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吸血鬼



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【この小説が収録されている参考書籍】
吸血鬼
吸血鬼 (角川文庫)

吸血鬼の評価: 4.59/5点 レビュー 22件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

世界文学の手触り

一流の海外文学を、一流の文学翻訳家が訳したらこうなるでしょう、という品位を感じました。これが日本語を原語として書かれたのだから凄い。
読書中よく、私はホーソーンの『緋文字』を思い出しました。時代設定が放つ黴臭さ、土地設定が醸す土臭さ、泥臭さが、世界文学を読んでいるかのような感触でした。それでいて詩情で、美しい。
「吸血鬼」を題材に選ばれたこと、またそれに二重の意味(ダブルミーニング)を持たせたことはお見事です。
その時代、その土地に対する知識、造詣の深さだけでは書ける物語ではなく、まさしく佐藤亜紀さん一流の才気の面目躍如というところでしょう。一体何をどうしたらこんな小説を書けるのでしょうか。
吸血鬼 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:吸血鬼 (角川文庫)より
4041117801

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