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ランナー
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ランナーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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読んでいるととにかくキツイ、痛い。「ランナー」というタイトルだけどまだランは始まらない。これからか? | ||||
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カバーに汚れも無く、帯もついておりとてもきれいな品物で、満足しています。 | ||||
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長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李に惹かれていった。 無口で、感情を表に出さずに、自分自身のなかで家庭で起こる虐待を処理しようとしている。 抱えられないのに、抱えようとするその若さが切ない・・・。 それもこれも、家庭環境がそうさせているのかもしれない。 母は離婚する。 夫が愛人をつくり「すまないな。お前は、強いから一人で生きていける」と言うが、何も言えない母。 夫の弟夫婦が事故に遭い、その子ども・杏樹を引き取ることになる。 そして、杏樹が見せるしぐさや表情が別れた夫に似ていることから母親は、杏樹に虐待を始める。 夫への怒りをきちんと、処理できないために、こんな風に憤りが噴出してしまうのだろうかと考えた。 家庭の事情から陸上部を退部しようとした碧李だが 母親の虐待、そして、碧李は薄々感じながらも母に追及できない そんな弱さや情けなさに心が奪われていった。 虐待を繰り返す母親は、もう、限界と思い、元夫と会い、 子どもを引き取ってもらおうとするが・・・ 虐待をされていた杏樹が「ママ、ママ」と別れを惜しむ。 そして、母親も杏樹を抱きしめる。 この依存と共依存の虐待の怖さが、この小説とは別のテーマになった。 | ||||
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スポーツ小説かどうかは、ともかく、家庭内の問題がずっと話の中で流れているにも、関わらず、物語の最後に、その問題が、きちんと収束せず、本当にそれでいいのか? と激しい疑問が残る。ランナーとして長距離走ることより、家族の問題が大きすぎて、そこを雑に終わらせたことが不快。杏樹ちゃんは、結局それできちんと幸せになれますか? | ||||
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自分を押し殺し、母、そして妹の為に自分を犠牲にする長距離走者・主人公碧季。とても痛々しい。そのキャラクターを陸上部監督・箕月、マネージャー・杏子、チームメイト・久遠がそれぞれの個性で何とか支えている。 記録がはっきり出るトラック競技よりも、風景と同化できるロードを走りたいという気持ちへは共感できる。 スポーツ青春小説としてではなく10代の少年が成長していく物語として捉えるべき。続編へ期待。 | ||||
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とてもきれいな商品でした。間だ読んではいませんが、とても楽しみです。 | ||||
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すぐに届いてよかったです。 感想文用に買いましたが、感想文を書くには少し難しい話のような気がします。 | ||||
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文章がうまい!! キラキラと光る風景やそれぞれの心情描写の上手さに呻ってしまいます。 物語自体は、娘(主人公の妹)を虐待する母親と主人公の心の葛藤と心 の再生を高校陸上部を舞台にランナーとして成長する過程で描いています。 吹っ切れる様な青春ストーリーではなく、暗い部分も漂いますが、ラスト に一光が射します。 何故??!! ガチッと母親と対峙して、主人公は、物を言わないのか? じれったくて、不満ですね~~~~! | ||||
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説明通りの品物でした 大変助かりました また宜しくお願いします。 | ||||
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あさのさんの流れるようなきれいな文章(描写)に吸い込まれるように一気にページをめくりました。スポーツをやっている人はもちろん、やっていない人でも何か感じられることがある作品だと思います。 また、個人的には、元水泳選手の田中雅美さんの解説にすごく勇気づけられました。 | ||||
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さすがは、あさのあつこだった。 私はランはやらないが、身体を動かすうちにいろいろな思いが抜け落ちて透明になっていく感覚は何と無くわかる。 世の様々な「しがらみ」や、自分に張り付いた「感情の澱」を洗い流したら、どんなに身体を自由にうごかせるだろうか。 杏樹は女神だ。走りたくなった。 | ||||
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男子高校生の心の葛藤を描いた物語 ※タイトルからは、スポーツ小説と思われますが、主題ではありませんね 陸上部を退部した少年 家庭は、両親が離婚して、母、妹6歳 の3人。 娘を愛せない母親との母子家庭で、走ることを遠ざける少年 陸上部マネージャーからの部活復帰への誘いの電話 しかし、家庭では・・・。 と、家庭環境の中、それぞれが葛藤、模索しながら、妹がキーパーソンに話は展開 そして、それぞれが、ある決断へ ******************************************************** 家庭の事情から、それぞれの葛藤を描いた物語です。 突拍子もないことがあるわけではないですが、 どこか、「思い当たり」「共感できる」内容に、引き込まれました 一気読みできる量なので、時間あるときに、どうぞ | ||||
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"一瞬の風になれ"と同じ陸上小説の青春もの。こちらの方は家庭環境に悩みながらの展開です。次巻にも期待(^_^) | ||||
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RUNという言葉には操業中、継続して活動しているという意味があります。 主人公の碧季が陸上に取り組む姿を全体の象徴としているのではないかと感じました。 「ランナー」とは、精一杯に人生を継続中の全ての人のことを指している言葉なんだと思いました。 愛情は美しくも、温かくもない。残虐で、貪欲で、浅ましい。 飢えた獣が獲物の骨の欠片まで食い尽くすように、 相手の全てを所有したいと望んでしまう。 著者は愛情について独特の見解を見せています。強い愛情というものは相手に対する強い執着で、 それはときに相手の気持ちを考慮せずに、自分の考えを押しつけてしまったりします。 全ての愛情を否定しているのではありません。多すぎても、少なすぎても問題であると言っているのです。 結局のところ困難な状況を救ったり、人生を豊かにするのも愛情なわけですから。 碧季の母の千賀子は、自分の母親から過度の期待をかけられ完璧で強くなるようにしつけられます。 千賀子には妹もいますが、母親は妹には全く関心がありません。千賀子には母親の期待が重荷でした。 自責の念から養女にした夫の弟の娘を溺愛します。さらに強くなったことが理由で、 弱い人間に夫を奪われてしまいます。妹の方は平凡な家庭を築いてます。 千賀子は後悔や憤り、嫉妬、母親としての責任感など複雑な思いを抱え込んでいます。 夫に去られてからは、養女への過度の愛情が次第に理不尽な八つ当たりに変わっていきます。 杏子の母が病弱な息子に過剰な愛情を注ぎ、そのことは息子にとって重圧であったことに気づきません。 またそのことは、娘の杏子にとっても母親の愛情を奪ってしまう結果となってしまいます。 杏子自身は好意を寄せる相手の関心が自分以外に向いていることに嫉妬しています。 ですが表向きは平静を装い、好意を寄せる相手の関心対象に興味を示します。 碧季は両親の離婚という複雑な家庭の問題を、走ることでひととき忘れることができます。 ある意味現実逃避です。RUNという言葉には逃げるという意味もあります。 走ることに荒削りながら才能の片鱗を見せ始めますが、まだ技術的に未熟なため結果が伴わないうちに 挫折してしまいます。この頃碧季は母親と義妹の杏樹の問題に気づきますが、解決策が見つけられません。 その心配事が理由で今度は陸上から逃げてしまいますが、監督とマネージャーから復帰を打診されます。 ここで大いに碧季の助けになるのが友人の久遠と熊泉先生です。 しかし、碧季は母親と義妹の問題については結局誰にも相談できませんでした。 義妹の杏樹もこのことで他者に助けを求めませんでした。 おそらくですが碧季と杏樹にとっては、問題があるとしてもかけがえのない唯一の母親であること 家族の絆をあきらめきれなかったのではないのでしょうか。 誰かを守りたいと強く思うことは、その誰かに守られていることでもある。 周囲の支えもあって、碧季は家族や友人、陸上を通して人生に前向きになっていきます。 物語は雪どけの春から始まり新緑の初夏で終わりますが、彼らの人生はまだまだ続きます。 けっこう重いテーマですが、さわやかに描かれている素晴らしい青春小説だと思いました。 熊泉先生によると碧季はモテるそうなので、杏樹がブラコンになりそうなのがちょっと心配です。 | ||||
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作者の取材能力が作品に現れたようです。陸上競技ものは好きですので懸命読みました。 | ||||
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スポーツ青春ものを期待して読み始めました。 そんな部分もありました。 しかし、メインは、母親と娘の関係だったような… 友情、恋心まどのファクターもあったと思いますが、 爽やかさや、ときめきを感じられる部分が少なかったと思います。 ちょっと身につまされました。 その意味で、全体に、暗い、と思いながら読みました。 これはこれで大切に思う方もいらっしゃると思います。 しかし、楽しめなかったので、他の方には勧めたくないです。 | ||||
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ほかの方も書かれていますが、この小説はスポーツ小説ではありません。スポーツものを期待している方は読んではいけません。主人公やその家族の内面の葛藤を描いたものです。私小説のフィクション版みたい。読んでいる間中、ずっと暗くなりました。スポーツ小説の清々しさや、読み終わったときのさわやかさ、感動もありません。作者の代表作の「バッテリー」もそもそもスポーツ小説ではありませんでしたが、「バッテリーを超える」というPRのキャッチにだまされてしまいました。作者のファンの方には申し訳ありませんが、この評価としました。 | ||||
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軽いというか、薄いというか、不完全燃焼。 もう少し陸上とのかかわりで深みを出してほしかった。 | ||||
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私は、ランナーという陸上競技を連想させるこの題名にひかれて買ったのですが 題名にするほど物語の中に陸上の事が書かれていなかったのが残念です。 陸上の話。というイメージを持たずに読み始めればまだよかったかもしれませんが・・・。 私的にはもう少し陸上の試合の場面や様子の事が書かれていたらなぁ・・・と思います。 | ||||
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出だしでは、スポーツ小説らしい爽やかさを期待しながら、読み始めた。 走ることの美しさ。自分の中の余計なものを振り払い、剥ぎ取りながら、小さな自我の核となる快感。 そして、失敗。再びスタートに立つことへの恐怖感。落ち着かない家庭環境の中での悲壮感。誰かに頼ったり甘えたりすることができず、意地を張るしかできなくて増してゆく孤立感。それでもなお、あきらめきれない。 主人公の碧李の息詰まる心情は、少年を描きなれている作者らしい。 しかし、途中から、作者が女性の書き手であることを強く意識させられた。 陸上部のマネージャーの杏子の、主人公の母親である千賀子の、その情念が際立って生々しく、物語が進むにつれて主人公がかすみそうなほどだ。 そこを踏まえると、この本を、どれぐらいの世代の人に勧めていいものか、困惑する。 少なくとも、スポーツが主題の小説を思って読まないほうがいい。 田中雅美氏の解説によってようやく補完されているような印象が残った。 | ||||
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