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オーディション
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オーディションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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○映画を先に見て、原作ではどう書いてあるんだろう、と気になって読みました。いずれにしても1997年の小説だったんだ。結構昔ですね。 ○まず感じたのは、終盤までほぼ映画とぴったり同じという印象です。それから、凄まじい「読み進めやすさ」グイグイ読んでしまいます。裏を返すと、語り口が普通すぎるというか、エッセイとか社会時評などと同じような、すぐに入って行けるが出て来る高さも同じ、という文体です。 ○でも、読みやすさとドライブ感にはうーむ、と感心しました。 ○映画の映像に引っ張られるようにして読んだからこそ楽しめたのだと思います。というのも、重要な山崎麻美という女については、映画の方が断然魅力があるわけです。逆に、小説の方が、性描写に迫力が出ていた。あとは、山崎麻美を正面から掘り下げない代わりに、ホテルのレストランで出くわした車椅子の青年、主人公の友人の吉川、行きつけの店の女将、この三者から、彼女の異常性の輪郭がうっすらなぞられようとしています。でも十分とは言えない。最終的に彼女の残虐さの理由が主人公によって、トラウマとしてほぼ先取りされるように理解されてしまいます。そしてそれと同じだけしか読者にも示されることがありません。 ○結論すると、こんなことがありました、という域を超えていない小説でした。でも読み物としてはこれでいいのかな、とも思いました。新幹線なんかに乗ってる間に読み切れるスリルのある小説。女性観を揺さぶられたりオーディションの背景にあるグロテスクなものの見方を痛感させられたり、映画にはあった、ある種の哀切さがなかった。 ○映画も面白くできたし、読んで楽しかったんだから、いいだろう、と言われたら、まさにその通りだと答えます。 | ||||
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村上龍の作品は割と満遍なく読んでいるが、本作品はその中でもちょっと異色。 妻を亡くした中年男が理想的なオンナを探して再婚を試みる手段として新作映画の主役になる女優をオーディションで選ぶと言う企画をカモフラージュとして用いて、好みのオンナを見つけてデートに漕ぎ着けたまでは良かったが。次第にオンナの裏の顔が見え隠れし始めるが、惚れた弱みで主観的に気付く事が出来ないのは無理もないかなと思う。最後は思わぬ展開になって行くが、ネタバレになるのでこれ以上は触れないが、オンナの心の闇と主人公に対する攻撃の理由が今一つ私には理解出来なかったので、星は一つ減らして4つにした。 | ||||
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先に三池崇史の映画を観てからこの小説を手に取りました。映画がホラーなので原作にもホラーを期待していて、ちょっと裏切られました。映画では演出によってよりいっそうホラーらしくなっていたのでしたが、小説はそれほどホラーの話ではないです。映画では麻美を序盤から気味悪く見せていてたのですが、小説ではもっと恋愛に比重が置かれていて麻美はなかなか正体を表わさないので、このあたりの印象がかなり違っています。展開がなかなかホラーらしくなっていかずデートの場面がやたらと長いので、実はこの話は村上龍なりの恋愛小説なのではとすら思ってしまいました。とはいえ終盤の性描写と暴力描写はさすがだなと思わせる迫力があります。 解説は精神科医の斎藤学による専門家らしい評論となっていて、実例を挙げた話によって麻美のトラウマについてのリアリティを補ってくれています。作者もあとがきで「今のこの国で、山崎麻美のような人間は決して特殊ではない」と書いています。 | ||||
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あらすじなどレビューを見ると面白そうでしたが、いざ読むとくだらないです。 | ||||
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村上龍ならこの本、と知人に勧められた本②(①はインザミソスープ)。 事前に感想など一切見ずに読み始めたこともあり、展開が読めず、グイグイと引き寄せられるように読んでしまいました。 妻を亡くした実業家の青山は息子・重彦と家政婦さんとで暮らしていたが、「再婚したら」という重彦の言葉をきっかけに知人の協力を仰いで自分の再婚相手を探すための「オーディション」を行う。 人の精神状態が声に現れる。 幼少期のトラウマを克服できなかった人自身やその周囲の人の悲惨な人生となる。 どんな所に人の異常さが現れるか、そこに社会のどんな問題が垣間見えるかが描かれている。 | ||||
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龍の代表作の一つだと思う。クラシックなホラーを楽しみたい方は是非! | ||||
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サイコスリラーと背表紙にあらすじが紹介してあったように、最後まで読むと 怖いお話です。ただこの手の作品を描くならば、もう少しヒロインの心理を 緻密に描写してほしいという不満が残りました。村上龍と三島由紀夫の違いは、 ストーリー構成においては、両氏とも卓越したものが、天才的にありますが、 三島由紀夫にいたっては、外壁はもちろんのこと、内壁もきっちりと構築されて いるという点が指摘できるのではないでしょうか。 ヒロインに幼少期に抱えた「トラウマ」がある、という前提だけで、なんとなく すんなりとは読めてしまいますが、後半は、他のレビューにもあったとおり、 スティーブンキングの『ミザリー』の焼き直しのようにも思えてきます。 ただ村上龍の作品にしては、未踏のジャンルなので、セックスと暴力と詩的な感性 だけが、村上龍だと思っている人にとっては、必見です。 | ||||
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後半と前半で、作風が明らかに変わっています。 後半は、スラッシャー映画のようなスピーディな展開。 作者は、スティーブン・キング「ミザリー」を、全く意識してないってことは無いと思います。 前半は、村上節炸裂。 村上龍ファンを満足させる仕上がりです。 「本当の自信を与えるのはきちんとした訓練だけ」 「相手に依存するような関係は、いずれメチャクチャになる」 など、随所随所に、オッと思わせる名言?が鏤められています。 後半の、作品のテンポの変化が変調曲のようで、 村上龍の文学を最後まで味わいたい人には、評価が低くなるかもしれません。 | ||||
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たまたま、母が図書館で借りて来た物を、私も読みました。 母の趣味では無いのですが、内容も知らず、単に何となく借りて来たそうです。 これは率直に面白かったです。 というか怖ぇ!! このドキドキ感が…ジェットコースターに乗ってる感覚も似ているというか… 最後までドキドキドキドキしながら、楽しく読めました。 思いがけず面白い本に出会ったなあという感じです。 | ||||
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実際は、龍さんの方が早いのかな? 映画が世界のホラーベスト100にノミネートされてましたね。 | ||||
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一気に読めます。 村上龍は、こんな読みやすいストーリー小説も書けるわけで。 そして超怖いです。 SAWとかジェイソンより怖かったです。 それはなぜか? フィクションだけどリアリティーがあるからです。 あなたの近くにも山崎麻美がいるかもしれない。 いや、きっとどこかにいるんです。 | ||||
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久しぶりに村上龍さんの作品を読んでみましたが、やっぱりこの人の 作品って面白いなー、と素直に感じさせられる作品でした。 途中、彼流のキザな言葉の言い回しや、彼女と足を運ぶ洒落たレストランの描写、 そして抽象的な表現方法に、昨今の小説家にはみられない新鮮さ?または古臭さを 感じましたが、それもまた良かった。 後半へ突入するに従い、恐怖のホラー小説と化し、あっという間に読み終えてしまいました! 異性とのお付き合いは慎重に!という教訓小説かしら?! | ||||
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これほどリアルに怖い話は久しぶりでした。これが、ジェイソンやジョーズのような映画なら、僕はこれほどまでに戦慄を覚えることは無かったでしょう。この話はフィクションでありますが、同時にあなたのすぐソバにある現実でもあるわけです。 | ||||
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久しぶりに心の底から怖かった。最後のクライマックスよりも、むしろ麻美と出会い幸せな日々を送っている青山の周りで聞こえてくる奇妙な噂などが、彼女の本質を暗示していて怖かった。麻美が「嘘つき」という言葉を残して失踪する場面が、個人的には一番ぞっとさせられた。 | ||||
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この主人公、「タナトス」のレイコとだぶります。 同じ風に心を病んでる。そしてそれはトパースの映画版の 主人公をしていた二階堂美穂という名の、ハル・ハートレー と結婚した女性をモデルにしている気がします。 というのも、彼女がこの本の主人公を思わせる、不思議な 声をしていたから。これ、実在のモデルがきっといます。 村上龍は、女性の人物がうまく描かれている時と、 そうでない時の差が大きいと感じます。服装、受け答え、 心の病み具合、凄くこの主人公の女性が上手く描かれています。 男はいかに女性を理解せずに「愛している」という錯覚を 持っているだけの事が多いかがきちんと書かれている作品です。 それにひっかっかた男の足を容赦無く切断するトラウマ女性。 主人公も切断されてしまう所が、さすが村上龍です。 このトラウマ女性に襲われるシーンは、道具が肉きり ワイヤーだっただけに、スリルがありました。 | ||||
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これは怖い話です。ヒロインが失踪してからの展開が あまりにも怖くて本から目が離せないままぐいぐいラストまで 読み進めてしまいました。 | ||||
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セックスと暴力と妄執をテーマにした、ありがちなホラーです。ストーリーに意外さはあんまりなく、だいたい伏線が指し示す通りに話が展開します。ミステリアスな魅力を持つ若い女性と、享楽的で快楽主義者の中年男性がオーディションで出会うのですが、その女性は実は・・・という内容。次の展開の前に必ず分かりやすい前触れがおいてあるので、テンポよく読めます。 と書くと本書は退屈な本のように見えますが、そうではありません。本書の売りは、文章のキレにあると思います。女性を表現する言葉の束、恐怖を生々しく描く言葉の束、そんな言葉の束の鋭さが、本書をとても凄惨で、かつ美しい作品に仕上げていると思います。 何度も読む本ではないですが、娯楽作品としては上出来の作品だと思います。 | ||||
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最後まで飽きずに一気に読める。 そして単純にいってほんとにこわい。どきどきしながら読めるし、 ぜったいなんかある、っていう期待を裏切らない最後の臨場感もよかった。 ほんとうに近くで起こってもおかしくない話だからリアルで恐いんだと思う。 | ||||
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