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その犬の歩むところ



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【この小説が収録されている参考書籍】
その犬の歩むところ (文春文庫)

その犬の歩むところの評価: 3.95/5点 レビュー 37件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(4pt)

猫派の方ならどうぞ

過酷な運命の犬を軸にした物語です。
そのイヌは多くの人を助け幸せをもたらします。
しかしイヌ自身には酷いことばかりが訪れます。
不憫でなりません。
犬派の方にはおすすめできません。
その犬の歩むところ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その犬の歩むところ (文春文庫)より
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No.6:
(5pt)

良かったです

楽しく読ませていただきました。私は犬嫌いなのですがこれはGOODです。
その犬の歩むところ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その犬の歩むところ (文春文庫)より
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No.5:
(4pt)

癒されないわけがない

原題の「GIV The Story of a Dog and America」が示す通り、
ギブという名の心身ともに傷つきながらも善良な心を失わない犬が、
アメリカが抱えるさまざまな困難な現実に傷ついた人々と出会い、
触れ合いのなかで癒し再生をとげていく物語。

イラクで戦友を失い心と身体に傷を負った帰還兵。
障害をもつ少年。
プロギタリストを目指しつつ実の兄にその才能を妬まれ殺される弟。
恋人を失いつつも才能を開花させつつあるなかでハリケーンで亡くなる若き女性。
夫をイラクで亡くした上に愛犬まで盗まれる女性。
などなど、出逢う人々をみなその「善良な心」で救っていくギブ。
犬と傷ついた人々なんて「犯則技」であざとい気がしないでもないが、
これこそがアメリカの現実なんだと思わせる細部の巧さがある。
何よりも「娯楽小説」と思って読めば、すぐ読める薄さで、
愛犬家なら犬を抱きしめたくなるほど読後感も爽やか。
その犬の歩むところ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その犬の歩むところ (文春文庫)より
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No.4:
(5pt)

運命の犬・ギブ。

300頁足らずの小品である。ギヴという犬に関わった人たちの物語で、湾岸戦争、9.11、カトリーナ(ハリケーン)などの出来事を挟みながら、淡々と流れていく。ところどころに、さり気なく書かれる文章が沁みる。

自分の居場所を求め、そこになじむことに全力を尽くしながら、なんの理由もなくどこかで息絶えることを当然のこととして受け入れていた。
「私たちは人として奇蹟を祈ります。でも、私たち自身が奇蹟にならなければ・・・」
自らの心が自らの敵となると、死のカードがその処置のひとつになる。
純然たる反骨心。正しかろうとまちがっていようと、とにかく行く。

平易で、感情を揺さぶる文章ではないのに、特にラストに向けて、自然と涙腺が緩んでくる。生きるということを、改めて考えさせられる。本書は、犬好きも、そうでない人も、老若男女問わず、等しく受け入れられる非常に珍しい本だ。
その犬の歩むところ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その犬の歩むところ (文春文庫)より
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No.3:
(5pt)

犬を愛するすべての人に

とても力強い作品です。
人間の傍らに、今も居続けてくれるこの賢く偉大な種への敬意と信頼、限りない愛が込められています。
傷ついた人間と傷ついた犬とが心を通わせる場面に深く感動しました。
その犬の歩むところ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その犬の歩むところ (文春文庫)より
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No.2:
(4pt)

Just the goodness

ただその善良に触れることが許される数年というのは、本当にあると思う。
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No.1:
(5pt)

心に残る再生の物語

いつまでも余韻に浸っていたい小説と出会うことがある。
おそらく今年読んだなかで、あるいは読むであろう小説のなかでも最高の一冊になりそうだ。

 常に変わらぬ愛情をもって傷ついた人々に寄り添う勇敢な犬、ギヴ。過酷な運命が次々に襲いかかるが、彼が屈することはない。そして自分がかかわる人たちすべてにとっての再生への道標となっていく。
 ボストン・テランの作品を読むといつも驚きを感じる。読むたびに、こんな作家がいたんだと改めて思わされる。どこか高尚でありながら、地に足の着いた等身大の人物像に触れることができるのは、才能ある作家ならではのものだろう。原題は『GIV The Story of a Dog and America』読者は暴力、災害、戦争というアメリカの暗部をギヴと一緒に体験しながらも、同時に彼を通してこの国の良心に触れることになる。著者はペンの力を最大限に使うすべを知っているのだ。
 なにも予備知識のないままに読んだほうがいいかもしれない。ギヴと一緒にアメリカの今を旅していくだけでいい。読んで後悔はしないはずです。
その犬の歩むところ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その犬の歩むところ (文春文庫)より
4167908778

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