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暗手
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暗手の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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「夜光虫」は今でも家のどこかにあるはずだが、ラストシーンを除いてほぼ忘れてしまったし、読んだ当時それほど面白かったと感じた印象はない しかし本作は、抜群に面白かった。筋立ては複雑なようでシンプルだ。殺し飽きた殺し屋Vと、欺し飽きた八百長屋(元殺し屋)が、ブルースリー対チャックノリスのような決闘をする。アルプスを怪我人背負って歩く話とか、犬と少年の話とか読まされて、この作者から離れかけていた身にとっては、うれしい限りのプレゼントだ。 おかえり、という感じだな。 | ||||
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やや設定に無茶があるも、グイグイひきこまれました。 アンリミ、ありがとう | ||||
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良い | ||||
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今作は台北からイタリアへ舞台を変えて、ノワールの雰囲気イッパイに、面白い。 | ||||
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サッカーも好きなので、舞台がイタリアセリエAだったのも、良かったです。 セリエには実際に八百長の話が絶えませんからね。 ただ、少し殺しすぎかなと。必然性のない殺人が多かったと感じます。 あと、ベッドシーンが無かったのが個人的に少し残念。 それで★4つとしました。 | ||||
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一気に入りこむ。一気に読んだ。 | ||||
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馳星周の中でも名作である『夜光虫』の続編。主人公は元プロ野球選手の日本人で、今回は台湾ではなく、ヨーロッパが舞台です。個人的に『夜光虫』が面白かったので、この続編が出た時は当日Kindle予約をしてD Lして読みました。このように、馳星周は忘れた頃に続編が出たりするので、驚きと共に感激です。内容は『夜光虫』同様、淡々と悪事や殺人が行われたりして、『不夜城』シリーズが好きな人は抵抗なく、読めると思います。『夜光虫』をまだ読んでいない人は是非セットで読んでほしいです。 | ||||
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著者はもともとクライムノベルが得意である。今回は、イタリアを舞台に中国の殺し屋、台湾生まれの極道、それにプロ野球選手くずれの主人公暗手がイタリアを舞台にサッカー賭博の利権を巡って争うハラハラドキドキのサスペンス満点の作品に仕上がった。人を殺すことなど歯牙にもかけない小説ならではの展開が怖い。しかし、一番怖いのは 賭博の対象に仕立て上げられる選手の姉の一途さだろうか。 | ||||
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夜光虫と比べまったりとした印象です。 夜光虫では文章が上下2段だったのが1段になっており、読んでいて本全体の雰囲気が少し違います。 表紙も夜光虫の妖艶な感じとは違い、ただただ暗さを感じさせるもの。 ハードカバーの表紙でいうと不夜城や長恨歌小惑仔などの表紙に少し似ていますね(などと書きながら思い返してみると馳星周氏の作品の表紙はマンゴー・レインやダーク・ムーンもそうですがこういう雰囲気の表紙ばかりでしたw)。 夜光虫では初版はひどい誤植があったのですが、暗手ではまだ確認できず。 現時点までではサッカーも別に悪くないけど野球の方が臨場感があったような気がしています。 まだ序盤ですが、これからの展開に期待。 | ||||
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20年くらい前にに前作を読みました。続編があることを知り、あわてて購入しました(笑) 何となく、加倉が年をとったせいか少し丸くなった気が…。。それがよかったです(笑) そして後半にかけてのスピード感もさすが。 前作を読んでいなくても楽しめると思いますが…でも読んでからの方がおすすめ! | ||||
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待望の「夜光虫」続編です。ただ前作を読んでる方には少し物足りないかも。次々作を予感させるラストに期待です。次の舞台は上海か? | ||||
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スポーツ八百長の物語として、読み始めたが… 八百長への周到な仕掛けが続き、このまま終わるのかと思いきや、途中からはスリリングかつスピーディーな内容に急展開。 まさに馳星周ワールドに。 ダーティーな世界に足を踏み入れた、決してヒーローとは言えない主人公。 読後感は、虚しさもあり、次の展開への期待が交錯。 | ||||
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前作から二十年、場所を湿度の高い台湾からイタリアに移して、いい具合に殺伐と乾いている。前作の夜光虫はあまりにも暴力的で、闇の中でうごめく男たちの熱気と絶望、血反吐の臭いにむせかえるようだった。ノワールとしては前作が格段に上だろうが、寝る前に読むと悪夢に苛まれる。今作の方が気軽に楽しめて好きだった。 | ||||
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日本のプロ野球で実績を残しながら、新たな活躍の場を求めて台湾に移籍したはずなのに、何かの歯車が少しづつ狂いだしたあげくに八百長に手を染めて転落の一途をたどった主人公が20年ぶりに帰ってきた。外見をすべて変えたとしてもそこに流れる血は変えられない。 今度の獲物はイタリアの弱小クラブで台頭し始めた日本人ゴールキーパー。各試合の得点、失点、勝敗に賭けるのは小さな博打に過ぎず、上部リーグに残留できるチームの勝敗こそが中国筋まで巻き込んだ『大博打』となる。そこでは確率的にGKに「仕事」をしてもらうことこそがいちばんの近道。彼に接近し、安心させ、信用させる手練手管はさすがのひとことだし、免疫のないアスリートは異国の地で合った親切な同胞人に対して疑いすら抱かず、お金でしくまれた娼婦にさえプロポーズまでしてしまう純情一途。 さらに彼の姉まで登場させて、感情をあらわにさせるのは小説としてはアリ、だとは思うが多少の「蛇足感」もあり。 「嘘をついて手に入れたものは嘘がばれれば失われてしまう。」が、これからマカオ、香港、上海の中国スジとの最終対決も予告されており次作への期待も膨らむ。 | ||||
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前作「夜光虫」は、情念のアクションハードボイルトで、その無軌道に走り続ける主人公の情動に圧倒された。 暑苦しいまでに”動”き続けた加倉が、「暗手」と呼ばれる”静”かな八百長ゲームの仕掛け人としてイタリアを舞台に再登場。 もはや死だけを待ち望む加倉が、再び情動を揺さぶられ”静から動”へ変化していくさまが、彼を取り巻く悪党、なかでも殺し屋「馬兵」との対峙をメインとして描かれる。 女との絡みは(きっかけとしては必要かもしれないが)平凡ながら、馬兵との近親憎悪のような敵味方を超えた敵対関係に緊張感があって物語をラストまで引っ張ていく。 前作ほどの畳みかけるようん見せ場はないが、より洗練されて、凡庸なハードボイルト小説のレベルは軽くクリアしている。果たして加倉はどこまで地獄を彷徨うことになるのか。 | ||||
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しばらく馳星周らしくない感じが続いていたので、久しぶりの馳の世界に出会い一気に読み終えました。 | ||||
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夜光虫以来の加倉の生き様に感動した。綾やミカとの出会いと別れに一服の清涼感を覚えた。 | ||||
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夜光虫2というサブタイトルが付いていたらどうだったんだろう。 ガッカリしてしまうかもしれない。 本作は本作として読んだ方が面白いでしょう。 | ||||
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読書嫌いの人にこの本を見せたら、まずその分厚さで敬遠されてしまうだろう。^^ しかし、読書好きな人からすると、この作者の世界に浸ることができる最高の厚みと感じることだろう。 サッカーをめぐる闇賭博で人生を棒に振る選手、闇社会で蠢く大金等、これほどダイナミックな作品は ないと感じた。 | ||||
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擦りきれる程読んだ夜光虫の続編。 台湾から脱出しストイックの塊に成り果てた加倉が再び修羅の道へ…。 大藪春彦を彷彿させる殺戮描写と馳節が光る。 久々に読み終わるのが惜しいと思ってしまいました。 | ||||
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