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T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか
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T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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とある作品を読んで、「自らがクローズドサークルの状況に置かれた時に、登場人物が”そして誰もいなくなった”だの”十角館”だの言い出さないミステリー小説が読みたいなぁ」とか思っていたら、これがそうだった。ありがたい。 初読時に単行本の方にレビューは書いているのですが、再読してやっと気づいたことが。 補遺での探偵さん、それまでの七章までを”自分も読んでいるというテイ”で(初読時これを把握してなかった)、伏線を回収してくれているのです。 こんな構成の小説、あとにも先にもこれだけではないでしょうか? | ||||
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物語の設定からは、”十角館の殺人”や”そして誰もいなくなった”を期待させますが、読後感としてはかなりと残念でした。まず真相と思われるものが今ひとつスッキリせず、またそれを補うつもりなのか最後にどんでん返し風のさらなる真相究明?がありますが、これがかえってミステリーとしてのキレを鈍くしてしまっており、結局読み終えてああ面白かったという感じにはなりませんでした。 特に、名探偵のイメージと殺人に至る動機に全くと言って良いくらい現実感が湧かなかったことが致命的でした。 まああくまでも個人的の好みなので、趣味が合う読者には良いかもです。 確かに”人を喰った”ですが、本格かと言われるとちょっとどうでしょうか? | ||||
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何か評価低いので、「いやそうでもないよ?」を少しでも唱えられるようなものを書きたいなと思いました。 『そして誰もいなくなった』を思わせるようなプロットが提示されつつも、「何だよ!」という真相で一旦まとめられます。正直肩透かしです。 が、この作品の妙味は、その構成にこそあります。 フェイクドキュメンタリーに箔をつけるべく名探偵を引っ張り出すために”犯人”が企てた事件・・・。 これは現実世界において、「名探偵をやっと”作品に登場”させるに相応しい舞台」として作者が仕掛けたものってことです。 ”作者が作中に出てくるとか引くわー”などの意見もありましたが、この作品はそれナシでは成立しないというか、 それがやりたくて書かれたものなわけですから。 なに、そんなもの到底受け入れられない?じゃあ駄目だ(笑)。 最後にやっと明かされなかった、惨劇の舞台となった島の名前・・・。 (このへんは、ある意味「十角館の殺人」オマージュですね) 私はいいと思いました。あーそれでT島ね!!! ただ、作者の自己満やなぁという見方も出来ますが、とにかく”それがやりたかった”わけですから。 補遺で、壜詰めの手紙が出てきたことが明かされたらもっと良かったのですが……。 あぁ、このデジタルの時代、残された映像テープが、”壜詰めの手紙”になるのかな? ちなみにワタクシ、この作品の女流探偵が、殊能将之作品に出てくる探偵、”水城優臣”とシンクロしてならなかったです。 | ||||
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冗長な事実の羅列で、意外性もひねりもなかったが、最後迄読ませる力はある。 | ||||
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いやっ、わかりますよ。名探偵ありきの話でしょ。この作家さんの作品を多く読んでる人は、うん!ありだねって言うんでしょ?でも、なんかスッキリしない。ウニャウニャって感じなんです。なんだかなーだじゃれオチに高い金払って付き合っちゃったなー。ファンクラブ通信でやってくんないかね?それとも、あの名探偵の活躍を覚えていないオレがダメなのか?個人的に作中に作者がでてくるとサメるんだよな。 | ||||
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ある種の"ひねくれた"ミステリばかりを書いていた詠坂雄二による,新本格30周年を記念した作品. 直接的には『十角館の殺人』のパロディであるが,そこは詠坂雄二. 前半の孤島で事件が起こるパート,サスペンス的にいくらでも面白くできるパートを,これでもかというほどに"つまらなく"描写している. 作中でもこの"つまらなさ"には言及されるが,実際にびっくりするほどつまらない.面白くない. 素直な読者視点での「作中でなぜ"つまらない"事件が起こったのか」という謎と, メタ視点での「詠坂雄二はなぜこのような"つまらない"事件をわざわざ書いたのか」という謎. これらが一つに結びつく気持ちよさを味わってほしい. それはそうとして,本作を楽しむには前提知識が必要とされる. 具体的には,新本格(特に『十角館の殺人』)や詠坂雄二の過去の著作を読んでいることが前提になっている. ハードルを高くするのは本意ではないが,『遠海事件』『ドゥルシネーアの休日』『ナウ・ローディング』あたりを読んでから,というのが本作を最大限に楽しむための必要条件であろう. | ||||
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絶海の孤島で島へ渡った6人全員が死亡。 しかも6人が島に渡るところから全員が死亡するまでの映像がある。 これならいくらでも面白く書けそうな題材だと思うけど…むしろなぜこの設定でこんなにもつまらなく仕上げようと思った⁉ 事件を任された探偵のアシスタント?二人が『映像が本物か、誰が犯人か、探偵の月島凪は依頼人が犯人だと指摘するが月島は平気で嘘をつく人間だからその言を信じるのか、依頼人は本当の事を言っているのか』という堂々巡りの飽きる単調な展開が長く続き読むのが嫌になった。 解決編も単調で、結局犯人は何がしたかったんだよと思って、私の中では何も解決しないまま終わった笑 | ||||
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入り口は在り来たりな探偵物たけと、中身がとてつもなくつまらない。そして値段が高い。金と時間の無駄 | ||||
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孤島で起きる連続殺人と、それに挑む名探偵という王道の推理小説を期待しましたが違います。 確かに探偵が登場して推理しますが、事件解決がメインではありません。 後半は探偵にスポットを当てています。作中に過去の事件を仄めかす内容が出てくるので 他の作品にも登場しているのでしょうが、読んでいないので分かりません。 そもそもこの探偵にあまり魅力を感じませんでした。 率直な感想として、前半の孤島が舞台の場面は楽しめました。後半は…いったい何が言いたかったんだろう…? | ||||
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ものかなと思い衝動買いしたが自分には失敗だった。一言で言えば退屈なことこの上ない。帯の推薦を見た時に嫌な予感に襲われたが的中だった。定価が高いしノンフィクション風のレポートも大した効果を上げていないような。。。ジャンルで言えばいわゆる倒錯ものに当たるのかな? とにかく評価が分かれる作品であることには違いない。文書は読みやすいので暇な人はどうぞ。。。 | ||||
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