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ワルツを踊ろう
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ワルツを踊ろうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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タイトルからして七里さんの楽曲シリーズかと思ってたのですが・・・ まぁ、犯罪者となるまでのステレオタイプと言えばステレオタイプのストーリーで、ラストのいわゆるどんでん返しも、流れからすると想定内。 七里さんの作品としては凡庸といった評価になってしまうのでしょうか。 | ||||
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都会からリストラされ、とある限界集落での生活を始めた40近い男。 田舎に抱く都会人のイメージは、集落に住んで次第に一掃されていく。 男の期待は、田舎の排他的閉鎖性や貧困といったものに押し潰されれいく。 溶け込もうとする努力は、逆に排除され無慈悲な仕打ちに打ちのめされる。 都会人の田舎生活にもつ幼稚で浅薄な価値観が崩壊し、精神異常のごとく 村落人への復讐劇へと進行する。 その描写はリアル過ぎる程であり、最後は、どんでん返しもありで 後半はあっという間にすぎました。 | ||||
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何年か前に読んだことも忘れて、おない本を勝つてしまうほど、印象の残らない、つまらなさ、これは、ダメだよ、‼七里さん! | ||||
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全く裏のないストーリーと超絶ピュア主人公。これがこの作品を構成する全てである。 あらすじを読むだけでおおよその顛末が想像できてしまううえに結局その通りに収まってしまうのがなんだかなぁという感じ。 途中恐ろしく怪しい村人が一人出てくるので予想外あるか?と思ったが結局当初の予想通りの結末を迎える。 最初に言った通り全く裏のない作品なので怪しいやつも当然悪い奴なのだがこれまた最初に言った通り主人公が物事の裏や他人の心情を読み取れない超薄っぺらピュアおじさんなのでまんまとこいつの掌の上でころがされて終わる。 もっとも全て作者は意図して書いているのでそこで酷評するのも違うだろう。主人公が純粋で薄っぺらい人間であることは作中で言及され、エピローグ以外は主人公の一人称視点で進むため物語も自然と主人公の薄っぺらさに引っ張られる形となる。 常識人が読めば「ちょっと待て」と思う場面も主人公が常識人ではないのでそれを踏まえればむべなるかな。 ミステリとして読むとB級もいいところだがとにかくテンプレ的な設定でそこから外れた行動をしない登場人物達(全員頭おかしい)が織り成す田舎の陰険物語は最後まで予定調和であり特撮やコントのような「これこれ!こうでなくちゃ!」的な面白さはある作品といえる。 | ||||
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はじめに言葉ありき。 頭の弱い割には、自尊心だけはやたら無駄に高い小市民を、言説さわやかに操り、己が復讐のために洗脳したつもりが・・・実は、自分が・・・ジャンキー(クスリのパペット)って・・・イタいわ~!? 頭の中での『言葉』が思考に行動に多大なる影響を与える。 ポジティブという言葉に引っ張られポジティブなことを想起し、反射的行動につながる。 逆もまた、真なり。 この辺りは、名著「思考と行動における言語」を。 | ||||
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この作者の本は初めて読みました。 実際の事件を下敷きにした、過疎地の濃密な人間関係やしがらみから、主人公がだんだん精神に変調をきたす物語かと想像していたのですが、主人公ははじめからすごい変人でした。終始上から目線で、独善的な試みが拒絶されると逆恨み。仕事でも地域生活でも、新しいところに食い込もうと思ったらリサーチが必須と思いますが…。この主人公は仕事ができないお荷物社員だったんだろうなあ、リストラは当然だなと思いました。 予想とは違う展開でしたが、主人公の馬鹿げた空回りぶりがギャグに思えてきて、前半は楽しめました。後半のスプラッター表現は斜め読み。ラストは最初からの予想通りで意外性はなかったです。 | ||||
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閉鎖的な環境に置かれて、やることなすことが悪循環していく主人公。 疑心暗鬼になり、どんどん追い込まれていく。その果てには… 今回は先がわかってしまいましたが、こういうこともあるでしょう。 中山作品に楽しませて頂きました。 次回作も期待しています。 | ||||
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2/3位まで、「あの事件」だと気付かなかった。が、曲者の気配はかなり序盤から伺えてたから、終盤は特に驚きはなかった スイッチ入ってからの描写は、「怖い」「酷い」と読むか、「ここまで来ると滑稽」と読むか、読み手によって変わると思う。自分は後者で読んだ ラストに「あー…これだけの事なしとげちゃっても、自分の身体は心配なのかあ」と思った 達成感と燃え尽き症候群で「あ、そうなの?まあ、いいけど」にならないのかあ、とそれが割と「へえ~」だった | ||||
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時事的話題をベースにする手法の、フリークとまでは言えないファンにも通いなれた道です。 親しみ易げな主人公がストーリー進行の中で変貌していく過程には、生まれ育った地が過疎地と化した現状と人付き合いの難しさが与える心の痛みに同情する部分もありました。 後半一気に箍が外れたように暴走する情景には、氏の初期の作品に見られたスプラッター系の描写があり読み慣れない読者は驚かれるかもしれません。 今回はどの手持ちキャラ、設定が出てくるのかというのが私が氏の新作を読む際の楽しみなのですが、最後の最後で期待に応えてくれた思いです。 評価が星3つというのは、氏の作品に馴染みがなければ凡作と評されるのではと感じた故の辛口評価のつもりです。 | ||||
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