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六月の桜 伊集院大介のレクイエム
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六月の桜 伊集院大介のレクイエムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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キャンペーンで安かったので買ってみた。 あまりの駄作にレビューをかかずにいられない。 読後感が悪すぎる。先生や母親がステレオタイプ。 端役に対する愛情がない。 この作品に伊集院大介必要でしたかね。 | ||||
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こちらの作品、不評だったと、著者ご本人が仰っていた記憶があります。 どっこい。超名作。 | ||||
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本当なら伊集院大介が児童相談所とかへ相談へ行って少女を保護するのが本当なんだと思いますがね。まあ、そう言ってしまえば身も蓋もないんですがね。だが読むと面白いんです。 | ||||
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栗本さんらしい作品です。 導入部は読みやすく、お話にも引き込まれていきます。 半分ほど読んだところで、これからもう読みたくなくなって本を閉じました。 30分ほど過ぎ、やはり続きが気になり一気に読了。 こういう話があっても良いのかもしれない? やるせないねぇ。 やはり、晩年はマイナスのエナジーに取りこまれていたのかしらん? | ||||
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なんのために出てきたのか…と、伊集院先生本人が叫んでいそうな結末。 探偵ものだと思わずに読めばこれはこれで純愛ものとして、読める。かな。 77歳と11歳の恋って…帯を見ただけで「うえええー}とげんなり してしまい、買ってから手に取り読み始めるのに時間かかった。 読み始めたら一気にいけたけど、やっぱこの純愛に感動するのは私はムリ。 愛に年の差は関係ない…かもしれないけどいくらなんでも。 まあ、桜子ちゃんと譲さんが幸せならいーけどねえ…。悲劇的結末も ふたりが幸せならいーんじゃない?としか、いいようがないけど。 伊集院先生、活躍できなくて残念でした。唯一の救いは、クラスメートの 誤解が解けた点かな。被害者については、まったく自業自得と思うので、とくに同情も 出来ない。 エピローグ、もう少し余韻が欲しかった。洛丁?と思ってしまったほど、 ぶっつり突き放された感じがした。 にしても、栗本先生のキャラって、娘と母親が必ず不仲なんですね。 | ||||
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栗本薫の作品なので安心して読もうと思いました。 主人公の少女が幸福になって終わることを願っていました。 読み進むうちに、だんだん違和感が増してきました。 どうして栗本薫さんは、自分の世界に閉じこもっているのだろう。 もっと世の中に出て、大きな声で物をいった方がいいのではないかと感じました。 生前に栗本薫さんに一言だけ言っておけばよかったという悲しみのある一冊です。 自分の期待の甘さと、想像力の貧困に比べれば、 栗本薫の世界観の方が大きいのは分かります。 それでも何故、こんなに悲しい物語を書かないと行けなかったのでしょうか。 単なる量産という枠だけでは語れないような気がします。 墓前にお伺いを立てたいような気がします。 | ||||
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77歳と11歳の恋。あらすじを読んだときはかなりひいたんですが、 読んでみると視点が11歳の少女で、なおかつ小学生の少女という よりはかなり大人びており、相手のほうもとても精神的に77歳の老人という 感じではなく、ミステリーというよりは悲劇に終わった恋愛小説のようでした。 こと恋愛なんてはたからみて間違っていたとしても、当人たちが 正気にかえるまではどうにもできないものだと思います。 11歳の子供がこれほど追いつめられなければいけない現実は、 実社会でも起こっているだけに小説の中でこそ、名探偵伊集院大介に 少女の心を救ってもらいたかったです。また作者である栗本先生が なくなられた後出版の文庫であったため、文庫版あとがきがないのが ずっと作品を追いかけてきた私にとって、悲劇的なラストとあいまって、 涙がでるほど悲しい一冊でした。 | ||||
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伊集院大介の言葉をもってしても、桜子の孤独な心を救うことができなかったというのが、読者にとっても救われない話でした。 人間の狂気や心理描写は栗本先生の真骨頂ですが、事件がおきるのは物語の後半。犯人は誰か、考えるまでもなくわかってしまうし、そのくせトリックがいまいち説明不足。 11歳と77歳の恋って、栗本信者の私が読んでいても気持ち悪さにめげてきます。伊集院シリーズではなく、別物でこの世界観ならまだ納得できるのですが…… | ||||
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内容は救いがないし、肝心の事件の方も、別に名探偵が登場しなくても、少年探偵団予備隊で解決出来そうな程、底が浅い。元々、伊集院大介はそう突拍子もない大事件に遭遇したことも余りないワケだが、(中には『天狼星』みたいな極端な事件もあったが)それでも読後、爽快感があるのは、彼の人間としてのオーラ、魂の救済者としての存在が際立っていたからなのだが、今回の事件は完膚無きまでに完全敗北。事件の依頼人から、渦中の主人公まで、誰一人として救えない。こんな事件、こんな犯人を相手に!? 一体どこが「名探偵」なのやら。伊集院探偵談でさえなければ、ある種の「問題提起」物として読めないこともないが、社会派ミステリーとしてなら及第点にも達していないだろう。私が伊集院大介なら、「すでに自分は何者をも救えない立場」を自覚して、引退の決意をするに足る一作である。 | ||||
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せっかくの伊集院モノだったのにこの体たらく… もう再読することはないだろうし、これから先も 読み続けるか分かりません。 思い出すたびに、なにかねっとりと嫌な気持ちになります。 | ||||
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2年程前だったと思うが、伊集院シリーズで初の駄作が あった。『女郎蜘蛛』。時代錯誤も甚だしいシロモノで あった。そして今回。又、ポカをやって下さった。 (栗本センセイ、しっかりして下さい…) 大体、小学生が何かの詫びに、親に言われたのでなしに 品物を持ってくるものか? その前に、貧しい母子家庭の子供が、私立の小学校とか 行くか?(小学校は6年もあるんですよ…) いじめっ子小学生が、イジメをした自分自身にトラウマとか 感じるか?(そんなら、こんなにもイジメ事件ってないでしょう。 現実は、いじめられた標的が自殺して、いじめっ子は新たに 次の標的を探し出す事も多いそうですよ。06年福岡県の 小さな町での自殺事件の例) 又、これはもう止めて欲しい。この老人、世代はいつよ? 『昔は女の子は13、4歳にもなれば結婚したもんだ…』 それって明治30年以前の農村での話でしょ?!この老人の 世代では全然ないでしょ?そういう女達がどんな悲惨な扱いを 受けていたか?もう、止めて下さいよ! 栗本先生には、他の小説家みたに締め切りがないのでしょ? 書けないのならば、書かないで欲しいです。 伊集院シリーズで駄作を見るのは、辛いです…。 | ||||
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もう買う価値がない。 理由は、小手先で書いているからだ。 読んでいるうちに白けてしまう話だから。こういう話こそリアリティがあるべきであり たとえトリックがひねっていなくてもリアリティがあるべきである。 ネタバレになるので書かないが、これ誰でも気付くだろ? 読んでる人間を馬鹿にしてる のではないかと思えて仕方がない。誰が誰を愛することがリアリティが無いのではない。 その誰が誰を愛するにいたってそうであるべき背景、小道具の使い方が栗本の小手先で やってる感がばればれでよくこのレベルの作品を出版したものだと思う。 昔から伊集院を購入してきたが、いいかげん読者を馬鹿にした小手先で書くのは いいかげんしてもらいたい。栗本薫が書けばなんでもかんでも受け入れられるだろう、 という無条件愛の時代はおもいきり昔に終わったのだ 今まで伊集院に関して何?これ?と思うような作品ばかりになっていたが今回のほど さすがに酷いのでついレビューをしてしまうほどだ。 いくら昔から読んでいる人間と言えどもこの作品は、フォロー出来ない。 いい加減、仮面あたりが最後のベストという状況をどうにかしてもらえないだろうか | ||||
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ズルいですよ・・・栗本先生・・・ 桜子さんがかわいそうすぎます・・・ 先生自身、ひとりのお子様がおいでで、心から愛しておいでなのに、こんな残酷な話をどうして書くことができたのでしょう。 栗本先生も心の中で血を流しながら書き上げた作品なのではないでしょうか。 この圧倒的なリアリティー。 最後まで「人格」がボカされて狂言回しの人形のような、自分しか見えていない悲しい老人。 家庭では遺棄というおそろしい虐待を受けながら、学校でのいじめにもひとりで立ち向かう少女。 ふたりがであってしまったとき、恐ろしい歯車が動き出します。 それは運命と簡単に呼ぶことの出来ない、あまりにも青酸ない行き止まりの挽歌でした。 「人間関係における医師でありたい」という伊集院大輔は、しかし今回はレクイエムではなく大失態を犯します。 なんという悲劇。 これは探偵ものではなく、現代のドストエフスキー作品です。 自分の属する時代がどのくらい壊れてしまったのか、どのくらい無残な「現実」の中で生きていかねばらないのか、あらためて突きつけられた気持ちです。 伊集院大輔をもってしても癒すことのできない亀裂、傷。おそろしい物語です。 | ||||
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本作「六月の桜」は、伊集院大介が登場するのは後半部分であり、「孤独な魂」の悲劇を描いた作品というイメージが強力でミステリー性はほんの香りだけという感じです。 主人公は、母子家庭の小学6年生で、家庭を顧みない母親の替わりに弟を面倒を見、家庭の雑事をこなしています。彼女は、学校では「いじめ」に会い、孤独な生活を過ごしています。 そんな彼女が、桜の花に引き寄せられて出会うのが、旧家の家族のいない77歳の老人です。この二つの「孤独な魂」が出会い、「禁断の恋」(本の帯にはそう謳ってあります)に陥り、悲劇の結末に転げ落ちて行くのですが、物語としては、余りに切な過ぎます。確かに、この物語の進行では、こうなるしかないのでしょうが・・・。 「いじめ」の一つの性格をしっかり捉えていて、それに老人の孤独からくる狂気を絡ませ、栗本作品らしい作品になっています。 | ||||
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命にまつわる生死については確固たる信念を持ち努力を惜しまない伊集院大介が、 心の生き死にに関しては無能極まりないことが暴露されてしまいます。 作者の栗本氏は今回のテーマに「自分の命」と「自分の尊厳」が葛藤したとき、命よりも尊厳を選択する主人公を描きました。 そして伊集院大介には、事件の真相を見抜く才能はあっても、将来の可能性を説得する才能は無かった、というより、 「優しい密室」や「タナトス・ゲーム」の頃よりも、時代がさらに絶望に侵されていることを目の当たりにしてしまったわけです。 島田荘司氏の御手洗潔は「ぼくは世の中全てを救うことは出来ない」と学術世界に行ってしまいましたが、伊集院大介は今後どう行動するのでしょうか。 また栗本薫氏は昨今伊集院大介シリーズに、一方的で圧倒的な関係が事件の種子となる設定を入れており、謎解きの要素や伊集院大介のキャラクターを好む読者からは不評を買っています。この先どうするのでしょうか。 | ||||
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