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(短編小説)
ダートムア・テラスの悲劇
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ダートムア・テラスの悲劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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現在、「シャーロック・ホームズのライバルたち」をいろいろ読んでいます。 こちらの「隅の老人」という言葉が奇妙だったので、じゃあちょっと読んで内容を見てみようかと思い購入。 簡単に言うと、カフェで相席になった名も知らない老人(これが「隅の老人」)から、世間で騒がれてる様々な未解決事件に関する顛末と彼自身の見解を聞かされるというお話。ところが、誰もその謎を解けなかったのに、その老人の語る真相は不思議に真実味を帯びていて、知らず知らずのうちについ耳を傾けてしまう・・・。 「なぜこの老人は、こんなことを知っているの?」「彼は一体誰なの?」「何が目的なの?」 設定がうまいなあと感心。老人はみすぼらしく(少なくとも立派な風貌ではない)、興奮するとキイキイ声になり、名前も名乗らず、話し終わると勝手に去っていく。 事件の真相らしきものを語っても、警察に協力しようともせず、真犯人を告発することもない。 語られる未解決事件の謎と、「隅の老人」の存在の謎が二重構造になっていて、事件の謎は解けても消化不良感が残る。 しかし、最後の事件で「隅の老人」の正体がわずかに垣間見え、あっと腑落ちする。 シャーロック・ホームズの向こうを張るというより、まったく異色の存在。普通の探偵談を期待していると良い意味で裏切られます。 ただ、各事件については、いつも都合よく肝心の会話を聞いている人物がいたり、トリックが結構同じだったりと、ご都合主義およびワンパターン気味で、そこはまあ、古典的作品だと感じました。推理に関しては、この前に読んだ「思考機械」の方がバリエーション豊かで個人的には面白かったです。 | ||||
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ホームズのライバルというのはジャンルが違いすぎて違和感がありますが、個性的な味のある探偵ですね。聞き手の女記者さんが良いコンビになっていますが、ラストは何となく予想がつきました。 | ||||
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