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(短編集)

ドイル傑作集III 恐怖編



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【この小説が収録されている参考書籍】
ドイル傑作集 3(恐怖編) (新潮文庫 ト 3-13)

ドイル傑作集III 恐怖編の評価: 4.44/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

失われた世界のような作品群

いろいろな怪異生物の現れる作品群です。それらの生物が現るべき理由や、生態の細かな推測など、医師であった著者の広範な知識が感じられます。アセチレン・ランタンや二連発の猟銃を携えて挑もうとする主人公。事件に関係する人間達の心情の表れなど、秋の夜長に楽しい読書の時間を与えてくれます。
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No.8:
(3pt)

ドイルのホームズものではない

ドイルのホームズものではないミステリ小説の傑作戦の怪奇ものです。
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No.7:
(5pt)

古風な怪奇譚

ピリッとした味わいの怪奇短編集。
理知的なシャーロック・ホームズの裏で
こういう現実離れした話もけっこう書いてるんですね。

「サノクス令夫人」や「新しい地下墓地」のような
人間の残虐性を暴いたものがある一方、
「大空の恐怖」や「青の洞窟の怪」のような
冒険譚もあります。

「サノクス…」ではラストの意外な反応により
人間の暗部が暴かれる下りにゾッとし、
「青の洞窟」ではクトゥルフ神話TRPGのシナリオかと
思うほど類似性があり。

しかし、恐怖編といいながら、ドイルの小説はどこか
「明るさ」があって妙な安心感があります。
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No.6:
(4pt)

ホラーではない

ホームズ好きだから、という理由だけで期待して読むと、ちょっと物足りないかも知れませんね。
勿論、星4なので、面白くないという意味ではないですよ。
恐怖編ですが、読むのも怖いとか、そんなのではないです。
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No.5:
(5pt)

久しぶりに・・・

思い出して読んでみようと思いました。
何だかとても懐かしく、とてもワクワクドキドキさせられました。
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No.4:
(5pt)

SFと怪奇とサスペンスがてんこ盛りの巨匠ドイル短編傑作集の第3巻「恐怖編」です。

名探偵ホームズに代表されるミステリー以外にもSFと怪奇とサスペンスの分野でその偉大な実力を遺憾なく発揮された巨匠ドイル短編傑作集の第3巻「恐怖編」です。本巻には著者が現実から離れ奔放な想像の翼を広げて構築した有り得ない世界を「でも、ひょっとしたら真実?」と思わせるSFと怪奇に満ちた物語を中心に集められておりまして、正義の味方の名探偵ホームズが登場しないだけに各編の主人公達の運命が吉凶のどちらとも最後まで判然としませんので、その事によって強烈なサスペンスを生み出す見事な効果を上げていると思います。尚既刊2冊に一編は入っていたユーモアの味が今回皆無なのは残念ですがテーマが恐怖ですからまあ致し方ないですね。
『大空の恐怖』イングランド南西部の畑で見つかった「ジョイス・アームストロング手記」には恐るべき大空のジャングルの驚異が記されていた。海にいるクラゲやプランクトンに似た生き物が空にいても不思議ではないだろうという奇抜な発想が面白いですね。『革の漏斗』パリに住む珍奇な骨董品の収集家の友人に見せられた革の漏斗には実は陰惨な来歴があったのだった。悪人に対して使ったとは言えギロチンに匹敵するこの道具を考えた人間の残酷さにはぞっとしますね。これは史実だろうと思われますが、夢で過去の出来事を追体験する仕掛けがユニークですね。『新しい地下墓地』ローマの遺跡研究で有名な二人の若手学者の一方が新発見した地下墓地の場所を巡って駆け引きをする。うーん、これは残酷であまりに行き過ぎだと思いますね。もしも主人公の立場になったらと考えると絶望と恐怖で気が狂いそうになりますね。『サノクス令夫人』39歳の名外科医でプレイボーイの男ダグラスが夫のあるサノクス令夫人と公然と浮気を繰り返していたのだが・・・・。このからくりは何となく見当がつきそうですが、うまく仕組まれた見事な仕掛けですね。でも今の世なら美容整形でどうにでもなるでしょうけれどね。『青の洞窟の怪』ハードキャスル博士の死後に発見された日記原稿には世間を騒がした青の洞窟の怪事件の驚くべき真相が記されていた。この物語の主役の博士は病死していますが「大空の恐怖」の冒険家みたいに悲劇的ではなく陽気で勇敢なアドベンチャーで楽しませてくれますね。『ブラジル猫』遺産を当てにして全く働かず放蕩三昧で借金まみれの主人公の男が、ブラジルで成功し帰国したイトコから田舎屋敷へと招かれる。ブラジル猫は実際には存在しないかも知れませんが、ピューマを巨大かつ凶暴にした獣は何処かにいてもおかしくない気がしますね。これも残酷な迫真のサスペンスで、天国から地獄へと突き落とされる主人公のショックは如何ばかりかと戦慄が込み上げますが、しかしやっぱり悪人はそうそう栄えませんし、駄目男でも意外にもしぶとくて生き残りの術に長けた彼の強運に微笑みが浮かびましたね。
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No.3:
(5pt)

夜にシェードを閉める本当の理由とは・・

長距離飛行のとき、夜間帯に窓のシェードを閉めるよう
CAに指示されます。これはマナーの面もあるのですが、
本当の理由は「見つからないため」という都市伝説が。

どうやらモトネタは「大空の恐怖」のようです。
高空に棲息する肉食浮遊生物群。
「ウルトラQ」の一話としても通じる発想。
石坂浩二にやってもらいたい。

「夜に高空を飛ぶとき、けっして日除けを上げて、夜空を見ようと
しないでください。あなたは恐ろしいものを見るかもしれません。
それは空飛ぶ円盤でも雲でもなく、あなたをじっと見つめる無数の目です。
ほら、雲のようなものが近寄ってきませんか?・・ではよい旅を。」

これほどの秀逸なコンセプトにフォロワーが皆無なのは残念。

これを読んでから、私はシェードをちゃんと閉めるようにしました。

追記:そういえばバルンガのモトネタも、ロバート・シェクリィ「ひる」だった・・

このほど電子書籍版が出たので「海洋編」と合わせてさっそく購入。
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No.2:
(5pt)

殺人のない物語もたくさん書いて欲しかった

短編なので、通勤電車で読むのによい。
ちょっと怖い話なので、一人っきりで読むより、電車の中の方が嬉しい。
長編の文庫を電車で読んでいると、終点までに読み切らないと、どうしても、お昼休みが待ち遠しくなってしまう。

短編は、ちょうど通勤電車で読み切れる長さなので嬉しい。
シャーロックホームズがでなくても、
シャーロックホームズの話とどこが相似か、どこが対称的か、
どこが類似の題材かなどを考えながら読んでいると面白い。

できれば殺人がない物語が嬉しいのですが。
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No.1:
(4pt)

The Terror!

高度4万フィートに巣食う怪異、入り組んだ洞窟の奥に潜む怪物、そして復讐譚の数々。モンスターものも面白いが、ドイルの残虐趣味がよく出た短編集だ。
収録作品は以下の通り。
大空の恐怖
革の漏斗
新しい地下墓地
サノクス令夫人
青の洞窟の怪
ブラジル猫
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