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オーディションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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往年の龍先生が「俺はなんでも書けちゃうし、小説ならトレンドも作れちゃうぜ。」と思っていたかどうかは判りませんが、油が乗り切っていた時にお書きになった作品です。 先生は物書きとしては超一流ですが、映画では残念ながら、そうはなれずに赤字垂れ流しをしてしまいました。自分は勝手に「だいじょうぶマイフレンド」(1983)という映画でこさえた巨額赤字を返済することがモチベーションになって、それが先生を大作家に育てた?と思っています。(すみません・・・笑)ちなみに、この映画は、なんとイージーライダーのピーター・フォンダ主演にも関わらず、(先生が彼に深く憧れていたのは判りますが・・・)彼にとんでもないことをさせています・・・。 閑話休題。 なんでも書きまくっていた?からか、本作は、あまり文学性はなく、どちらかと言えば単なるサイコホラーものと言ってもいいかもしれません。ただし、そこは流石に龍先生、そんじょそこらのホラーとは比べものにならない位、戦慄します・・・。 青山は妻に先立たれ、息子と二人暮らし。バブル期に作ったビデオ制作会社を経営している。ある日、息子に「再婚でもしたら?」と言われたことから、再婚を意識するように。友人に相談したところ、架空の映画のヒロインを募集するオーディションを開催し、その中で探してみたらどうか?との提案を受ける。青山は、正直、あまり乗り気ではなかったが、一通の審査書類から目を離せなくなる。自己紹介に「ずっと自身の最優先事項だったことが突然崩れるのは、死を受け入れることに似ている。」と、正に青山にも経験があることが記載されていたこともあり、すっかり彼女に惹かれてしまう。彼女に恥も外聞もなく夢中になってしまう青山。その先に待っていたものは・・・。(怖) 先生は若者対しては結構寛大で、総じていつも高い評価をしており、(決して、近頃の若い奴は・・・とか言うタイプではありません。)本作にも、相対的なアクセントとして非常にしっかりとした若者が出て来ます。この小説は本当に怖いんですが、それが唯一の救いでしょうかね・・・? | ||||
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途中までは面白く読み進めましたが、女の残虐な行為に対する動機が甘い。 幼少時のトラウマでこういう人格が形成されたと著者は書いているが、 今ひとつ納得できなかった。 | ||||
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なぜだろう…読んでいるとき吉村達也(お名前間違っていたらすみません!)の小説を読んでいるような気分になりました。一時ハマって彼の小説を読みあさっていました。スリリングな話しの進み具合が似てる。村上龍っぽくない?などと思ってしました。なぜだろう…。 | ||||
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ページ数が少ないのであっという間に読了します。 後半のゴア描写ばかりに目が行きがちですが、前半の主人公のうんちく話が結構面白いです。 料理や音楽、映画などなど村上龍の嗜好を、そのまま主人公の嗜好に重ね合わせてるのだと思います。 ラストは「えっ!!これで終わり?」って絶対に思うはず。 | ||||
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展開が遅いのであまりおもしろ味は感じませんでしたが、やはりラストが気になりました。映画よりは小説の方がおもしろいです。村上龍さんの作品は好きですが、エッセイの方が訴えかけるものはあるかなと言う気がしました。 | ||||
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一番ひっかかったのは、何が麻美にとっての「嘘」なのか、です。 青山は嘘をついていたわけではない。 言うのが遅れただけ。 良子の話までは全然受け入れていたわけですよね。 妻は良くても、子どもはダメなのか。 「私だけ」という言葉の中に、「死んだ」妻は良くても、 「生きている」子だからダメなのか そんなことばかり考えてしまいました。 でも、話の展開はとても魅力的で、小説中によく使われている 「甘美な世界」が広がっていました。 こういった描写は、さすが村上龍だな、と思います。 | ||||
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心の歪んだ気持ちの悪い人間を描かせたら天下一品の村上龍 ということもあり、期待して本を手に取ったのだけど、 いまいち村上節が冴えていなかったような・・・ 再婚相手をオーディションで決めるという男の傲慢さを 掘り下げているわけでもないし、かといって人格障害の 女の心の闇を描いているわけでもなく、ただのぬるい ホラーになってしまったのはどうしたことか。まるで 角川ホラー文庫のノリ。 できることならば、昔のような神経症的なくどさで女の 壊れた心や、追い詰められていく男の日常を描いて欲し かったけど、そういうものを書くにはそろそろ体力的にも きつくなってきたのでしょうか・・・・? | ||||
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本のレビューをみて買ったのですが、読んでみて少しガッカリでした。 展開があまりにも淡々と進み、伏線もあるのかないのかわからないようなことも多いし。 オーディションに協力した友人が途中からものすごくさらりと登場しなくなったり(親友なのに?) 途中から中年男性の憧れ?を満たすような素敵なレストランとか小粋な料亭とかでデートという描写ばかり。しかし、その後いきなりクライマックスに突入するのも、すべてがヒロインの「トラウマ」ということで片づけられているような気がして少し安直に感じられます。 | ||||
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愛する人しか見えなくなって、愛する人のすべてが欲しくなってしまった。そんな方や、そういう相手を持った人に是非読んで欲しい一冊です。女性の美しさが活字からひしひしと伝わってきます。最近の村上龍の作品が好きな方には特におすすめです。昔の彼の作品が好きな人には少しものたりないかもしれません。 | ||||
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