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お前たちの中に鬼がいる
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お前たちの中に鬼がいるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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できるだけネタバレなく書きます。 最後にネタバレあらすじ掻きます。読む価値ないと思うので。 まずこの本を取って、そして序盤を読んで「こんなストーリーなんだろうな」という予想は恐らく外れます。 肩透かしです。 表紙のような鬼はでてきません。 主人公含め登場人物たちはクズばかりで感情移入できない。そもそも、性格や行動が理解できない人間ばかり。 序盤から中盤にかけて、一人だけ解放されて、残りは部屋の中に縛られるという設定ですが、解放された人が鍵で閉じ込められた人も解放できるので、設定的な緊張感が皆無。 ぐだぐだとした探索と現状確認が延々に続く上、特別山場もない。 それまで意味深にちりばめられた情報は、全てまったく大したことのない物で、クライマックスに向けての伏線でもなんでもない。 事件は起こるが、それらは単発的で連動性はない。事件を経てだんだんだんだん主人公たちが置かれた状況が解明していくわけでもない。 中盤になると、それまでだらだら語り合っていた謎が、教師が教科書を読み上げるように急速かつ面白味なく淡々と解決。 序盤にこじれた人間関係も何事も無かったようにあっさりみんな脱出していく。 主人公はクズのまま、自分のしでかしたことの清算も何もしない。なのにイイ感じ風に終わらせるのがひどすぎる。 <以下ネタバレあらすじ+感想> ボロアパートのような場所にいつのまにかいた主人公と5人の女。 一人だけが部屋の外に出れ、3種類の条件でリセットが起こり、外出する人間と閉じ込められる人間が入れ替わる。 けれど、外出した人間は鍵で無条件で他の人を解放できる。 (いろいろ駆け引きができそうな設定だが、作中では「知ってること教えろよ」「解放してくれたら教えてやるよ」の繰り返しだけ) 「お前たちの中に鬼がいる」というメッセージに恐怖しながら、探索をしていくが、頭のおかしい人間が迷惑行為や暴走する以上の事件は起きない。 鬼も出ない。 いつ襲われるかもしれない恐怖感はなく。本当にだらだらと話が進む。 中盤、脱出方法を知っているらしい女が殺される。 ここで物語が大きく動くかと思ったが「ゲーム機でリセットすれば生き返る」という超ご都合謎展開で、殺された子はあっさり生き返り犯人もわかる。 そして、至極あっさりと「鬼がいる」の鬼とは、ゲームに参加した人間の罪であることがわかる。 彼女らはあっさりと自分たちの罪を思い出し、そしてなんの特別な展開もなくあっさり脱出していく。 なお、前述の脱出方法を知る女を殺した犯人の動機は、DV家庭に帰りたくなかったからというしょぼい理由。 最終的に主人公も自分の罪を思い出す。序盤で主人公が婦女暴行を働いた女は、実は彼の恋人だった(主人公はそのことを忘れていた)。 彼女はなぜか自殺を図り、一命は取り留めたものの、昏睡状態のまま。 結局、主人公に試練が訪れることもなく、他のみんなと同じくあっさりと元の生活に帰る。 ただし、恋人は昏睡状態のまま。 主人公が彼女を助けに行くこともなく、いままで名字呼びだったのを名前を呼び(名字呼びに対した意味はない)、なんかいい感じ風に終了。 すいません、たぶん読んでて意味わかんないと思います。 僕も意味わかんない。 とりあえず、なぜ閉じ込められたとかは一切明かされません。 要点をまとめると、 ●罪のある人間は、ボロアパートに呼び寄せられる ●鬼は罪のことであり、何者かが襲ってくることはない ●ボロアパートがなぜ存在し、なぜ人を呼び寄せるかは不明。 ●特別な手順はいらず、ただ自分の罪を思い出して、簡単なステップを踏めば脱出できる。 ●主人公は徹頭徹尾クズ(たぶん作者はそう思ってない)で、何も成さないし、何も得ない。 ネットで検索しておすすめだったんで呼んだんですけど、ほんとひどい作品でしたね。マジで時間の無駄。作者が目の前にいても、何でこんな作品を書いたのかと問い詰める気にもならない。 時間の無駄。繰り返します。時間の無駄。 | ||||
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序盤の雰囲気は良かったが、中盤以降つまらなくなる。 登場人物の思考が異常で、共感できるところが無い。 | ||||
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主人公をはじめとして、すべての登場人物が胸糞悪くなるような人物ばかりです。 序盤のわくわく感は良かったです。 | ||||
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設定がラノベ的なわりにぶ厚く 装丁も堅い感じ 文章はそこそこ読みやすいが 句読点が紛らわしい箇所がある | ||||
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内容が薄いです。 ライトノベルのように感じられました。個人的に好みではなかったので残念です。 | ||||
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タイトルは好きです。 が、とても二段組みにしてまで一冊にねじ込むような内容ではないような気がします。 ストーリーそのものは悪くないと思いましたが、一つ一つの描写がヘタクソです。 簡単に言うと文章力が想像力に追い付いていないような印象。 それがやたらと大量にあるので非常に読み切るのは困難でした。 | ||||
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あらすじ的には読んでみたいかなと思わせるものもあったかもしれませんが、 文章がですね・・・・・・。読んでいて添削したくなるような出来です。 ”黒髪だが地味な印象はない。スカートは中途半端な長さだが、色は曇りのないホワイトで 淡い水色のニットに映えて若々しく見える。 目をつむっているようだが、眠っているのかどうかは、この距離からは判別できなかった” 「だが」を何回連続でつかっているのか。その他読みにくいところ、鼻につくところもありまして 文章がネックになって話に入り込めないタイプの人はちょっと無理ではと思いました。 この点を改善すれば、いやこの点の改善が必要です。読んでいて入り込めるか 棒読みで読んでしまうかの大変な別れ際です。荒削りといっても荒削りにも程があります。 | ||||
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商品説明にはサイコ教師とありますが主人公はクズです、女性の敵な感じ 女性をすぐ殴りますし、DVなどの表現に嫌悪を覚える人は 読む前に注意したほうが良いです、特に女性の方は 密室パニック系が好きな設定という事もあり 488ページもある本を4時間で集中して読むのは 久々であるくらい前半は引き込まれた...前半は 密室パニック系のストーリーや映画は、タイトルを挙げる必要がないくらい多いが 作者があえて選んだのは設定に自信があったからだろうと思う 最初の書き出しから必要のない前フリが無いのも良い ページをすすめるにつれ「なぜここに居るのか?」「脱出方法は?」「誰が鬼なのか?」 「主人公以外は何故女性?」「死体は何なのか?」 など謎が知りたくて、自分でも驚くほどグイグイと引き込まれたのだが..... 中盤をさしかかって、謎のオチが見え始める前のあたりで読むスピードが失速してくる 前半の勢いはどうしたの? せっかく色々と作者自身が用意した美味しい素材あるのに 作者が雑に処理していくように思えてきた、こちらは消化不良気味 ゲームが重要な鍵を握るのは分かるが、ゲームという設定に頼りすぎな気がする 登場人物の抱える闇の描写が、なんというかどっかで見た印象 想像の範囲内と言うか、悪く言えばテンプレートな印象 一定時間ごとにループするって設定のオチも、謎も含めて もっと練りこんで欲しかった、惜しい。 | ||||
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他の方も述べられている通り、内容はCubeの焼き増しでした。 特に目新しい仕掛けや伏線もなく、最後まで感動なく読み終えてしまいました。 一方で文章量は多く、設定の稚拙さや粗も目立ち、読んでいて苦痛でした。 内容もですが、一番気になったのは文章です。 段落や句読点の位置が適切でなく、1ページ目で違和感を覚えてしまい読みにくかったです。 主人公や登場人物の一つ一つの行動の描写が細かいことは結構ですが、その行動に特に深い理由は無いため、読んでいて考えさせられる内容ではありませんでした。その辺の携帯小説よりかは「ましかな」と思える程度です。 | ||||
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文体が肌に合いませんでした。決して支離滅裂な文章ではないのですが、情報の出し方が乱暴で、作品世界に入り込みにくかったです。 地の文にも違和感。一人称なのに心情がまるで掴めませんでした。三人称でよかったのではないかと思います。 題材は興味深いものでしたし、まだ若い作家さんなので、今後に期待します。 | ||||
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よくある密室で閉じ込められてそこから脱出するゲームをの小説ですね。 ストーリー自体は面白く、誰が鬼か犯人か気になり一気に読んでしまいました。 しかしご都合主義の記憶喪失やリアルとファンタジーの境目が巧く噛み合ってない、 法則や設定に強引さがあるなど納得出来ないところもあり後半になるにつれてなんか面白く読んでた気持ちも冷めてしまいました。 他の小説や漫画でもよく有りますがご都合主義の記憶喪失が多すぎて嘆息しちゃいます。まーたこれかと・・・・ 「はっ!なんでこんな大事なことを忘れていたんだ!」←俺が「なんでこんな大事なことを忘れてんだ!」と言いたいw | ||||
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ストーリーは面白いと思うのだけど、描写が汚すぎて読みづらいです。 あと、「こんな人いるわけないだろ」っていう登場人物しかでてこず、共感できる点がない。 | ||||
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手にした感じは、鮮やかな色彩のカバー、何か面白そうだなと期待しました。決してこの手の本が苦手とかそういうこともないんですが、正直私には今ひとつでした。バイオレンスなシーンも無駄に多い。読みすすめていくうちに引き込まれるだろうと思ったのですが、どこまで読んでも同じで、ラストはなるほど、とは思いましたが、感動とかはなかったです。必死で最後まで読み終えたと言う感じです。退屈でした。 | ||||
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閉じた世界?とかっていうのが苦手です。 生存競争?っていうのも好きではなくて。 知人に勧められて、読みはしたものの読後にある達成感?はありませんでした。 「バトルロワイアル」を読んだときとよく似ているような気がします。 | ||||
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読み手の中には、この奇妙な世界の謎自体に説明を求める向きもあるかもしれないが、世界観の設定自体がファンタジーなので別に謎のままでいいと思う。奇妙な世界に紛れ込んだ人間達が状況をどう打開するか、という点に着目して読んだ。 まず、読んでいて首をかしげてしまうのは、登場人物達の感情・心理にところどころ無理がある点。例えば、ある人物は冷静沈着で頭もキレる設定なのだが、状況を把握する前にヒステリー気味に攻撃をしたり、意思が強そうなはずなのに、ショックな出来事に対してイメージとはかけ離れた行動をとる。 そして、ゲームのような設定は面白いが、なんでもあり感が否めない。例えば、記憶。実はある人物達は奇妙な世界に来る前の現実の世界で人間関係を築いていたが、嫌な記憶を思い出せない事はあっても、人物自体の記憶を忘れてしまうのは設定上都合よすぎる。 最も引っ掛かったのは作者の生死の扱い方。死に対する描き方が悪い意味でゲーム感覚。本編では、登場人物達が死体をあまりにも冷静に観察するのに違和感を覚えたし、書き下ろしの「1993年」では、殺す側/殺された側の心理がもはやカオス状態で、心理描写が乱暴すぎる。 最後に一言。本作の中では全然重要ではないけど、野球のデットボールで失明というのは現実的ではない。 | ||||
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物語において主人公がクズってありなのか 長くなってしまいました。 モノガタリなんだからいちいち細かいこと言うな!と言う方は読まないでください。 細かいこと書いていくので。よろしくお願いします。 私はこの作者を全く知らなかったのですが、1985年生まれ、アマゾンのキンドルストアで本書を個人出版したみたいです。それの加筆修正した完全版です。 本の厚みが感じられるのが電子書籍にはない実際の本の良さですね。 綺麗で分厚い本を手にした時の読む前のわくわく感は電子書籍では味わえません。 この本は1ページに縦書きで2段になっています。 「俺」の一人称小説です。なので読みやすいです。 【主人公の印象】 私はこの主人公を好きにはなれませんでした。例えばそのキャラクターにどんな過去があろうと犯罪は正当化できないはずです。 小説を書く上での基礎の基礎としてこれってありなんでしょうか。 主人公が普通にクズです。 ・女性の指の骨を折って笑いが込み上げます。 ・女子高生を見てめちゃくちゃ犯してやったら最高だろうなと思考します。 ・信頼を得ない女は犯してもよいという思考で普通に若い女性を強姦します。 ・強姦がみんなにばれる前にその女を殺そうとします。 ・怒りでガラス戸をけとばして粉々にします。 ・簡単に事あるごとに女性たちに暴力をふるいます。それでも女性たちはすぐ普通に会話してくれます。 ・ステレオタイプのしょぼい教師像です。 クズということを置いておいても好きになれない。 主人公が善人だからこそ、ピンチに陥ったら読者はドキドキするのです。主人公を困らせる悪いやつに対してこのやろうと思うのです。クズが殺されそうになってもなんとも思いません。そのまま死ねば?としか。当然主人公なんで死なないですけど(笑)。 だからこそ、主人公は主人公だけは平気で犯罪犯すようなクズじゃだめなんです。万人受けするキャラじゃなきゃダメなんです。著者がもし俺の作品は万人受けしなくても好きな奴だけ好きなら良いっていうんならもう何も言わないですけど。 【登場人物の印象】 人間としてのリアリティもないのが残念。 主人公だけ男のハーレム状態だと作品自体安っぽくなるので個人的には登場人物にもう一人くらい男がいたほうが面白い展開が作れたのではないか。 【舞台の印象】 作者の都合よく構築された世界。 【設定】 全員過去の記憶を忘れているというシチュエーションは卑怯。 しかも、最後になってもなぜ全員記憶をなくしている状態なのか語られない。 これならいくらでも作者が都合よく書ける。 例えば、全員が実は兄弟でした〜!とかなんでもありになる。 とにかくずるい。 最後まで読んでも登場人物がなぜそこに、どうやってとばされたのか。 その場所はなんなのか。なぜ記憶がなくなっているのか。なぜ人間がワープできるのか。 なぜ一時間ごとにリセットされるのか。 その建物はゲーム機は誰が作ったのか、仕組みはどうなっているのか。 なぜ二階には凄惨な○○がご丁寧に一人一部屋ずつあるのか。 まったく答えを書いていない。 ある現象が起こった時にはドラゴンボールかよっ、とつっこみたくなりました。 例えば、最初に怪物がでてきたりすれば上記疑問は納得します。だって、これはバリバリのファンタジーですよ、何でもアリですよって宣言してることになるから。 ま、瞬間移動をファンタジーととらえろと言われればもう何も言えないですが。 【文章の印象】 個人的には主人公(作者)の考えが断定口調なのが鼻につきます。 「俺は非常勤で高校の国語を教えているため、黙らせるのは慣れていた」それどういう理屈? 「六人も集まれば必ず不信感がつのっていくはずだからだ」 「物事を見た目で判断するとまず半分はミスをする」 芝居がかった表現。 机に文字が書いてあって「何か書いてある」と言う主人公。一人なのにそんなこと口にする? 動けない相手を前にして手の平を前につきだして「待ってくれ」なんて言う? お手軽にしょっちゅう暴力が振るわれる、安っぽいアニメのような小説。 アリバイが、偶然によって成立するのはずるい。 後半、読んでいて背中が痒くなるような過去の暗い出来事をいちいち告白されて読まされるのは少しうんざりした。主人公がいちいち女子の過去について聞くがこれがもし現実だったらだたのデリカシーのない男。話すことで解放されるとか肩の荷が軽くなるとかいいたいんでしょうが。 主人公が教師と言うことをちょいちょい挟んでくる主張が気持ち悪い。 【その他気になった点】 ・鎖に繋がれている異常な事態なのに最初から登場人物たちは平気で世間話してます。 ・主人公は良く笑うが、こんな状況に陥っているのに一回でも笑えることが変。 ・「死体にさわるのは初めてでドキドキした」っていう言葉に対して主人公がそれは良かったとよく分からない答えをします。 ・主人公と女子高生が死体を見て平然と脈を見たりしてる姿はまるで子供向けアニメのよう。普通なら無残な死体があったらその部屋自体に入ることなんかできないのにどうどうと調べまくる。そして自殺だのなんだのとその場で平然と会話していることがやっぱり探偵アニメのよう。 ・主人公が自分の体内時計は正確だからどのくらい時間が経ったか分かるなんて強引すぎる。しかも幼少期に母を待つ生活で身についたって……おいおい。 ・意味なくカギカッコが一マス上がってたり句点が二つ繋がったり、誤植? ・どれだけ机の上にメモが書いてあったんだよと思わずにはいられない○○による長い告白。 ・P337の加奈子と○○○の名前の誤表記。 ・後半、急にある人物が全面に立ってどんどん聡明に推理していくのは唖然。 ・どんだけ焦ったからって顎から落ちる程汗なんかでないでしょ、普通。 多汗症だからってしがみついて相手の衣服がべちゃべちゃって……。 ・家に帰ったらカレンダーで確認すればいいって、現在の日にち確認するのは新聞とかニュースじゃないの? カレンダー見たからって何日たっていて今日が何日かなんてわからないでしょ。 【1993年(平成5年)】 1993年はこの本のための書き下ろし作品です。 といっても登場人物を見ればわかりますが、続きと言うか、過去と言うか、本作を読んでいないと理解できない内容です。 「寄付にはまるのは頭が良すぎるからだ」とか訳のわからない作者の考え方がちょいちょい入ってくるのが苦痛です。 「君は少し冷静になったほうがいい」と17歳の男子高校生が26歳のホステスに向かって言ってます。 「人はそう簡単に狂ったりはしない。せいぜい、死にたくなる程度のものだろう」と17歳の高校生がおっしゃっております。 何十年も生きて来たかのようなセリフを平気で言います。 作者は少年が大人達と対等にやりあうようなアニメ等の見すぎではないかと思ってしまいます。 この作者が書く主人公はとにかくエラそうです。 主人公に作者のプライドの高さが透けて見えるようです。 優秀な少年の口から必死に世界観の言い訳……もとい、世界観のよく分からない説明をしてました。 リセットのこととかこういう理由なんじゃないかとプログラミングうんぬんとか挟みながら。 読者か編集者にいろいろ世界観に対してつっこまれたんだと思います。 【最後に】 読み終わって読んでいた時の疑問が解決したかどうか列挙しときます。 ●ずっと鎖に繋がれている人間のトイレはどうするの?みんな垂れ流し? 最後まで記載なし。 ●ワープする理由、仕組みは? 最後まで記載なし。 ●謎の女の正体は? 判明します。 ●鬼とはなんなのか? 後半あっさり判明しますが、盛り上がりまったくないです。 普通物語だとここが一番の面白さのピークのはずなんですけどね…… 作者はその鬼のアイデアを思いついてただ単にそのアイデアを実現したくてこの作品を作ったんじゃないの?と疑いたくなるほどの盛り上がらなさです。 ●主人公たち六人を連れて来たのは誰なのか? 最後まで記載なし。というか人かどうかも、というか、これモノガタリなんだから関係ねえよって感じでしょうか。 よく大風呂敷ひろげてそのまま終わるという無責任な作品がありますが、この作品のように世界観をちゃんと確立しないで曖昧なまま終わるのも無責任に思います。 ルール先行で思いついて作品を書いた感が否めません。(だから疑問が答えられない) 例えば読んでいれば普通に疑問に思うおしっこの問題にしても各部屋にトイレがついていて鎖が届く程度に長い等、少し考えれば解決する答えを無視した雑な作品作りが残念です。 ぐっとくるセリフは残念ながらひと言もないです。 例え少年少女には評価されても、大人が読めば大半は満点評価はされないと思います。 素人の私が偉そうにぼろくそ書きましたが、序盤に読んでいて感じた読むの面倒臭せえなという感覚を通過すると、中盤まではどんどん楽しく読めました。 構成、展開、面白さと言う観点で素人にしてはよくできた小説だと思います。 もし作者の方が気を悪くされたなら、素人の戯言だと思ってご容赦ください。 個人的評価 序盤★★ 前半★★★ 中盤★★★★ 後半★★ 終盤★ | ||||
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