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充たされざる者
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充たされざる者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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カズオ・イシグロは好きなんですが、唯一最後まで読めなかった作品です。 他人の見た夢の話を延々読まされてる感じ。 最後まで読めば何かカタルシスが得られるかも……と頑張りましたが、300ページくらい読んだところで「あ、この本最後までこのまんまだわ」と気づいて読むのをやめました。 最初の数ページを読んで面白いと思えた人は最後まで面白いと思います。 | ||||
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次から次へと主人公も知らない話が続いてイライラします。長いし結局どうなの?みたいな感じで良くわかりません。わたしたちが孤児だったころ、にも似たような章があり同様にイライラしました。このイライラがたまらん、という人にはオススメです。 | ||||
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文庫本の厚さに驚いたが、自分が読んでいない唯一のイシグロ作品なので期待して読み始めた。小説の内容がなかなか理解できずに読み始めて、「ん? 何なんだこの話は?」と思ったので、禁じ手の訳者後書きを読んでしまった。なるほど、「そうなのか」と構成や作風がわかったことからそのまま読み進めることができた。描写やストーリー展開はよくできていて読み手を飽きさせない。ただ、これまで読んできたイシグロの“平面的展開”を期待して読むと、三次元、いや四次元のストーリー展開に付いて行くにが楽ではないかもしれない。 | ||||
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まず、本の厚さに驚く。 会話文が多いが、意外に改行が少ないので、思ったより読むのに時間がかかるし、疲れる。 イシグロの作品の中で、まず本作から読み始めていたら、そのあと彼の作品を読まなかったかもしれない。 時間軸や空間軸がよじれているし、登場人物たちの行動・言動もあまり論理的でない。それでも物語が支離滅裂にならないのは、著者の力量なのだろう。 まず、物語の始めのエレベーターの中での会話の部分で「あれ?」と思う。エレベーターに乗っているわずかな時間の会話のはずなのに、異様に長い会話が続く。 さらに、主人公である「わたし」が、他人が頭の中で考えていることを記述し始める。ここに至って、本書は論理性がない、ということがハッキリし、そのあと気軽に読めるようになる。夢の中のような物語だ。 映画『2001年宇宙の旅』が登場するが、そこに出てくる俳優が、クリント・イーストウッドとユル・ブリンナーになっているのも、面白い。 読み終わったあと思うのは、人生は忙しく、かつ短い。 | ||||
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イシゴロ氏の作品をまとめ読みしている最中だが 個人的にこの作品で時間が進むのが遅くなった 個人的には読み続けるのか苦痛だった しかも1000ページ近い量の小説を文庫本で読むのは久しぶりでそれも苦痛だった・・ | ||||
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作者の書き方であろうが、少し読んでいてまどろっかしい所があった。 | ||||
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イライラしながら、でもきっと最後はなんとか前向きに終わることを期待して、いっきに読みました。面白かったです。 | ||||
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イベントを前に街で人々に話しかけられ,巻き込まれるピアニスト. 不思議な夜はどんな収束を迎えるのか? なんとも説明しにくい小説である. まず背景や経緯を明かされないまま,主人公が巻き込まれる会話に面食らう. 登場人物の背景も説明されないので,会話の流れで推測していくしかないのだが, 会話は多くの場合,一方的で,同じ言葉が繰り返されることも多い. そして,物語の密度の割に恐ろしく長い. 脇を固めた重厚な作品ととるか,冗長なだけととるかは読者次第ではあるが, テンポよく進めれば,1/5程度で足りてしまうかもしれない. こういう摩訶不思議な世界観が面白いと感じる読者もいるのかもしれないが, 個人的にはなんだか精神病の妄想を読まされるようで 今ひとつのめり込めなかった. | ||||
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カズオ・イシグロの持ち味であるはずの、練られた構成とか、効果的な伏線とか、 話術のドライブ感とかは、はじめから放棄されているような作品。 カフカ的でもあるが、むしろ、ヌーヴォー・ロマンとか、アラン・ロブ=グリエを彷彿とした。 こういうプロットもなにもないシュール一辺倒な話は、本来私がもっとも苦手とするもので、 通常ならとっくに途中で放棄しているはずだが、けっきょく最後まで読ませてしまうのは ひとえに作者の卓越した文章力(文体)によるものだろう。 | ||||
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Kazuo Ishiguroの作品を、原書で読みたくなって、アマゾンで検索してみました。村上春樹の英語訳をほぼすべて読み通したら、なんとなくその気になって。「わたしを離さないで」と「わたしたちが孤児だったころ」は1−2年以内に日本語訳で読んでいたので、没。もちろん何の本に限らず、数年前以上に日本語訳で読んだものを、原書で読むことはよくありますが。「日の名残り」も最近、DVDで見たので没。初期の日本人が主人公のものは、なんとなく読み気がしなくて、没。で、結局これを読んだのですが。なんか、あらずじがカフカみたいだし、ちょっと変わった設定だったので。しかし、正直言ってちょっとつらかった。真ん中くらいで、おもしろくなくなってきたのですが、途中で止めるのももったいなくて読み終えました。最後はちょっと、もり返しましたが。日本語訳はまあ、読まないと思います。後、2001年宇宙の旅でクリント・イーストウッド主役で出てることになってますが、これはどういう意図があるのでしょうか。ライダーの混迷ぶりを現している?まあ、どうでもいいですが。 | ||||
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高名なピアニストが、文化的意識の高い小さな町の大イベントに招かれた。しかし待っていたのは、教養ある家庭に育った妻に対し深いコンプレックスを持つ滞在先ホテルのマネジャー、離れていった妻への激しい欲情を吐露する指揮者、そして町の問題点を必死に説明し、援助を求める人々の群れだった。その人々の悩みや苦悩を聞きながら、彼は自分自身の過去へと深く入り込んでいく。その町は彼にとっても縁の深い町だったのだ。この物語では「日の名残り」のスティーブンスによく似たプレフェッショナリズムに徹するポーターが古き良き帝国の時代の香りを伝えている。 | ||||
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