暴力の教義



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    暴力の教義 (新潮文庫)
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    初公開日(参考)2012年08月
    分類

    長編小説

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    暴力の教義 (新潮文庫)

    2012年08月27日 暴力の教義 (新潮文庫)

    1910年、メキシコ革命前夜。犯罪常習者のローボーンは武器を満載したトラックを強奪してひと儲けを企むが、あえなく捕縛されてしまう。弁護士の仲介で合衆国捜査局との取引が成立し、ローボーンは若き捜査官ルルドによるメキシコ情勢の内偵に同行することとなる。だが、実は二人には共有する過去があった―。血煙渦巻く国境の荒野を舞台に、鬼才による“悪の叙事詩”が炸裂する。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    暴力の教義の総合評価:7.17/10点レビュー 6件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    父と子の再会物語

    「神は銃弾」で鮮烈なデビューを果たし、「音もなく少女は」で再注目されたボストン・テランの新作は、これまでの暴力性に「赦し」がプラスされ、前記2作とは異なる色合いの作品だ。
    舞台となるのは、1910年のメキシコ。革命前夜の不穏な空気に包まれたメキシコにアメリカから、武器密輸の囮操作のために武器を満載したトラックと一緒に送り込まれるのが、若き捜査官・ルルドと殺人犯のローボーンの二人。実は、この二人は親子だった。
    ストーリーは、武器を満載したトラックをメキシコに密入国させ、密輸組織を暴き出し、さらにアメリカに逃げ帰るまでの必死の冒険譚が中心。というか、それに尽きていて、話としては単純。それを補っているのが、親子である二人の微妙な心理劇で、幼い頃に捨てられた子供・ルルドはローボーンが父親であることに瞬時に気がつくが、ローボーンはまったく気付かず、ローボーンがいつ気付くのか、気付いたあとどう変わるのかが読者を引きつける。さらに、ルルドと耳の聞こえないメキシコ人少女との淡い恋物語が、ハートウォーミングな彩りを添えている。
    “暴力の詩人”といわれるボストン・テランを想像して読むと、やや肩透かしを食らうかも知れないが、新しいボストン・テランを発見できるとも言えるだろう。
    訳者あとがきによれば映画化の話が進んでいるとのことだが、いかにも映画になりそうなアクションや戦闘シーンが多く、またホロリとさせる場面もあり、映画化されればヒットするだろうと思う。ただ、そのときはタイトルを変更した方がベターではないかと思った。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (4pt)

    秋の夜長を楽しみました。

    面白くはあるのですが、少々、長すぎるのでは?と感じました。でも、古い本をありがとうございました。
    暴力の教義 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴力の教義 (新潮文庫)より
    4102182314
    No.4:
    (4pt)

    どこを切っても溢れ出す暴力の詩情。

    その凝縮を感じるにもかかわらずやや物足りなくもあるのは、短いせいか、親子の情のベタさか。
    暴力の教義 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴力の教義 (新潮文庫)より
    4102182314
    No.3:
    (4pt)

    己の存在を賭けた、父子の戦いには心が揺すられる。

    1910年、メキシコ革命前夜、逮捕された犯罪常習者ローボーンと若き捜査官ルルドが国境危険地帯をたどる話である。
    ここで、話のキーポイントを敢えて言ってしまえば、犯罪常習者ローボーンと捜査官ルルドは父子で幼い頃に別れていることである・・・ルルドはローボーンが父親であることを知ってはいるが、ローボーンはルルドが息子であることを知らないのだ。
    いったい何時ローボーンがルルドを息子であることを知るのか、そのとき二人の運命はどうなるのだろうか・・・著者の記述は読む者の感情を沸き立てる。しかし、傑作「神は銃弾」、「音もなく少女は」などで知られる”暴力の詩人“テランの作品としてはサブ・プロットの記述が中途半端で甘く、過去の名作に比べると、やや読み応えに欠ける結末かな・・・。
    とはいえ、激動の時代の絶望的な状況のなかで、それぞれ己の存在を賭けた父子の戦いには心を揺すぶられる。
    暴力の教義 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴力の教義 (新潮文庫)より
    4102182314
    No.2:
    (3pt)

    これまでのテラン作品と比べるとストーリーの盛り上がりが弱い

    前作の”音もなく少女は”の出来が良かったので、本作も暴力の詩人たるテランの出来栄えを期待していた。 出来栄えとしては前作には劣るが、悪くはない。また読後感もいいと思う。 これまでの作品とは異なり舞台は現代のアメリカではなく、革命前夜のメキシコが舞台であり、父と子の戦いの物語である。濃密かつ映像的、詩的な文体で描かれる暴力描写が多いのがテランの特徴だが、本作では映像的、詩的な部分が弱いため、読んでいるときにイメージが残りにくかったのが、残念なところ。 とはいえ、水準としては決して低くはないと思うので、これまでテランの作品を楽しまれた方にはおすすめできると思う。
    暴力の教義 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴力の教義 (新潮文庫)より
    4102182314
    No.1:
    (3pt)

    テランとして

    とある犯罪者が、潜入捜査官と一緒に、
    メキシコでのかなり危険な潜入捜査仕事をする、、、という話。
    実は、捜査官は、犯罪者の捨てた息子だった、、。
    犯罪者は、その事実を知らないけれど。

    暴力的なのは、今までのテランと一緒だけど、
    いまいち、リズムがないというか、
    話に切れがない感じがした。

    あの、ハードボイルドな感じを期待して読んだけど、
    ちょっくら、残念な仕上がりだったように思う。
    暴力の教義 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:暴力の教義 (新潮文庫)より
    4102182314



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