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(短編集)
死の枝
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【この小説が収録されている参考書籍】
死の枝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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この短い原作をよくふくらませたものだと感心する。 | ||||
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名作「ゼロの焦点」の主舞台は金沢と能登半島。その暗い断崖。 「砂の器」で業病を抱えた男が子供と巡礼の旅に出る。彼らの生まれ育ったのが石川県上沼郡(まあ、明らかに旧江沼郡山中町の山奥でしたね)。 短篇「密宗律仙教」の主人公・定海は石川県江沼郡(現加賀市)動橋町の出。 清張さんは北陸、特に石川県にかなり強い想いを持っていたようです。その暗く重い風土。湿った雪に降り籠められる冬の暗さ。そこに住む人々の閉ざされたコミュニティ(私も石川県人。実際は清張さんや都会の人が持っているイメージほど北陸は暗い所ではないが)。 本作「家紋」の舞台も加賀地方の寒村。清張さんの短篇では最も怖いものの一つだと思う。そして市原悦子ナレーションとは!まさに絶妙ですね。 | ||||
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ある評論家が清張の諸作品の中で最も文学的香りの高いものとして本書をあげていた。読後感もその評価を裏切る事のない重厚なものであった。 | ||||
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原作を文庫で読んだときは特に印象に残らない作品のように思えたものだが、 ずっと後になって原作の筋もすっかり忘れてしまった頃この朗読CDを聴いて、 あらためてこの作品に引きずり込まれ戦慄した。 雪国の閉鎖的な村で起こった事件を題材とした話であるが、 まるで映画でも見ているかのようにまざまざと脳裏に浮かびあがる。 淡々とした朗読だけで聴いている者をここまで引き付けることができるのか。 ナレーター市原悦子の力量にただただ圧倒される。 一度紛失して買いなおしたほど気に入っている一枚。 | ||||
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大変面白かった。個人読書履歴。 一般文学通算19作品目の読書完。1973/02/20 | ||||
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松本清張ブームになる前に、なんとなくラジオ小説?のようなものを聞きたくて以前購入しました。最初はなんとなくうわのそらで聞き流していたのですが、ある日渋滞にハマった車の中で、聞いていたときに妙に市原悦子の声が頭に響き、ストーリーの面白さに惹かれました。語り口調、話の展開は非常に情感豊かに、場面が目の前に広がるような感じでした。それ以降しばらく何度も聞き返し、人にも貸してもいるうちに紛失してしまいました。 再度購入して、長年はぐれていた恋人にあったような気がしました。 実際に福井県に旅行に行った際に吉崎御坊を訪問しました。今ではすっかりと寂れてしまい、地元の人も吉崎御坊?という感じで、行ってもつまらないですよ、という感じでした。中では「肉付き面」の談話をしていたり、昔は湖上に浮かぶ仏閣であったなどの話があり、吉崎御坊を中心とした地図などもありました。不思議な気がしましたが、立ち寄ってよかった気がします。 そのあとは、テレビで岸本加代子さんが演技をしていましたが、なかなか良かったです。やはり、死の枝を購入しました。活字もまた違う赴きがあります。 最後に松本清張自身の解説があり、制服に対する信頼感を心理的に描く、焦点を一点に絞るなどの話もよかったです。 その後、黒い霧ゆカッパブックスの古本を漁り、松本清張ものを気にするようにしています。砂の器も迫力がありますが、このラジオ小説は、非常に大切なものとなっております。 | ||||
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