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六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム六月の桜 伊集院大介のレクイエム
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六月の桜 伊集院大介のレクイエムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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こちらの作品、不評だったと、著者ご本人が仰っていた記憶があります。 どっこい。超名作。 | ||||
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本当なら伊集院大介が児童相談所とかへ相談へ行って少女を保護するのが本当なんだと思いますがね。まあ、そう言ってしまえば身も蓋もないんですがね。だが読むと面白いんです。 | ||||
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栗本薫の作品なので安心して読もうと思いました。 主人公の少女が幸福になって終わることを願っていました。 読み進むうちに、だんだん違和感が増してきました。 どうして栗本薫さんは、自分の世界に閉じこもっているのだろう。 もっと世の中に出て、大きな声で物をいった方がいいのではないかと感じました。 生前に栗本薫さんに一言だけ言っておけばよかったという悲しみのある一冊です。 自分の期待の甘さと、想像力の貧困に比べれば、 栗本薫の世界観の方が大きいのは分かります。 それでも何故、こんなに悲しい物語を書かないと行けなかったのでしょうか。 単なる量産という枠だけでは語れないような気がします。 墓前にお伺いを立てたいような気がします。 | ||||
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77歳と11歳の恋。あらすじを読んだときはかなりひいたんですが、 読んでみると視点が11歳の少女で、なおかつ小学生の少女という よりはかなり大人びており、相手のほうもとても精神的に77歳の老人という 感じではなく、ミステリーというよりは悲劇に終わった恋愛小説のようでした。 こと恋愛なんてはたからみて間違っていたとしても、当人たちが 正気にかえるまではどうにもできないものだと思います。 11歳の子供がこれほど追いつめられなければいけない現実は、 実社会でも起こっているだけに小説の中でこそ、名探偵伊集院大介に 少女の心を救ってもらいたかったです。また作者である栗本先生が なくなられた後出版の文庫であったため、文庫版あとがきがないのが ずっと作品を追いかけてきた私にとって、悲劇的なラストとあいまって、 涙がでるほど悲しい一冊でした。 | ||||
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ズルいですよ・・・栗本先生・・・ 桜子さんがかわいそうすぎます・・・ 先生自身、ひとりのお子様がおいでで、心から愛しておいでなのに、こんな残酷な話をどうして書くことができたのでしょう。 栗本先生も心の中で血を流しながら書き上げた作品なのではないでしょうか。 この圧倒的なリアリティー。 最後まで「人格」がボカされて狂言回しの人形のような、自分しか見えていない悲しい老人。 家庭では遺棄というおそろしい虐待を受けながら、学校でのいじめにもひとりで立ち向かう少女。 ふたりがであってしまったとき、恐ろしい歯車が動き出します。 それは運命と簡単に呼ぶことの出来ない、あまりにも青酸ない行き止まりの挽歌でした。 「人間関係における医師でありたい」という伊集院大輔は、しかし今回はレクイエムではなく大失態を犯します。 なんという悲劇。 これは探偵ものではなく、現代のドストエフスキー作品です。 自分の属する時代がどのくらい壊れてしまったのか、どのくらい無残な「現実」の中で生きていかねばらないのか、あらためて突きつけられた気持ちです。 伊集院大輔をもってしても癒すことのできない亀裂、傷。おそろしい物語です。 | ||||
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本作「六月の桜」は、伊集院大介が登場するのは後半部分であり、「孤独な魂」の悲劇を描いた作品というイメージが強力でミステリー性はほんの香りだけという感じです。 主人公は、母子家庭の小学6年生で、家庭を顧みない母親の替わりに弟を面倒を見、家庭の雑事をこなしています。彼女は、学校では「いじめ」に会い、孤独な生活を過ごしています。 そんな彼女が、桜の花に引き寄せられて出会うのが、旧家の家族のいない77歳の老人です。この二つの「孤独な魂」が出会い、「禁断の恋」(本の帯にはそう謳ってあります)に陥り、悲劇の結末に転げ落ちて行くのですが、物語としては、余りに切な過ぎます。確かに、この物語の進行では、こうなるしかないのでしょうが・・・。 「いじめ」の一つの性格をしっかり捉えていて、それに老人の孤独からくる狂気を絡ませ、栗本作品らしい作品になっています。 | ||||
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命にまつわる生死については確固たる信念を持ち努力を惜しまない伊集院大介が、 心の生き死にに関しては無能極まりないことが暴露されてしまいます。 作者の栗本氏は今回のテーマに「自分の命」と「自分の尊厳」が葛藤したとき、命よりも尊厳を選択する主人公を描きました。 そして伊集院大介には、事件の真相を見抜く才能はあっても、将来の可能性を説得する才能は無かった、というより、 「優しい密室」や「タナトス・ゲーム」の頃よりも、時代がさらに絶望に侵されていることを目の当たりにしてしまったわけです。 島田荘司氏の御手洗潔は「ぼくは世の中全てを救うことは出来ない」と学術世界に行ってしまいましたが、伊集院大介は今後どう行動するのでしょうか。 また栗本薫氏は昨今伊集院大介シリーズに、一方的で圧倒的な関係が事件の種子となる設定を入れており、謎解きの要素や伊集院大介のキャラクターを好む読者からは不評を買っています。この先どうするのでしょうか。 | ||||
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