■スポンサードリンク
ポンスン事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ポンスン事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第2作目ということであるからかも知れないが、他のクロフツの作品と比べるとかなり劣る気がする。 タナー警部が納得する容疑者のアリバイは、え?それで完璧なアリバイと言えるの?抜け穴あるじゃんと指摘できてしまうし、被疑者の告白によって真相が解明される点もどうかなと思える。 不自然なのは被害者の夫人が全く登場しないこと。 主な登場人物として冒頭に名前が記載されているのであるが、登場人物たちの会話で名前が出てくるだけで、本人は一切登場しない。 アリバイ等、事件とは直接関係ない人物だから記述を省略した思われるが、被害者の夫人が一言も発しない小説は珍しい。 一番まずいのは、翻訳の間違いか元原稿の間違いかはよくわからないが、編集・校正上のミスがあること。 被害者は2日連続でロンドンに行ったと説明されている部分があるが、それから後の記述からすると中一日の訪問であることがわかり、この部分は混乱して自分は何度も読み返してしまった。 ここは特にミスリードを狙って記載されたものではなく、単なる説明文なので明らかに編集・校正の段階での間違いです。 小さな手がかりから地道に積み上げいくクロフツの手法はとても好きなのだが、読後感はなんか釈然としたものがなかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!