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尖閣ゲーム
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尖閣ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ついつい読んでいたらよく深夜になっていました。かなり引き込まれます。 | ||||
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著者が記者出身ということだが、 尖閣、沖縄といった時事問題を扱っていることで、堅い話になりがちなところを 中国の古文書の要素などを織り交ぜることで娯楽性とのバランスがとれている。 前半は伏線が多く、どうまとまっていくのかという気になったが、 後半はスピード感をもって収斂していき一気に読んでしまった。 結末も現実に引きずられ平凡な終わり方になってしまうのではと 読みながら思っていたが、 大胆な選択肢を取ったことで、 意外性とともに、フィクションとしての出来を高めている。 映画で見てみたいような小説だ。 | ||||
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青木俊という人は元テレビマンらしく、この本も土曜ワイド劇場的な大風呂敷に満ちては居るのだが。 日本財布の薄汚さは充分に描けているんじゃないかな。おそらくこの「ゲーム」の間中、ヤマトンチューは相変わらずお笑い見てスマホ弄ってそうである。僕は翁長知事の「戦う民意」を読んで次にこれを読んだ。友愛に満ちたウチナーハートの中にある哀しみを心底知った後で、この本を読むとまた感慨もひとしおだ。これはフィクションだけど、一番薄汚くて夜郎自大で身勝手なのが日本財布なのだ。 | ||||
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まず高く評価したいのが、本作が処女作となる著者のレベルだろう。 縦軸に沖縄での日米中そして琉球の関係から生じる政治サスペンスシミュレーションは、さすが報道出身と思わせる内容。沖縄を舞台にしたフィクション小説にありがちな、お花畑的展開やキャラが少ないことも評価できる。 300ページを数時間でグイグイと読ませるストーリーテリングも及第点だろう。 一方で、その「読ませる」文章は、後半になって、いよいよ盛り上がるところで、「読み飛ばせる」文章になってしまう。 羅漢の正体が読めてしまって、中国の出方もありきたりとなると、まるでRPGを早回しで見るように、ひたすらオチがどうなるだけしか気にならなくなり、小説を味わうという要素は失せてしまった。 政治サスペンスに琉球の歴史や文化も取り入れるなら、500ページは必要だし、緩急のあるキャラや伏線や休みどころも必要となる。しかし、素人作家の処女作にはその余裕を持たせることが出来なかった。これは、今後改善されることが期待出来るので致命的な問題ではないが、仲間誉めはひいきの引き倒しとなりかねないなぁと思う次第。 しかしまぁ、ラスボスとかと見せかけてのみたいな「どんでん返し」が、私のような鈍くさい者でも、半分読んで主な登場人物が一通り並んだところで予想がついてしまうというのは、手練れの読者だとどう思うのだろう? 著者の出身業界であるテレビの2時間サスペンスは、犯人探しが見どころではなく、鼻ほじって半分寝てても楽しめる安定感が大事と聞いたことがあるが、本書はそっち狙いということなのだろう。(ここは悪口ではなく、そんな月並みをスリリングに描く力量を褒めている) | ||||
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沖縄・普天間・尖閣の問題を 小説仕立てで、学ぶにはオススメです 軽いタッチで(まあ少々、マンガみたいなとこはありますが) 読みやすいです。 | ||||
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過去の琉球史と現在の沖縄をめぐる政治状況を巧みに取り込み、スリリングなストーリー展開は、意外性とスピード感があり、一気に読ませる。「冊封使録」が節回しに使われているが、歴代の冊封使たちは沖縄の海人(ウミンチュ)が水先案内人を務めなければ沖縄までの大海を渡ることもできなかった。古来、尖閣諸島を含めたこの海域は沖縄の人たちの魚場であり活動の場でもあった。現知事の親中国的な姿勢をみると、沖縄独立や中国の琉球支配も決して空想ごとと言って済ますわけにもいかない。沖縄問題を見つめ直すきっかけになるかも。 | ||||
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愛と幻想のファシズムの興奮と、希望の国のエクソダスの精緻さ。そこに少しだけ、ジブリ的な味付け。 アメリカや中国という「国」を好きになっても嫌いになっても意味はない。国家なんて物は損得でしか動かない。当然ながら日本も。 本土の人間が安穏と暮らしている間にも沖縄は、尖閣は最前線だ。 …国家的には。 ジブリ的な味付けは、大正解だと思う。 | ||||
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