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はぐれ鷹
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はぐれ鷹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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出だしの部分でボクトツとした主人公に興味が沸いて、 この本と著者について何も知らぬまま読み始めました。 平易で読みやすく、飽きずに最後まで一気に読めます。 「このモヤモヤした気持ちは一体何なんだろう?どこから来るんだろう?」 誰もが経験するであろう思考の堂々巡りっぷりが恥ずかしげもなく描かれています。 最近では「中二病(笑)」などといって揶揄されがちですが、 自分自身に向き合い、自分の言葉で、何らかの結論を導き出していくことは きっと価値があることだと思います。 そうして主人公も自分の悩みに自分なりに答えを見つけていきます。 だから最終的にはきっと大きく成長し、それなりに成功して ハッピーエンド…と予想しながら読んでいったのですが 物語は意外なところで終わってしまいます。 まるで人間の意思など一切気にかけない自然の気まぐれさを、目の前に突きつけられたかのようです。 主人公の謙虚さは、見ようによっては「他人に合せることを頑なに拒む」傲慢さでもあります。 鷹匠と鷹は似てくるもの…だからあのような結末になったのでしょうか。 もっと深い作者の意図があるのかもしれませんが、自分なりの解釈です。 こちらの勝手な期待をバッサリ裏切る厳しさに半分納得。残りの半分は続きを読ませてほしい気持ち。 付け加えると、登場人物の会話が妙に漫画っぽいというか いかにもという感じであまり生々しさを感じませんでした。 (だから読みやすかったのかも?) でも鷹の魅力や鷹匠という生業についてもっと知りたい!と思わせてくれる1冊です。 | ||||
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舞台は1970年代と思われます。 体が小さいことにコンプレックスを抱き、人の和の中に入っていくよりも、自然の中や書物に没頭することに安らぎを覚える岳央。 テレビのドキュメンタリーで鷹匠を見て、最後の一人となった角鷹を扱う師匠のもとに弟子入りをする。 そこで厳しい訓練を経て、一人前の鷹匠になるまでのお話…と思っていたら、アレレ? これは続編が出るのでしょうか? これ一冊だと全然、物語のペース配分を間違ったんですか?っていう終わり方なのですが。 邂逅の森の現代版を予想して読んでいたんですけど、あまりにも鷹匠への訓練が進まないので??? で、ラスト6分の1くらいになってやっと本格的な訓練風景になったと思ったら、え!という終わり方…というか「続く」ですよね、これは。 この後物語が続くとしたら、この一冊だけの評価は非常に難しいです。 まだまだ端緒に着いたばかりという感じ。 主人公はややイライラさせる優柔不断な面もありますが、浮わついていないところがいかにも、という感じで非常に好感が持てました。 | ||||
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