■スポンサードリンク
盤上の向日葵
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
盤上の向日葵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞で上位くる本は再読する価値はないわな。かがみの孤城よりは良かったけど、「砂の器」と比較する馬鹿な評論家いたけど、レベルが違い過ぎて笑える。 暇潰しには、いいんじゃない。図書館で借りて良かったわ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の骨格は「砂の器」、彩りとして最近流行の「将棋」を採り上げたという安直な作品。作者は読売新聞のインタビューで、「将棋を指したら超一流、人としてはろくでなし。こういうタイプが好きなんです」と語っている。現代将棋に無知な人間の台詞である。「人としてはろくでなし」かつ「超一流」の棋士は現代将棋では存在し得ないので、現代将棋に詳しい方には初めから求心力を著しく欠いた作品となってしまっている。本作の設定や命名法も安直。作中で天才棋士とされている六冠の棋士の名前は羽生を容易に想起させる壬生(この他、棋戦名も現存のものと酷似していて紛らわしい。その癖、「名人戦」だけはそのままなのは何故? 作中の棋譜で、先手・後手を示す黒白が一か所間違えているのは校正ミスだが、将棋を扱った小説としては致命的)。また、異色という触れ込みの上条と言う社会人からの特例プロ棋士(実は東明と言う<賭け将棋師>が本筋)という発想は花村から思い付いたのだろうが、この感覚が既に現代将棋とは乖離している。 作者は歌「王将」で有名な坂田三吉(本当は根が真面目で、温和な人柄だったという)、升田(風貌とは異なり、将棋は理知的で、その感覚は現代将棋に近い)等の「昭和」の棋士の方が現代の棋士と比べて"人間味"があったと錯覚・盲信しているのだから始末に負えない。「将棋はゲーム」と言い切っている羽生の言葉を知らないのだろうか ? どういう読者層を対象にしているのか皆目不明の怪作である。更に、「盤上」には既に無限の宇宙が拡がっており、そこでは既に無限のドラマが繰り広げられているのだから、そこにワザワザ人間ドラマを追加しても徒労に終わるのは眼に見えている。 捜査陣がベテラン刑事と元奨励会員の若手刑事のコンビという設定も定番、上条が不幸な過去を背負っているのも定番(と言うか、「砂の器」そのもの)で、どうしてこんな安易な発想しか浮かばないのか不可解である。また、上条が心ならずも東明に惹かれてしまう理由を「***」に帰しているのは卑怯という他はなく、決して、「人間ドラマ」ではない。それにしても、主婦がブログやSNSで独自のレシピを公開すれば「BUTTER」を執筆し、羽生、<ひふみん>、藤井(聡)等の活躍で"将棋ブーム"が起これば将棋を題材にした小説を執筆するという節操の無さにはつくづく呆れ果てた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柱となる対局場面には将棋の棋譜独特の符号も頻出しますし、将棋を理解していない方や符号に煩わしさを感ずる方には向いていない作りであろうと思います。 出世した者の出自に関する謎とエピソードに将棋(真剣師=賭け将棋指し)の世界をミックスさせたストーリーですが、何よりこの真剣師に関する部分は全て故・団鬼六氏の名著や他者の筆による真剣師を描いた作品を元にしているのが明らかであるにもかかわらず、巻末にあるべき参考文献や出典の記載は一切なく、棋士飯島七段の名前が挙げられているだけなのは甚だ疑問です。登場人物等の名前も将棋ファンならば思い当たるものが多く、これもまた作品の厚みを削っている思いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直まっっったく面白くない!話題作だしレビューもいいので読んでみたが、長編(500ページ以上)無駄だった。将棋に全く興味がないからかもしれないが、誰と戦って負けただのどんな手で打っただの長々読むのもダルかった。わかりきってる駒の所有者探しをくどくど読むのもダルくて投げだしそうになった(笑)タイトルのゴッホの『向日葵』の関係性も重要性が全くない。。。ゴッホを持ち出してくる必要性はなかった気が。。ネタバレしちゃいそうだからあまりいえないが、色々消化不良が多い(笑)最後まで読んでみて感想を一言で言えば『ページ数の無駄』 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、文章が稚拙で幼稚。 これを読んで何を評価しろと? 星ゼロがあればな・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「孤狼の血」を読んで女性らしからぬ筆致に舌を巻きました。しかも将棋はわからねども「聖の青春」「3月のライオン」愛読者とくれば、読まずにはいられまい!と早速購入。 が・・・血のせいで向日葵に惹かれるものの、狂気と感じられる部分は東明の将棋を見ているもしくは指している時くらいで、それは将棋指しの性としては当たり前のような気が。 出自と向日葵と将棋の必然性にいまいち納得がいかず。佐野の存在も消化不良。奨励会を退会した苦い過去が必要だったのか疑問。 文章力のある作家だけに、残念。なぜ、これが賞候補なのかな、もっといい作品書ける作家だと思うけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーとしては、正直先が読めるところが否めないのですが、小説としては面白く読めました。他のレビューにもあるように、人物達のキャラがたっているところが魅力だと思います。 中盤まで大変面白かったのですが、上条の視点から語られる部分に入ると、希死感についての唐突感が強く、その後、これが氏素性から来るものであるということになってきて、結構な陳腐さを感じました。昔の横溝正史などに血筋による狂気というものはよくあったと思うのですが、あれは独特の世界観と融合していたから、そういうものだと思い説得されて読めたように思います。こちらは、もっと普通に、20年ほど前の日本が舞台のリアル感を大事にした小説(文章が端正なので特にそう感じる)だと思って読んでいると、途中から急に、『金と銀』(漫画)と横溝正史の混ざったような世界になってくるため違和感が。 最終シーンも読者には容易に予測できるものなので、おそらく筆者もそこに予想外のものを用意しようとはしていなかったのかもしれませんが、やっぱりな残念感はありました。さらに、終着駅(東京)ホームに到着しようとする新幹線のスピードを思い出して困惑。ラストシーンは成り立つのかな。 そんなこんなで評価に迷う作品です。もっと雰囲気に流されて読めればいいのかもしれませんが、自分には無理かも。 文章は上手いと思いました。ページ数が多い作品ですが、苦にならずに読めると思います。 [当初☆3と思ったのですが、時間の経過とともに自分のなかの評価が下がっていくので☆2にしました] | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!