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龍の耳を君に: デフ・ヴォイス
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龍の耳を君に: デフ・ヴォイスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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1作目を読んで面白かったので。 2作目もサクサク読みました。 障害はいろんな方法で障害ではなくなる。人に優しくしたくなる読後です。 | ||||
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とても変わったテーマを扱っています。作風としては、初め貫井徳郎さんの「転生」を思い出しましたが、さわやかな読後感から藤岡陽子さんの「むかえびと」も思い出しました。星4つに留めたのはこのシリーズの第一弾「法廷の手話通訳士」をまだ読んでいないからです。何れにしても、この作家は誠実な書き手であることは間違いありません。 | ||||
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タイトルが…深いです。 | ||||
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障がいを持っていることや、家族を支えていること、狭いコミュニティの中で生活していること、色んなテーマがあって難しそうな内容になるかと思うけれど、ミステリの要素が強くスラスラと読み勧めていきました。 荒井さんも、自分の家族感に気づけれたのかな!? | ||||
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知らない世界で勉強になります。 | ||||
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生まれつきの聾者やその子どもCODAが出てくるシリーズです。必読です❗️ | ||||
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店頭で、立ち読みした時から気になって…、 買ってよかったです。 | ||||
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地域の講座で手話を始めたことがきっかけでこの本を選びました。 手話の種類やろうの方の思いなど、講座ではわからないことも小説のなかから気付かせてくれます。 もちろん、小説としての内容も面白く、まだ読んでいる途中ですがレビューさせていただきました。 | ||||
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1作目はハードカバーで購入しました。友だちにも貸したりしましたが、電子書籍にならないかと待っていました。 いろいろあって書籍から離れていて、頭からすっかり抜けて忘れていた頃に、電子書籍化されたことを知り即購入しました。電車の移動のときにスマホで読める楽しみが増えました。 | ||||
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『デフ・ヴォイス』の続編。ろう者がからむ強盗、殺人、詐欺事件の3つの話を収録。あっと驚くどんでん返しがあるわけではないけど、ろう者やろう者の周囲の人間をていねいに描いており、見知らぬ世界に誘うという小説の本来の面白さを感じる。 この著者の丁寧な人物造型、簡潔な文体が好きです。いたずらに奇抜なストーリーと類型化した人物造型の小説が多いなか、この著者の小説は「共感できる小説」と思います。 | ||||
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冒頭の『聾』というという漢字の成り立ちの文章がとても印象的。 龍には、ツノはあるけど耳はない。 龍はツノで音を感知するから、耳が必要なくて退化したんだ。 使われなくなった耳は、とうとう海に落ちてタツノオトシゴになった。 だから、龍には耳がない。 聾という字は、それで「龍の耳」と書くんだよ。 これを踏まえると、タイトルの『龍の耳を君に』が持つ意味は…?考え込んでしまった。 口話の訓練の詳細も非常に興味深い。主人公が通訳として関わるろう者の被疑者が、自分の「話す」日本語は言語ではない、と主張するのもとても納得のいくものだった。 ネイティブサイナー(生まれながらの失聴者)や、インテ組(ろう学校で教育を受けた生徒が途中から普通校へ転校して学ぶ、統合教育、インテグレーションのこと)なと新しい概念、言葉を知ることができた。 第1作目にもまったく引けを取らないすばらしい作品。 筆者の丸山さんが、『デフ・ヴォイス』のタイトルはそのまま、ろう者の声を表しているのと同時に、言いたいことがあるのに、その声が届きにくい社会的少数者たちの声、という意味もこめています。と語る記事を読んだが、まさにその通りの事を考えさせられる作品。 | ||||
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久しぶりにいい作品に出会えてよかったと思いました。ただのミステリー作品ではなく読み手に色々なことを考えさせられる作品になっていると思います。 | ||||
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丸山正樹のデビュー作「デフ・ヴォイス」の続編。版元が文芸春秋社から東京創元社になり、連作短編集になって帰ってきた(短編2つに中編1つ)。 「デフ・ヴォイス」を読んだ時は衝撃だった。ミステリとしては特筆すべきものはなかったが、物語のクオリティーが非常に高く、なんと言っても「手話」をテーマに取り上げている点が斬新で、主人公荒井がハードボイルド系でかっこよかった。続編はないだろうと思っていたが、荒井やみゆき、何森刑事、瑠美など「デフ・ヴォイス」の主要キャラたちが帰ってきたのはうれしい限り。今作も素晴らしい出来で、「声」がなくても「聞こえ」なくても「話せる」という不思議な世界を味わえる。ただ、登場人物や過去の事件が何の説明もなくいきなり出てくるので、「デフ・ヴォイス」を読んでおいた方がいいかなと思う。 小説が好きな人はもちろん、読書が苦手な人、悩める人、すべての人におススメの作品。 | ||||
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手話の勉強を続けてます。聞こえない人や取り巻く事象をよく調べたのが伝わってきました。著者は弱い立場の側にたてる人なのだと思います。とてもいい作品です。 | ||||
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聾という字がなぜ「龍の耳」と書くのか。冒頭のその文章から鳥肌が立った。手話通訳士である荒井が関わることになった三つの事件を描く連作短編集。読み進めるほどに繋がっていくミステリーの仕掛けも、ろう者や手話の活かし方も真摯さが伝わってくる。 前作と同じく、ろう者たちのことを“特別”に描いていないところがいいなと。ろう者であることを武器にせず、あくまでありのままのドラマを描くことで伝えようとしている感じが好き。 第2話の『風の記憶』は、ろう者がろう者を騙す犯罪について書かれていて衝撃だった。ろう者として生きることや、本当の仲間とは誰なのか。被害者や加害者が抱く複雑な心境が語られて重々しいテーマを、風の音がやさしく吹き抜けて洗い流していくような読後感だった。 そして、表題作である第3話。場面緘黙症で話せない少年・英知が目撃した殺人は証言として認められるのか。ミステリーとしても一捻り入れつつ、手話という言語をこうして活かすのかと驚かされた作品。英知くんが荒井たちとのやり取りを通じて、“龍の耳”という言葉と勇気を掴んでいくのは胸が熱くなった。 「特性自体は変わらなくても、生活していく上で何の支障も感じなくなったら、それはもう『障害』とは言えなくなる…いつか、そんな日が来ればいいですね……」 この言葉と英知と美和の姿に希望を感じてよかった。自分や相手が持つ特性や気質を障害にしないためにはどうすればいいのか。そのための架け橋となる物語でもあると思う。 荒井や瑠美のコーダとしての物語や葛藤をもう少し深掘りしてほしかったのだけが気になった。「家族を作りあげる」という意味では、漆原一家と出会えたのは二人にとっても大きな経験だったと思う。彼らがどう成長するかがシリーズとしては大事なので、テーマ性だけじゃなくそこも絡めてくれたらうれしい。共通の言葉があっても、みゆきとすれ違ってしまうのは切ないね。 | ||||
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読みたい本で、ずっと探していました。きれいな本でした。 | ||||
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面白い!ろう者に関わる本っていうのはとても作者にとっても勇気がいる題材だと思うが、忌憚なく描かれていて面白いです!こういう本を求めていました。面白かったので、続けて購入しました! | ||||
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とても自然で引き込まれているのによく作り込まれている。 ちょっと説明的な部分もわかりやすい言葉で書かれているのも興味深いです。 | ||||
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ミステリ好きにお奨めする。このタイトルでこの表紙の絵だと「暖かな話」を連想してしまうだろうけど、自分がこの小説に惹かれたのはそこではなかった。人間の描き方が緻密で引き込まれた。主人公・荒井とその恋人・みゆきの関係が、仕事と私生活の中で徐々に変容していく。ここらが非常にスリリング(p.192くらい)。 別に自分は小説に道徳を求めていないので、聾者の置かれた環境に声を上げるなんてことはしない。 この小説でも鋭い問題提起がいくつか出てくる。 ①2話 新開という聾の男が聾者だけを狙った犯罪を犯す。着眼点おもしろいし新開のキャラもいいから、だいぶ期待したのに着地は尻つぼみだった。 ②3話【聾で少しの発達障害があるこども(小学2年生)の証言は信用できるか???】 すごいテーマだな・・・・・ 収束・謎解きの部分がちょっと駆け足になってるのが残念。 この3話でじわじわ真相に迫っていくさまは、ミステリファンには堪らないと思う。 バラバラで特に意味もないのかと思っていたものが繋がっていく展開もお見事。丁寧に丁寧に進んでいくミステリを久しぶりに読んだ。 自分はこの丸山正樹という作家が『ハンディキャップ』や社会問題から離れて小説を書いてほしいと思うんだけどなー。 (この小説の続編は荒井とみゆきと美和ちゃんがどうなるかを知りたいから読むけど・・・) 足枷になっているように思う。 人間関係の中で相手の考えを探りながら会話する描写が抜群にうまいから、ハードボイルドか犯罪小説書いてくれないかな・・・ それと、『家族の中で自分だけが聞く能力を持っていることの疎外感』これは今まで考えたこともなかった。『自分だけが〈聞こえない〉疎外感』なら容易に想像は付くのだけど・・・人間ってほんとに自分に近いところに問題が迫ってこないと想像だにできないもんだ。 | ||||
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デフ・ヴォイスを読んでハマりました。聴者にも聾者の世界を理解してしやすく書かれてるので、とってもためになります。 | ||||
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