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尖閣ゲーム
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尖閣ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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ドブ川の上に漂う廃油のようなな 与太話を寄せ集めたような話。 | ||||
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青木俊さんの本です。 尖閣諸島の領有をめぐって、沖縄の独立を…というような展開の話でした。 もちろん、中国は暗躍し、謎の本「冊封使録・羅漢」をめぐっての日中、さらに米軍をめぐってそれぞれの思惑、さらに沖縄県知事の態度…などなど、飽きさせることなく話は展開します。 やたらテンポがよく、さらっと話がすすんでいくのですが、 話がすすみすぎるところが欠点でもありまして。 というか、「沖縄独立宣言」だとか「県民投票で独立派の勝利」とか「治安出動」だとか、いろいろなものが、さらっと進んでいくんですよね。 まあ、いちいち、つっこんでいたら、いくら枚数があっても足りないのでしょう。 でも、つっこみどころが満載というか、あまりにもさらっと書かれちゃうので、「おいおい」と思います。 そういう意味では、リアリティはないですね。 後半になると、「羅漢」の本があるから珊瑚石が光る(283㌻)、だといった、 おもいっきりファンタジーが炸裂してて、しらけてしまいました。 また、「羅漢」という本が、物語のとても重要なキーになっていくんですが、 そもそも、そんな古い本の記述一つで、領有云々になるほどオオゴトだとは思えないんですよね。 もちろん、「固有の領土だ」と主張するときに、「歴史」って、とても大切ですが、でも、それだけがすべてじゃないわけでね。実効支配しているということも大切なわけで。 おもいっきりネタバレですが、「羅漢」って、えらく引っ張るわりに、 「尖閣諸島は琉球国の領有と認識されていた」 といった、たいして重要とは思えない内容なんですよね。 これが、日米中を手玉にとれる話だとは、どうしても思えないんですよ。 そんなん、偽書なんちゃいます?と言われたらそれで終わりですし。 あと、主人公の姉が、ピッキングの名人の警官で、尖閣に行くことになり、そこで死ぬ、というのも、いささか説得力がない話ではあります。 というか、羅漢を要求されて、日本政府が金を払い、そこで羅漢の入った鞄が投下されて、それを回収するために、警察と自衛隊が…というのも、かなり強引でね。 話としては、時節をとらえていますし、 頭の悪いB級映画っぽい展開で、鼻くそほじりながら読むには、まあ、いいですね。 また、沖縄が独立したら、という一つのシミュレーションにはなります。そこは、良い点ではあります。 | ||||
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小説の世界感になんとなく入り込むことができるのは、著者の表現力によるものでは一切ない。時事問題を扱っているような体裁なので、自分の中の情報が単に補ってくれているだけ。日本語は素人の日記レベル。著者のうるさい寝言を聴かされている気分。自慰的な自己顕示欲によって描かれた稀に見る駄作。 | ||||
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超越しすぎて、何か物足りない感じがした。もう少し史実を組みこんでほしかった。 | ||||
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奇想天外なストーリーはさておき、沖縄の内包する諸問題、付け足しの尖閣を軸として政府、県、アメリカ、中国、警察、記者とタイムリーにちりばめられているが、内容は旧知の表面を浅くなぞるだけで深みがなく内容が薄い。 | ||||
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ついつい読んでいたらよく深夜になっていました。かなり引き込まれます。 | ||||
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国際謀略サスペンスものが好きなので読んでみた。沖縄の歴史的背景、中国との領土問題、米軍基地の移転問題などを絡めて、報道記者と警察官僚を軸に物語がハデに展開する。あくまでもフィクションであることは承知だが、スペクタクルだ、爽快だという気持ちでは読めない。もし自分が沖縄県民ならとても不愉快な気持ちにしかならないのではないか。沖縄の方たちの気持ちを踏みにじる内容だと思う。また南京事件の記述があったが、本作のような大量虐殺の根拠となる史料はない。結局資源を巡る"ゲーム"に終始した浅い内容がとても残念だった。 | ||||
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著者が記者出身ということだが、 尖閣、沖縄といった時事問題を扱っていることで、堅い話になりがちなところを 中国の古文書の要素などを織り交ぜることで娯楽性とのバランスがとれている。 前半は伏線が多く、どうまとまっていくのかという気になったが、 後半はスピード感をもって収斂していき一気に読んでしまった。 結末も現実に引きずられ平凡な終わり方になってしまうのではと 読みながら思っていたが、 大胆な選択肢を取ったことで、 意外性とともに、フィクションとしての出来を高めている。 映画で見てみたいような小説だ。 | ||||
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青木俊という人は元テレビマンらしく、この本も土曜ワイド劇場的な大風呂敷に満ちては居るのだが。 日本財布の薄汚さは充分に描けているんじゃないかな。おそらくこの「ゲーム」の間中、ヤマトンチューは相変わらずお笑い見てスマホ弄ってそうである。僕は翁長知事の「戦う民意」を読んで次にこれを読んだ。友愛に満ちたウチナーハートの中にある哀しみを心底知った後で、この本を読むとまた感慨もひとしおだ。これはフィクションだけど、一番薄汚くて夜郎自大で身勝手なのが日本財布なのだ。 | ||||
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まず高く評価したいのが、本作が処女作となる著者のレベルだろう。 縦軸に沖縄での日米中そして琉球の関係から生じる政治サスペンスシミュレーションは、さすが報道出身と思わせる内容。沖縄を舞台にしたフィクション小説にありがちな、お花畑的展開やキャラが少ないことも評価できる。 300ページを数時間でグイグイと読ませるストーリーテリングも及第点だろう。 一方で、その「読ませる」文章は、後半になって、いよいよ盛り上がるところで、「読み飛ばせる」文章になってしまう。 羅漢の正体が読めてしまって、中国の出方もありきたりとなると、まるでRPGを早回しで見るように、ひたすらオチがどうなるだけしか気にならなくなり、小説を味わうという要素は失せてしまった。 政治サスペンスに琉球の歴史や文化も取り入れるなら、500ページは必要だし、緩急のあるキャラや伏線や休みどころも必要となる。しかし、素人作家の処女作にはその余裕を持たせることが出来なかった。これは、今後改善されることが期待出来るので致命的な問題ではないが、仲間誉めはひいきの引き倒しとなりかねないなぁと思う次第。 しかしまぁ、ラスボスとかと見せかけてのみたいな「どんでん返し」が、私のような鈍くさい者でも、半分読んで主な登場人物が一通り並んだところで予想がついてしまうというのは、手練れの読者だとどう思うのだろう? 著者の出身業界であるテレビの2時間サスペンスは、犯人探しが見どころではなく、鼻ほじって半分寝てても楽しめる安定感が大事と聞いたことがあるが、本書はそっち狙いということなのだろう。(ここは悪口ではなく、そんな月並みをスリリングに描く力量を褒めている) | ||||
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現実感なし。治安出動の概念が整理されていない。警護出動、武器使用権限等の理解が不十分なままで、筆者の脳内だけでストーリーが展開されるのは読んでて痛々しかった。また、中国の艦隊の行動、工作員の行動も全く理解できない。極左の思想家が、近年の沖縄事情に絡めて被害妄想的に書いた駄作 | ||||
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沖縄・普天間・尖閣の問題を 小説仕立てで、学ぶにはオススメです 軽いタッチで(まあ少々、マンガみたいなとこはありますが) 読みやすいです。 | ||||
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過去の琉球史と現在の沖縄をめぐる政治状況を巧みに取り込み、スリリングなストーリー展開は、意外性とスピード感があり、一気に読ませる。「冊封使録」が節回しに使われているが、歴代の冊封使たちは沖縄の海人(ウミンチュ)が水先案内人を務めなければ沖縄までの大海を渡ることもできなかった。古来、尖閣諸島を含めたこの海域は沖縄の人たちの魚場であり活動の場でもあった。現知事の親中国的な姿勢をみると、沖縄独立や中国の琉球支配も決して空想ごとと言って済ますわけにもいかない。沖縄問題を見つめ直すきっかけになるかも。 | ||||
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愛と幻想のファシズムの興奮と、希望の国のエクソダスの精緻さ。そこに少しだけ、ジブリ的な味付け。 アメリカや中国という「国」を好きになっても嫌いになっても意味はない。国家なんて物は損得でしか動かない。当然ながら日本も。 本土の人間が安穏と暮らしている間にも沖縄は、尖閣は最前線だ。 …国家的には。 ジブリ的な味付けは、大正解だと思う。 | ||||
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