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ホッグズ・バックの怪事件
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ホッグズ・バックの怪事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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失踪の謎に興味をひかれ、割りとスムーズに読み進められました。 解決編を読むのはちょっとめんどくさかったけど、面白かったです。 | ||||
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クロフツの長編ミステリである。 1933年の発表で、古典といって間違いはないだろう。 イギリスはロンドンからそう遠くはない片田舎、少しずつ離れて点在する屋敷や家々に癖のある人物たちが住まっていて、という舞台設定。 とある屋敷の主人が謎めいた状況で失踪を遂げる。単純な失踪事件かと思われていたのだが、おなじみフレンチ警部が登場し・・・、という展開で捜査が始まる。これまた例によって捜査は一進一退。フレンチは論理的に可能性をつぶしていくのだが・・・、いやーなかなか手ごわいお話です。 いくつかの僥倖による捜査進展もあるわけですが、最後のほうはなかなか強引な展開(小説がというより、フレンチ警部が)。 とはいえ、謎がとかトリックがとかそういうことではなく、重厚な警察ものミステリを楽しみましょうというお話なのであります。 徹夜で一気読みするよりは、じっくりと時間をかけて読んだほうが楽しめる気がしました。 | ||||
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不可解な状況の中で医師が行方不明になり、殺人、誘拐、自発的な失踪などが疑われた。さらに1名が所在不明に…。捜査の網は徐々に狭まるが、真相は見えてこない。そこである事件が起きて、一気に物語は展開し始める。アリバイ崩しが主なので、全体的に地味な印象。手掛かりはフェアに提示されているが、真相にたどり着くには、十分に本文を読み込み、想像力を働かせる必要がある。気楽に読みたい私には、ややしんどい感じを受けた。 | ||||
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クロフツの全盛期に書かれた失踪事件から始まる謎の殺人事件をフレンチ警部が追う長編本格志向の作品。 事件の展開も起伏に富んでおり、最後は該当箇所のページをいちいち列挙した鉄壁の構成のアリバイ崩しとクロフツらしさが満載の傑作である。 | ||||
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クロフツの長編作品を年代順に読んでいるところです。この作品も、THEアリバイ崩し!と言う感じで、フレンチ警部が、行き詰まりホテルに缶詰めになって容疑者達のアリバイを考え直す中で相当苦労したりとか、フレンチ警部の人間くささがいいです。現代のミステリーとは違い、犯人の見当はだいたいついてしまうものの、古き良きミステリーと言う感じがとても好きです。 | ||||
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とても良かったです とても敏速に処理して頂き、本も良好な品でした。有難う御座いました。 | ||||
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『死の鉄路』の次に書かれただけに同作への言及が多い。登場人物や事件の発生環境をフレンチが回想する。本作の肝には影響の無い描写だが、もし両作とも未読であれば『死の鉄路』から先に読むのがお勧め。本作はその他に『ポンスン事件』の担当で『英仏海峡の謎』ではフレンチとの友誼が楽しいタナー警部も登場。『スターヴェルの悲劇』『マギル卿最後の旅』のラストシーンにも言及している(ネタバレは無し)等クロフツ=フレンチ警部ファンには楽しい作品だ。勿論、本格ミステリとしての結構は高水準、隠れた代表作の一つ。 | ||||
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フレンチ警部シリーズにしては ちょっとだけ珍しいです。 それはなぜかと言うと、最後のほうに 今までには見られなかった注釈が これでもかって言うぐらいに出ていること。 思わず「ええーっ」と思ってしまうこと、間違いないでしょう。 そしてもう一つ珍しいのは 殺害の形態。 発見されるのも実は同時だったりするのです。 まぁこの作品は誘拐からはじまっているので そうせざるを得なかったのかも。 もちろんフレンチ警部の執念の捜査は健在。 翻弄されつつも見事に犯人の粗を ついていくのです。 珍しい作品でした。 | ||||
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ホッグズ・バックというのはイギリスの地名で、いくつかの村からなる地方の名前だそうです。この本の冒頭にはこの地方の地図が掲げてあるのですが、これをきちんと参照しながら読み進まないとこの作品の面白さはなかなか味わえません。4件の殺人が起き、容疑者が6名くらいいて、それぞれにアリバイがあって全ての殺人を実行できる者が見当たらないという趣向なのですが、アリバイの多くが、殺人が起きた時にホッグズ・バックの別の村にいたというものなので、それを地図で確認しないとイマイチ実感が沸かず、犯人のトリックを見破ることもできないのです。終章でフレンチ警部が謎解きをしてみせる際に、彼が64もの手がかりを挙げて論証するのですが、ひとつひとつについて何ページに出てきた手がかりなのかが示してあります(翻訳関係者泣かせの構成だなあ)。これが、クイーンの発明した“読者への挑戦状”に対抗する技として活きています。正直言って私は読み進める際には推理をせずいい加減に読んでいたのですが、終章に入ってから改めて手がかりのページを読み返すうちに、自分がいかに注意を怠って読んでいたかを思い知り、反省させられました。 | ||||
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