■スポンサードリンク
愛に乱暴
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
愛に乱暴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても綺麗な状態で届き満足しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
展開が面白くて、一気読みしてしまいました。 まずこの真守という男は本当にドがつくほどのクズ。 こういう男は本当に1番結婚しちゃダメなタイプだとしみじみ思う。嫌な事があったらただ逃げてリセットして、結局同じことを繰り返す。自分がした事に対する過ちの反省もその場の表面上だけで、心からの意はない。絶対幸せになれないタイプの男。 それでも自分の子どもが出来たら少しは改心するのかねぇ、、と冷ややかな目線で思う。 そしてこの主人公の桃子も中々重い女で、今風の言葉で言うなら俗にいうメンヘラ、だと思う。 家庭も仕事もすべてを完璧にして甲斐甲斐しく尽くされるとうざったく感じてしまうのだろうか… うーん。結局はその行動自体が相手への愛ではなくて、自己愛の強さから来てるものだと、男の人を辟易とさせてしまうのかなと思う。 本当に相手のためを想う言動ではなく、 「完璧に尽くすから私を愛して欲しい」という動機からくる行動だと男は重く感じてしまうのか? 自分に置き換えながら、身に積まされる思いで読んだ。 女の狂いっぷりが見事で、チェーンソーだの放火だの、中々ドラマティカルな展開ながらも何だか生々しくリアリティがあった。 なんだかんだ言ってバカ息子の味方ばかりの義母もリアルな温度感がある。 身近にいる息子と母親のマザコン具合、溺愛っぷりってこういう感じですよね。こういう親子本当にいるわ〜と思う。 桃子を筆頭に、登場人物皆が、それぞれちょっとずつおかしい。 ラストの「ありがとう」のシーンがとても印象的で胸に刺さり、余韻がすごくありました、。 個人的には中盤にもとても印象に残るポイントがあった。(桃子の親と真守の家の家族の描写の違いの部分を冷静に桃子が分析してる所) ストーリー全体が非常に生々しいリアルな描写で、この作品を描いたのが男性作家さんだと思うとまた驚く、凄い。、 まるで女性の作品を読んでるような生々しい叙情的な作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を先に見てからですが、良かったですよ。 すでに書店では購入できないようでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を観てから、原作を読ませてもらいました。ラストが違っていて、いろいろな意味で救われました。 映画には画のインパクトが必要なんだとわかりました。 ラストだけでなく、原作の丁寧な描写に、読んで良かったと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桃子役を江口さんが演じるととても狂気に感じそうだ。直ぐ下に進みイライラしてきた自分に気がつく。時制を付いて書かれるね罠にもハマって入ったが、何より感情的になる主人公も私自身も。この男、家族、が全ての元凶。最低な男の人生に捧げた主人公の人生の時間。祖父の代から女垂らしさを見て育つとこういう男に育つのか。レシピをミスった甘いだけのボロボロのクッキーのような男。おかしくなってくる主人公の気持ちが手にとるほど分かる。吉田さんの悪人も大好物だけでこの映画もきっと何度も見るだろうな。人間の欲深さと甘さが相まって読み手に委ねる感じ。好きだ吉田修一❤︎ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすが吉田修一読ませる力が凄い。止められないお腹も空いたしもう夕方だ。コレから下巻に入ると夜中か?1日潰れる。久々に読み応えがあり。漫画やミステリーやエッセイや昔読み漁った中島らもまで読んで活字難民だったから余計ハマった。この役を江口のりこが演じるのだからストーリーにハラハラしてくる。世間にはよくある不倫話だが江口のりこだとミステリーになるのかも。沢山の登場人物と昔の人物像?と床下?確かに不倫の物語ではなさそうだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夫を掠奪された女性の日々が綴られた作品。 本作品は、どストレートな不倫をテーマとしたものだ。そのまんま読み進めるとあるある話で、退屈極まりない。 しかし、物語の合間に、主人公 桃子の日記、そして不倫をしている女性の日記が挿入されるという本作品の構成が、後半になってから(軽い)驚きを与えるのだ。桃子の突飛な振舞いも、興味を惹きつけてくれる。 前半のクライマックスは、桃子、夫真守、愛人奈央の初めての顔合わせ。真守の口から奈央の妊娠を告げられ、狼狽から激しい怒りに変わる桃子。というところで後半へ・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半は、早々に、そうか桃子って!が判明する。なるほど、この構成に仕掛けがあったのか、とつらつらと読み進めていた読者は、読み返さなければならないだろう(自分だけか)。 義母も徐々に真守の味方をするようになり、桃子の非をあげつらっていく。あげく、義母は、桃子に怯えを抱くようになるのだった。 義母とのバトル勃発で、行き場を無くした桃子。本作品は、桃子と義母の関係性の変化も見所である。桃子の過去が分かるあたりから、これまでとは違って見えてくるのだ。 ラストは、チェーンソーを持って「乱暴」・・・とはならなかったけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある場面までは一つの時代で読ませて、ただの名前を出しただけで過去と今をシンクロさせ、更に畳からその家に纏わる古い時代の愛を登場させる、何て言うのか、、、展開が面白い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子なしの夫婦間の微妙な、心理描写を、みこ。とにえがいて、離婚とは、このように、感情の行き違いで、なってしまうのかと、見事に描いてある。面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気読みでした。 この終わり方はとうなのかな。 ここで終わり!? もっと読みたいんだけどなと思いつつ これでいいのかもしれないとも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数年ぶりに再読。やっぱり面白くて1日で読み切ってしまった。 日常の何気ない出来事や会話、心理描写が生々しくて引き込まれ、物語がスピード感を増してくると狂気と緊迫感が加わって一気に読んでしまいたくなる。 主人公は、自分は夫を愛しており、ある出来事以外は何の落ち度もないと思っているところが不思議くらいだ。夫に対する態度を省みることもない。妻としての立場にあぐらをかいているように思う。仕事ができるし、義父母の世話もよくやっているが、何かが欠落している。「真心」か。私も同じ”妻”として反面教師としたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友人に勧められて読みました。夫婦や愛情について考えさせられる作品でした。おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人間描写の面白さはもちろん、まさかのトリックが用意されています。 これ、あんまりレビューで書かれてないのはなぜでしょう。。。 最高に嫌な男が出てきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私が悪いことしたわけではないのに、 なんで私が去らなきゃいけないの? これ、私も思った。 生まれ育った場所から遠く離れ、 仕事も辞め、 一生懸命家事やって、一生懸命育児して、 一生懸命 義家族、親戚と付き合って、 なんで私が全部手放して、 この家を出ないといけないの? なんの苦労もせず、自分の生活を変えることなく、仕事も住む場所もそのままで、 あんたは新しい女と新しい人生始めるってか。 私とのこと、なかったことにして、 新しいスタート。むかつく。 明日クビになるとわかってたら、 あんなサービス残業しなかったわ、というのと似てる。 私は桃子みたいに踏ん張らなかったから、 後から、こう言ってやればよかった、 こうしてやればよかった、って悶々とした。 でも、桃子みたいに踏ん張らなかったおかげで、 いまの穏やかな生活を手にすることができたのかも。 人は、出会い、別れる。 納得できるときもあれば、納得できないときもある。 私はまだ納得できてないのだろうか。 別れて、もう10年。 まだ恋もできない。 ひさしぶりに、心のわだかまりを 掘り返されて、目の前に突きつけられた 一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
騙されます。ミスディレクションという手法ですね。折原さんらが得意なやつです。 だけど、内容はありふれてるかな。狂気をもっとエスカレートさせれば面白かったのに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
吉田修一は「悪人」が秀逸だった。今作は夫の不倫でもめる夫婦のお話ということで興味がわき読んでみた。 感想は普通であった。何も起きないし、結論もない、解決もない、救いもない、ラストも納得が行かない。 ただ小説とはそんなものである。物語に答えはいらないと作者が言っている様な気がする。 ただ、少々ミステリになっていたり(最後まで謎が多いままだが)、凝った作りになっていたり、やはり吉田作品だなと思う部分がある。 夫婦の関係、嫁と姑の関係などはもちろん、登場人物の「本音」と「建前」などの描写はすばらしい。 吉田修一の上下巻ものは、上巻は退屈だが下巻になると一気に話が進行し、上巻と下巻は全く違う本になる。 一冊にできるお話(500P)を上下巻にするのは、そんな意図があるのだろうかと思ってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何だろう、、巷ではゲス不倫が流行り中 この主人公もその渦の中にいる 加害者でもあり被害者でもある大きなお屋敷に住む美しい主婦でもある桃子 しかし、因果応報はあるのだ… 旦那さんは長谷川博己みたいな容姿かなと 想像しながら、上下巻ともにあっという間に 読んだ この作家さんの作品は夢中にさせる力があると 改めて思った 面白かったです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何だろう、、巷ではゲス不倫が流行り中 この主人公もその渦の中にいる 加害者でもあり被害者でもある大きなお屋敷に住む美しい主婦でもある桃子 しかし、因果応報はあるのだ… 旦那さんは長谷川博己みたいな容姿かなと 想像しながら、上下巻ともにあっという間に 読んだ この作家さんの作品は夢中にさせる力があると 改めて思った 面白かったです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実にリアル。平和な日々を送っている主婦にも、いつ訪れるかわからない霹靂。主人公の心が日々壊れていく様や、こんなリアルな感情を男の人が表現できるとは信じがたい。数年前に読んだが 内容はずっと忘れず心に残っている作品です。レビューすま郎さんの感想に同感です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!