ししりばの家

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

ししりばの家の評価:

4.04/5点 レビュー 81件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 21〜40 2/7ページ
No.109
(2pt)

ちょっと無理矢理感があるような…

前作のずうのめは名作でしたが、今回はまた文章が作文のような〜だった。〜でした。の連続で読みづらかったです。しかも女性や引きこもり君の心の声が永遠続いたりして飽きてきて緊張感がなかったです。
物語のプロットもオチもちょっと無理矢理な感じでのめり込めなかったですね。
砂の家でのクライマックスは貴志祐介の〈黒い家〉に似ている感じがしました。
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.108
(2pt)

ちょっと無理矢理感があるような…

前作のずうのめは名作でしたが、今回はまた文章が作文のような〜だった。〜でした。の連続で読みづらかったです。しかも女性や引きこもり君の心の声が永遠続いたりして飽きてきて緊張感がなかったです。
物語のプロットもオチもちょっと無理矢理な感じでのめり込めなかったですね。
砂の家でのクライマックスは貴志祐介の〈黒い家〉に似ている感じがしました。
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.107
(4pt)

SF仕立てのホラー

個人的に、ししりばの見せ方が好き
物理最強モンスターのぼぎわん、ずうのめと真逆の精神攻撃は、クトゥルー神話やJOJOを彷彿とさせる
中盤までダーラダラ続く琴子の陰キャ時代の黒歴史は、琴子推しなら美味しくいただけるんだろうけど、琴子興味ない人にとってはダルいだけ
琴子ファンに媚びた分、ご新規読者を逃した感じ
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.106
(4pt)

SF仕立てのホラー

個人的に、ししりばの見せ方が好き
物理最強モンスターのぼぎわん、ずうのめと真逆の精神攻撃は、クトゥルー神話やJOJOを彷彿とさせる
中盤までダーラダラ続く琴子の陰キャ時代の黒歴史は、琴子推しなら美味しくいただけるんだろうけど、琴子興味ない人にとってはダルいだけ
琴子ファンに媚びた分、ご新規読者を逃した感じ
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.105
(3pt)

前2作より落ちるかな

やや話のまとまりが不十分な印象。生き霊のくだりは本編の怪異を分かりにくくしている気がします。プロットが複雑なのと纏まってないのは、似て非なるもの。
 
幽霊屋敷を怖がる主人公の一人が、霊媒師を執拗に胡散臭いと思いこんでいるところも強い違和感を感じました。むしろそういう職業に興味を持つなり、相談したいと思うような境遇なのに。
 
もう一人の主人公の女性の行動の違和感も、大いに気になったところ。結婚指輪と命の天秤は言わずもがなですが、人間は刃物で襲われてる時に自分の下敷きになった夫の死体に気をつかったりしませんよ^ ^ (というか刃物から意識や目を離した瞬間に終了です) リアリティの低さはどうしても作品の魅力を損ねます。作品への没入から急に冷める感じ。
 
この作品の怖さのピークは序盤の、文章がザリザリと雑音に侵食されていくところでしょうか。前2作に比べると作品に引きつける力が弱く、なかなか読み終わらないなぁ、と感じてしまいました。
 
ぼぎわんは怖かったし、ずうのめもよく出来ていると思いましたが、この作品はそこまで達していない印象でした。やや急かされて執筆されたのかな。
それにしても、レビューの数は正直ですね。ぼぎわんとずうのめもレビュー数の分、完成度に厳然とした差がありますし。(現時点でぼぎわん760,ずうのめ460,ししりば390)
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.104
(3pt)

前2作より落ちるかな

やや話のまとまりが不十分な印象。生き霊のくだりは本編の怪異を分かりにくくしている気がします。プロットが複雑なのと纏まってないのは、似て非なるもの。
 
幽霊屋敷を怖がる主人公の一人が、霊媒師を執拗に胡散臭いと思いこんでいるところも強い違和感を感じました。むしろそういう職業に興味を持つなり、相談したいと思うような境遇なのに。
 
もう一人の主人公の女性の行動の違和感も、大いに気になったところ。結婚指輪と命の天秤は言わずもがなですが、人間は刃物で襲われてる時に自分の下敷きになった夫の死体に気をつかったりしませんよ^ ^ (というか刃物から意識や目を離した瞬間に終了です) リアリティの低さはどうしても作品の魅力を損ねます。作品への没入から急に冷める感じ。
 
この作品の怖さのピークは序盤の、文章がザリザリと雑音に侵食されていくところでしょうか。前2作に比べると作品に引きつける力が弱く、なかなか読み終わらないなぁ、と感じてしまいました。
 
ぼぎわんは怖かったし、ずうのめもよく出来ていると思いましたが、この作品はそこまで達していない印象でした。やや急かされて執筆されたのかな。
それにしても、レビューの数は正直ですね。ぼぎわんとずうのめもレビュー数の分、完成度に厳然とした差がありますし。(現時点でぼぎわん760,ずうのめ460,ししりば390)
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.103
(5pt)

ぼぎわん級!

澤村伊智先生の本はほぼ読んでいます。
味読できる作品が多いですし、ぼぎわんが、来るも何度も読んでいます。
現代の社会問題や、男尊女卑だけではない家庭の暗部などを焦点にあてつつ、妖怪退治をする比嘉姉妹シリーズです。
今回は夫婦の問題やフェミニズムというよりは、人間として成長していく幼い男女がテーマにあり、どの方も読みやすいのではないかと思います。
そして、オカルト色とエンタメ色がちょうど良い感じで配分されており、最後の男性主人公(語り手)の心の変わり方には感動を覚えました。
個人的に比嘉琴子が好きなので、琴子の過去に触れているのは嬉しかったですね。
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.102
(5pt)

ぼぎわん級!

澤村伊智先生の本はほぼ読んでいます。
味読できる作品が多いですし、ぼぎわんが、来るも何度も読んでいます。
現代の社会問題や、男尊女卑だけではない家庭の暗部などを焦点にあてつつ、妖怪退治をする比嘉姉妹シリーズです。
今回は夫婦の問題やフェミニズムというよりは、人間として成長していく幼い男女がテーマにあり、どの方も読みやすいのではないかと思います。
そして、オカルト色とエンタメ色がちょうど良い感じで配分されており、最後の男性主人公(語り手)の心の変わり方には感動を覚えました。
個人的に比嘉琴子が好きなので、琴子の過去に触れているのは嬉しかったですね。
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.101
(1pt)

序章でギブアップ

比嘉姉妹が合わないのか
そもそも作者の作品自体が合わないのか
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.100
(1pt)

序章でギブアップ

比嘉姉妹が合わないのか
そもそも作者の作品自体が合わないのか
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.99
(4pt)

面白かった、何にも残らない

面白いです。けどなんだか軽い。ずっしり後に残っていいような話なのに特にどのシーンも印象に残らない。何でだろ。色んな作家さんをオマージュして作品に取り入れているらしいけど(私の知識が何にもないので分からないんだけど)、逆にこの方の作品が後世のホラー作家さんにオマージュされるってなるのかな?京極堂とかリングみたいに。この方の作品は、なんだか、強いアクとかクセとか過剰さがなくて、ツルッとしてる。優等生だけど特徴がないように感じる。それが現代的と言えばそうなのかもしれないし特徴と言えばそうなのかもしれないけど。どうなんだろな。ま、面白いです。
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.98
(4pt)

面白かった、何にも残らない

面白いです。けどなんだか軽い。ずっしり後に残っていいような話なのに特にどのシーンも印象に残らない。何でだろ。色んな作家さんをオマージュして作品に取り入れているらしいけど(私の知識が何にもないので分からないんだけど)、逆にこの方の作品が後世のホラー作家さんにオマージュされるってなるのかな?京極堂とかリングみたいに。この方の作品は、なんだか、強いアクとかクセとか過剰さがなくて、ツルッとしてる。優等生だけど特徴がないように感じる。それが現代的と言えばそうなのかもしれないし特徴と言えばそうなのかもしれないけど。どうなんだろな。ま、面白いです。
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.97
(5pt)

読み終わったらもう一度表紙を

今回は比嘉姉妹の姉パートです。「ずうのめ人形」だと妹パートだったからですかね。
中盤まで陰鬱な薄気味悪さが続き、終盤はゾッとさせられた上での怒涛の伏線回収が気持ちいいです。読み終わってから見る表紙も素晴らしい。
評価が分かれるのは時系列が入り乱れること、怪異の正体が判明すること、ラスト付近の後味の悪さでしょうか。私はそのあたりの要素はどれも好きなので高評価にしました。
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.96
(5pt)

読み終わったらもう一度表紙を

今回は比嘉姉妹の姉パートです。「ずうのめ人形」だと妹パートだったからですかね。
中盤まで陰鬱な薄気味悪さが続き、終盤はゾッとさせられた上での怒涛の伏線回収が気持ちいいです。読み終わってから見る表紙も素晴らしい。
評価が分かれるのは時系列が入り乱れること、怪異の正体が判明すること、ラスト付近の後味の悪さでしょうか。私はそのあたりの要素はどれも好きなので高評価にしました。
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.95
(5pt)

正直ぼぎわんより

他の方のレビューがまちまちなので少し迷いながら購入しましたが、話の流れや予想以上の敵と言って良いか分かりませんが、敵キャラの強さに良い意味で楽しめました。
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.94
(5pt)

正直ぼぎわんより

他の方のレビューがまちまちなので少し迷いながら購入しましたが、話の流れや予想以上の敵と言って良いか分かりませんが、敵キャラの強さに良い意味で楽しめました。
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.93
(4pt)

まぁまぁ

まぁまぁ
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.92
(4pt)

まぁまぁ

まぁまぁ
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826
No.91
(4pt)

やや期待外れだった

比嘉姉妹シリーズ第4作目『ししりばの家』です。個人的な感想を一言で述べるなら期待外れだった、の一言です。大きく分けて二つ、その点を書いていきます。
 一つ目。冗長な文章です。冗長、とは言いますがあくまでも私が抱いた印象であって、他の読者にとっては楽しめたかもしれません。私はどうも作中にでてくる”砂”の描写が多すぎて多すぎて欠伸を嚙み殺してました。加えて平岩邸で襲われる果歩の描写がとても長く、加えて「襲われた→でもなぜか助かった……」って展開が数回あったのがどうにも興ざめでした。何回繰り返すんだこの展開……って想いながら読んでました。
 二つ目。ししりばの正体です。これまでのぼぎわん、ずうのめ、などらきといった怪異はとても魅力的でした。ぼぎわんなら怪異であるのに人間のような狡猾さと霊的な不気味さを併せ持ち、ずうのめは一人の狂った人間が産みだした創造主さえコントロール不可能な怪物で殺傷能力も怪異随一であり、などらきは気づかない内に騙され、情報を抜き取られ、誰かが死んでいるという意識外の一撃を加えてくる感じ……ほんと素晴らしかったです。でもこのししりばと言ったらもう……ワンちゃんがきただけで小道具の砂を引かせるという拍子抜けです。第三作目の『痛いの痛いの飛んでけ、って本当に飛ぶときあるんだよ』に似ているけど真逆の意味で呆気なかったです。たった一つの思い過ごし。最初から考え付いとけー???みたいなことを考えてしまいました。何よりも、何よりもいけないのは琴子である必然性がゼロってとこです。琴子?犬で一発KOよ、ってな感じですよ。比嘉姉妹シリーズだけど比嘉姉妹いらないじゃん!!まぁでも、家の中を絶対的な力で支配し、強制的に家族の役割を与えるっていうのはなんだか面白い設定だなって思いました。犬嫌いってのは突拍子もなくでてきた設定なので嫌いですが。まぁ狛犬=拒魔犬だから、みたいな理由ではなく、もっと深遠な理由があるのかもしれませんが私には汲み取れませんでした。
 三つ目はフェミニズムの要素が中途半端だった、ってとこです。ししりばの家では家を守ってほしいと言う夫と、子供もなく孤独な家の中で一人は寂しい妻というあちがちな問題を取り上げています。妻の果歩は子供の頃の友人の敏くんの家庭羨んだり、子供の頃は両親不在の夕食を食べていた、だとか色々情報がだされるんですがまるっきりぶん投げです。ぼぎわんが来る、では育児の様子をブログに書き込みイクメンアピールをしていた夫だったが、妻と子供の身を思う気持ちだけは本物だった、と怪異との遭遇で明らかにされます。本作は特にそういったこともなく、気づかぬ内に敏くんの子供を出産し、どこかの部屋に放り込んでそのまま……みたいな不気味さアピールだけされておわります。もう少し掘り下げても良かったんじゃないかなぁ……。
 という二つの点が私的には微妙でした。正直ここまでではレビューの☆は3の予定だったんですが、たった今4に上げました。それは澤村先生らしく「ま、マジか……」ってギミックに楽しませていただいた場所もいくつかあったからです。まずは琴子の弟妹についてですね。サラッと説明されていましたが、真琴以外の弟妹父母は全員怪異に殺された、ということです。加えて言うと、ししりばの家で覚醒した琴子が除霊のお仕事で金を稼ぎ始めてから、それを真似した父母弟妹が調子に乗って殺されたってことです。私は何かしら危険性のどでかい怪異のせいで一家のほとんどが殺され、琴子と真琴だけが生き残った、だとか考えていたんですが理由がかなり人間味あふれてて好きです。いくらでもエピソードをつぎ込めそうなのに大胆かつ贅沢な使い方していてすげぇなぁ、って思います。次にマ、マジか、ってなったのは平岩邸にいた祖母の正体です。最初は子供の頃遊んでいた祖母かと思いきや、全くの別の人だった、って言うのは!?!?!?って感情が大地震起こしました。そこからの果歩が梓の代わりに敏くんの奥さんになり、家族の入れ替えが明かされ、ししりばはどうやら家に住んでいる人を洗脳し、円満な家庭の操り人形をしているそうだぞ、みたいな謎がポンポン明かされま、まじかぁ、ってなりました。そう考えると、ししりばの家も要所要所で面白かったポイントもありました。
 こうやってレビューを書いていると一つ、決定的な欠点に思いつきました。それは登場人物に魅力がないってことです。平岩夫婦も笹倉夫婦も琴子も五十嵐くんも何もかも。特にカッコいい活躍をしたわけでもないので話にメリハリがついていない感じがしました。琴子に関しては、本当の人生のリスタートを切るための原点だから仕方がないのかもしれません。時系列的には「ししりば→ぼぎわん→ずうのめ」、って感じでしょうからね。
 次のぜんしゅの跫も買います。短編集らしいのでなどらきの脳髄談義みたいな話期待します。明日にでも買ってこようかしらね
ししりばの家 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ししりばの家 (角川ホラー文庫)より
4041085438
No.90
(4pt)

やや期待外れだった

比嘉姉妹シリーズ第4作目『ししりばの家』です。個人的な感想を一言で述べるなら期待外れだった、の一言です。大きく分けて二つ、その点を書いていきます。
 一つ目。冗長な文章です。冗長、とは言いますがあくまでも私が抱いた印象であって、他の読者にとっては楽しめたかもしれません。私はどうも作中にでてくる”砂”の描写が多すぎて多すぎて欠伸を嚙み殺してました。加えて平岩邸で襲われる果歩の描写がとても長く、加えて「襲われた→でもなぜか助かった……」って展開が数回あったのがどうにも興ざめでした。何回繰り返すんだこの展開……って想いながら読んでました。
 二つ目。ししりばの正体です。これまでのぼぎわん、ずうのめ、などらきといった怪異はとても魅力的でした。ぼぎわんなら怪異であるのに人間のような狡猾さと霊的な不気味さを併せ持ち、ずうのめは一人の狂った人間が産みだした創造主さえコントロール不可能な怪物で殺傷能力も怪異随一であり、などらきは気づかない内に騙され、情報を抜き取られ、誰かが死んでいるという意識外の一撃を加えてくる感じ……ほんと素晴らしかったです。でもこのししりばと言ったらもう……ワンちゃんがきただけで小道具の砂を引かせるという拍子抜けです。第三作目の『痛いの痛いの飛んでけ、って本当に飛ぶときあるんだよ』に似ているけど真逆の意味で呆気なかったです。たった一つの思い過ごし。最初から考え付いとけー???みたいなことを考えてしまいました。何よりも、何よりもいけないのは琴子である必然性がゼロってとこです。琴子?犬で一発KOよ、ってな感じですよ。比嘉姉妹シリーズだけど比嘉姉妹いらないじゃん!!まぁでも、家の中を絶対的な力で支配し、強制的に家族の役割を与えるっていうのはなんだか面白い設定だなって思いました。犬嫌いってのは突拍子もなくでてきた設定なので嫌いですが。まぁ狛犬=拒魔犬だから、みたいな理由ではなく、もっと深遠な理由があるのかもしれませんが私には汲み取れませんでした。
 三つ目はフェミニズムの要素が中途半端だった、ってとこです。ししりばの家では家を守ってほしいと言う夫と、子供もなく孤独な家の中で一人は寂しい妻というあちがちな問題を取り上げています。妻の果歩は子供の頃の友人の敏くんの家庭羨んだり、子供の頃は両親不在の夕食を食べていた、だとか色々情報がだされるんですがまるっきりぶん投げです。ぼぎわんが来る、では育児の様子をブログに書き込みイクメンアピールをしていた夫だったが、妻と子供の身を思う気持ちだけは本物だった、と怪異との遭遇で明らかにされます。本作は特にそういったこともなく、気づかぬ内に敏くんの子供を出産し、どこかの部屋に放り込んでそのまま……みたいな不気味さアピールだけされておわります。もう少し掘り下げても良かったんじゃないかなぁ……。
 という二つの点が私的には微妙でした。正直ここまでではレビューの☆は3の予定だったんですが、たった今4に上げました。それは澤村先生らしく「ま、マジか……」ってギミックに楽しませていただいた場所もいくつかあったからです。まずは琴子の弟妹についてですね。サラッと説明されていましたが、真琴以外の弟妹父母は全員怪異に殺された、ということです。加えて言うと、ししりばの家で覚醒した琴子が除霊のお仕事で金を稼ぎ始めてから、それを真似した父母弟妹が調子に乗って殺されたってことです。私は何かしら危険性のどでかい怪異のせいで一家のほとんどが殺され、琴子と真琴だけが生き残った、だとか考えていたんですが理由がかなり人間味あふれてて好きです。いくらでもエピソードをつぎ込めそうなのに大胆かつ贅沢な使い方していてすげぇなぁ、って思います。次にマ、マジか、ってなったのは平岩邸にいた祖母の正体です。最初は子供の頃遊んでいた祖母かと思いきや、全くの別の人だった、って言うのは!?!?!?って感情が大地震起こしました。そこからの果歩が梓の代わりに敏くんの奥さんになり、家族の入れ替えが明かされ、ししりばはどうやら家に住んでいる人を洗脳し、円満な家庭の操り人形をしているそうだぞ、みたいな謎がポンポン明かされま、まじかぁ、ってなりました。そう考えると、ししりばの家も要所要所で面白かったポイントもありました。
 こうやってレビューを書いていると一つ、決定的な欠点に思いつきました。それは登場人物に魅力がないってことです。平岩夫婦も笹倉夫婦も琴子も五十嵐くんも何もかも。特にカッコいい活躍をしたわけでもないので話にメリハリがついていない感じがしました。琴子に関しては、本当の人生のリスタートを切るための原点だから仕方がないのかもしれません。時系列的には「ししりば→ぼぎわん→ずうのめ」、って感じでしょうからね。
 次のぜんしゅの跫も買います。短編集らしいのでなどらきの脳髄談義みたいな話期待します。明日にでも買ってこようかしらね
ししりばの家 Amazon書評・レビュー: ししりばの家より
4041054826