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マイアミ・ポリス



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マイアミ・ポリスの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

無頼警官ホウクに行幸が訪れるの巻

The Way We Die Now(1988年)
 ホウク・モウズリー部長刑事シリーズ第4弾。今回ホウクが抱えるのは、①過去の事件(3年前の医者殺し)、②目の前の事件(ハイチ人虐殺容疑の農場潜入捜査)、③事件の種(かつてホウクが逮捕した殺人の受刑者が出所して真向かいに越してきた)の3つ。
 ①では要領の悪いヒスパニックの部下ゴンザレス刑事をどうにか使いながらまあまあまともな捜査をしますが、②では早々に正体がばれて半殺しにあう寸前での血みどろの逆襲劇、③では受刑者を気味悪がっていた同居人エリタ(元刑事)が突然その男を自宅パーティーに連れてきて・・・と、よく体力と正気がもちますねってほどの獅子奮迅大車輪の活躍です。それぞれどのような結末を迎えるのか、読んでのお愉しみ!それこそ顎が地面に落ちるほど唖然としますぜ。
 そして一段落したところで新署長に呼び出され、意外な(⁉)話を聞かされたのち、ホウクに行幸がもたらされるのです。おめでとうホウク、②で負った痛い目もこれで帳消し、おつりが来るね!
 まことに残念ながら、ユーモラスでブラックなどたばた刑事物語も、これ以降は翻訳が出ていません。
マイアミ・ポリス 部長刑事奮闘す (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:マイアミ・ポリス 部長刑事奮闘す (扶桑社ミステリー)より
459400959X
No.1:
(3pt)

俺もたまにはぷっつんしたい

帯の文句が「ぷっつんパパ」ということで、お笑い刑事さん小説と思って買いましたところ、筋は意外に硬派。家に閉じこもりきりで小便も椅子に座ったまま垂れ流し。どかんとまとめてシチューを作り、1週間毎日ちびちび食べてゆく・・・わかるわかる、ときどき自分もそうしてぷっつんしたい気持ちになりますよ。並行して、自動車会社で長年「ライン引き」をして引退した世間知らずの男が悪事に巻き込まれていくドラマが描かれます。この悪党達もちょっとオフビートな感じで、小説全体がそんなとぼけた味を醸しております。最後はホウクも立ち直り、シンプルライフなど幻影だ、人生は猥雑で常に些細な悩みに囲まれているもの、その中でできるだけ自分らしく精一杯楽しんで生きていくんだという悟りみたいな境地に達します。
 読んだ当時、私もホウク刑事に同調してビーフシチューを作り、夏休み1週間食べ続けようとしたのですが、2日もたずに食べ切ってしまいました。若いというのは自重が効かないものです。
マイアミ・ポリス あぶない部長刑事 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:マイアミ・ポリス あぶない部長刑事 (扶桑社ミステリー)より
4594004946

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