言動がどうしても好きになれずもやもやするが、それが伏線となって後半のクライマックスに活きてくる。 近年SFというと、文章からは形状も想像できない様な乗り物や装置、理屈がよく分からない通信手段などが出てくるのが 常だが、この作者が語るSFは現代科学と地続きになっているところが素晴らしいと思う。文章で語られた物体を想像できる のはSFでは中々無い。 アルテミスを舞台にした連作の予定もあるらしいので次回作も楽しみだ。 | ||||
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下巻に入って失速をしてしまったというのか,確かに大ごとになってはいくのですが, 絵面が浮かべづらく,特に中盤からの二度目の工作パートは地味でダレ気味に映ります. そこから広がる新たなトラブル,つまりは物語のヤマ場も,緊張と興奮する場面のはずが, 主人公らがただ騒ぎ,走り回っているだけで,彼女たちが原因のせいもあり乗り切れません. また,章末に繰り返されてきた謎のやり取りは,主人公の過去や内を語る役割だけで, 合間合間で匂わされる父娘の微妙な溝にしても,最後はきれいにまとまりはするものの, そこへと至った部分の掘り下げが弱い一方で,前へと押し出してくるバランスが気になり, お互いの不器用な愛情表現は良かったのですが,こちらもいささか消化不良という印象です. 歴史の浅い月面都市で,その『果て』までを見据えた最後の言葉にはハッとなりましたが, おおよそは狭い範囲で話が回され,で湧き起こった期待ほどのものはありませんでした. | ||||
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本書は、宇宙開発小説の傑作「火星の人」でデビューした新人作家、アンディ・ウィアーの注目の第2作です。2017年11月にアメリカで出版されたばかり。それがこんなに短期間で読めることにまず感謝。翻訳も「火星の人」と同じように読み易い。 舞台は21世紀後半の月世界で唯一の月面都市アルテミス。観光業を主要産業として約2000人が生活しています。主人公、ジャスミン(ジャズ)・バシャラは、抜群の才能を持ちながら堅い生活が大嫌いな26歳のアラビア娘。昔気質の溶接技術者である父親の跡を継ぐのを嫌って家を飛び出し、貧しい生活を送りながら、表と裏の運び屋で金を稼ぐことに必死です。 物語は、ある日、金持ちの知り合いから高額の報酬で提案されたやばい仕事を引き受けたばかりにトラブルに巻き込まれて・・・・という、ある意味でパターン化されたようなお話ですが、予想以上に惹きつけられました。 全体的な雰囲気としては、ハヤカワSFでは「ラグランジュ・ミッション」、「アイアンサンライズ」みたいな感じ。 マンガ好きなら「ムーンライト・マイル」、「プラネテス」でおなじみの世界といった感じですが。 緻密に設計された未来の月面都市の社会、魅力的な主人公、ストーリーが進むにつれて深まっていく謎。定石に沿うように破綻なく描かれていく物語ですが、そのパターンを越える世界が浮かび上がってきます。 それは、この物語の主人公たち。一人は当然、ヒロイン、ジャズ・バシャラですが、もう一つ、自由都市アルテミス。 「火星の人」の主人公、マーク・ワトニーと同じように常に前向きでユーモアを忘れない創意工夫の人、ジャズの一人称で語られる物語は、(下)巻でさらに予想外の展開をしていきます。 | ||||
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アメリカでは1冊で出版された小説を、日本での出版時に(上・下)巻に分けた翻訳版。「火星の人」のように、1冊の方が読み易いような気はしますが、2分冊の方が手に取り易いのかな。上下同時に買っても後悔しません。 アクションシーンで始まる(下)巻の冒頭ですが、ご心配なく。ストーリーの基本は肉体派ではなく頭脳派です。プラス技術系。社会系でもあるかな。 (上)巻を読んでいた時、あれっと思っていたことが(下)巻の展開の中で大きなポイントになっていました。ページが進み、語られる物語が増えるだけ深くなっていくアルテミスという都市の魅力と歴史。さらに未来。 宇宙開発小説として見ると、地球や他の惑星の状況が語られていないのが残念だし、月世界の開発物語としてもアルミニウムと酸素だけで良いのかと思わないでもないけれど、これはこれで過去の諸作品と比べても独自の位置を主張できるだけの内容を持った物語ではないかと思います。 ケニヤの活躍も魅力的。十分に一篇の物語になると思うけれど。 何より、緻密に設定された月世界都市が、ハインライン的な自主独立的な世界であり、そこで、合理的な思考をす娘がプロフェッショナルな脇役たちと活躍する物語と言うだけで燃えるではありませんか。 残念ながら、本作は、前作「火星の人」のような傑作ではありません。しかし、娯楽作としては水準以上ですし、単なる娯楽作以上のものがあるような気がします。 それは、一つは、主人公であるアラビア人の娘ジャズとイスラム教徒である父親の関係。また、アルテミスの統治官である元政治家フィデリス・グギや製錬所の社長であり技術者であるロレッタ・サンチェス。そして富豪の娘、レネ達、多人種、多様な脇役の存在ではないでしょうか。ケニヤも含めて。 | ||||
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好みの問題だとは思うのですが,どうしても翻訳の『クセ』が気になってしまう一冊. 特に砕けた口調で進めながら,たびたび差し込まれる『ですます調』には違和感が強く, 口の悪さやジョークにしても,もう少し別の表現があったのではという思いは拭えません. 一方,物語は月面都市を舞台としつつも,巻頭におおよその地図が用意されており, 作中でも主人公や都市の日常と仕組みを交え,うまく世界の様子が伝えられています. 中盤以降,主人公が手を出す危ない仕事も,この巻頭から序盤での『前置き』がある分, 彼女がどういう作戦や準備を行い,移動をしているのかがイメージしやすくなっています. なお,この上巻では主人公が大事件に巻き込まれ…というところでに続きますが, サスペンスの様相が漂う中,エンタメっぽさも窺え,事件の背後にあるものはもちろん, いかにも何かありそうな章末ごとでのやり取りなど,このあとの動きが気にさせられます. | ||||
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『オデッセイ』として映画化された『火星の人』の著者、アンディ・ウィアーの第2作長編。『火星の人』とはつながりのない新作長編。 こんどは月が舞台だが、月に建造された都市が舞台で、とある陰謀をめぐったストーリー。主人公の設定もちがう。前作のような理系がサバイバルする話を期待するとがっかりするかもしれない。 でも、手堅く書かれたエンターテイメントで、ふつうに面白いとおもう。大傑作、というわけではないけれど、細かな設定と科学的なバックグラウンドとエンターテイメント性が組み合わさった良作。前作のようなディティールの面白さもある。おすすめできる。 そして「ふつうの良作」であるということは、ほんとうに素晴らしいことだとおもう。デビュー作としてさほど期待を集めてなかった前作とちがい、映画化して大ヒットした本作にたいする作者のプレッシャーはちょっと想像できないぐらいだろう。ましてや続編でもない完全新作で、このような作品をつくれたこと自体も評価したい。ちょっとメタ的な評価であるが。ただ、そういうメタな評価がなくても、作品だけの面白さで☆4ぐらいの面白さはある作品。 | ||||
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