魔邸

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

魔邸の評価:

3.07/5点 レビュー 15件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(1pt)

なぜだろう…

この作者は「ホラー作家の棲む家」以来のファンなのですが、なぜこうも「少年」の出る作品にこだわるのでしょうか。「少年」が主人公でない作品は本当に上手いと思うのですが…。この変なこだわりがとても残念です。
魔邸 Amazon書評・レビュー: 魔邸より
4041059402
No.3
(3pt)

十代の読者の三津田作品入門に良いと思う

「家シリーズ」はおどろおどろしい内容の割にあっさりしてるというかライトな印象があります。
面白くない訳では無いのですが、どうしても刀城シリーズや作家三部作くらい力の籠った作品を期待してしまうのでそのギャップが大きいのだと思います。
ただ、若い読者の三津田作品入門にはちょうど良いかもしれません。
自分が十代でいきなり本書に出会っていたら非常に楽しめただろうと思います。
魔邸 Amazon書評・レビュー: 魔邸より
4041059402
No.2
(3pt)

タイトルほどではないが

怖さの点においては『魔邸』というタイトルほどではないな……というのが、舞台となる屋敷についての感想。

しかし著者プロフィール紹介のページにある「『禍家』『凶宅』と並ぶ〈家三部作〉の1作」という説明を読んで納得。なるほど、あのシリーズなら、ホラーという点においては、前二作にこそ劣るものの、こんなものだろう。
あれ? 〈家三部作〉の最後の一作は光文社文庫の『災園』じゃなかったっけ……。あっちの裏表紙には、そう書いてあるよな。

まあ、そういった疑問はさておき、怖さではそのレベルなので、『わざと忌み屋を建てて棲む』に出てくる〈烏合邸〉クラスの恐怖を期待している人にとっては物足りないかもしれない。むしろ「人間って怖い」という感じなので。
と言ってもそれは、あくまで舞台となる屋敷についての話で、途中に出てくる、主人公の少年・世渡優真が過去に体験した二つの怪異現象は怖い。実に怖い。希望としては、これを舞台に短編を仕立てて欲しい。

ファンなら充分、合格点に値する作品だと個人的には思う。ただ、前述どおり『魔邸』というには大きく名前負けするので、星三つ。〈烏合邸〉みたいな恐怖を書いて欲しかった、というのが第一の感想だったので。
付け加えておかねばならないのが、ラストの一文。これは本当に秀逸である。
魔邸 Amazon書評・レビュー: 魔邸より
4041059402
No.1
(3pt)

愛読者には物足りない。

小6の優真は、作家だった父と死別し、母と二人暮らしをすることになります。
母は割とすぐに再婚するのですが、相手は真面目で職業もしっかりしており、世田谷に大きな邸宅を構える男性。
教育熱心で、優真という跡取り息子が出来たことを喜びます。
しかしその空回りとも言える熱心さが、優真には憂鬱でしかありませんでした。
程なくして母の妊娠と、義父の海外赴任の話が持ち上がります。
とりあえず先に義父と母だけ引っ越し、優真が安心して通える学校を探すことになり、優真は夏休みの間、義父の弟である叔父に預けられることに。
叔父は義父と違いお調子者で面白く、優真も大変懐いています。
叔父が所有する別荘で暮らすことになるのですが、この別荘とその周囲の森が、とんでもない曰く付きの別荘だったのです。
優真が別荘に着くと、叔父の恋人である怜美という女性が出迎えます。
大好きな叔父と、その恋人の優しい女性。
楽しく過ごせそうな気がするのに、優真は何故か別荘に畏怖を覚えます。

読んでみた感想は、三津田信三作品の愛読者には、正直物足りないかなぁ…というものです。
家シリーズ第3弾ということですが、「禍家」「凶宅」の方が怖いですね。
優真が暮らすことになる別荘の周囲に広がる森は「神隠しの森」と呼ばれ、過去に何人もの少年が神隠しに遭っています。
その森は「神々櫛村」という神隠しが多く起きる村と繋がっており…という描写があり、「刀城言耶シリーズ」が大好きな私としてはテンションが上がったのですが、この作品の中でそれ以上リンクすることもなく。

別荘の中で優真が目撃する、謎の影。聞こえる足音。
確かに怖いのですが、過去の三津田作品ほど怖くありません。
何故でしょう。優真の持つ特殊な体質のために、優真が本当に危機的状況に陥ることはないだろうと、どこかで安心するからでしょうか。
森の中で、とあるものから追いかけられ鬼ごっこをするシーン。
あまりに長く、同じようなシーンが続くのでそこだけ流し読みしてしまいました。
三津田作品ではまず流し読みしない私が。
それだけちょっとグダグダ感があったというか…。

けして面白くない訳ではないんです。
ただ三津田作品の愛読者となると、もっと深い臨場感を期待してしまうというか。
発売を心待ちにしていただけに、ハードルが上がっていたのかなぁ…。
とはいえ先日発売された「忌物堂鬼談」よりは遥かに楽しめました。
魔邸 Amazon書評・レビュー: 魔邸より
4041059402