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月の森に、カミよ眠れ
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月の森に、カミよ眠れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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他の作品とは違って、はじめは、物語に入り込めない感じでしたが、物語にぐいぐい引きこめれました。神話の時代の悲しくも美しい物語です。上橋菜穂子ファンなら一度は読んでみて欲しいです。 | ||||
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「精霊の守り人」のアニメから入り、原作を読み、もっと上橋さん作品を読みたいと思って手に入れた一冊。 これは、初期の部類に入ると思うのですが、やはり読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。 一般に知られている日本の古代史では語られない、どちらかというと神話に近い世界で、神や自然と一体となって生きている人々の物語です。 気になったのは、ほとんど回想で話が成り立っている点。一般的に見れば、現在進行形で話を進めてほしかったという思いがよぎるのですが、それを差し引いても、上橋ワールドはやはりすごい! この作品があるから後の「精霊の守り人」や「獣の奏者」に繋がっていくのだなと納得しました。 | ||||
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ナミダ涙で読んでいました。深いお話ですね。大好きな内容でした | ||||
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美しい物語だったと思います。 ホウズキノヒメの愛、タヤタの愛、森の生命… 感動の余韻で、蛇好きになってしまいそうです。 | ||||
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篠崎正喜氏の絵本物語と勘違いして購入してしまいました。 作者の他の作品は読んだことがないのですが、アニメーションの「精霊の守り人」は大好きな作品でした。 この作品は短編ではありますが、「もののけ姫」のような世界観が好きな方には十分楽しめるものと思います。 | ||||
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日本には八百万の神々がいて、神様は人だけの為に居るのではない。 カミとは無条件に尊び、懼れるモノだと思いました。 大和朝廷に併呑されていく時代くらいのお話だと思って、読んで良いと思います。 消えていくモノ、もしくは、消えていかざるおえないモノに対する想いが切ない一冊です。 | ||||
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悲しい話だった。最後かなり泣いた。タヤタが哀しくて哀しくて。ていうか、この話に出てくるカミは人に殺されるか人に裏切られるかされてて、ほんとかわいそうだった。かわいそうっていう言葉が陳腐に聞こえるほどに。 どうして人ってこうなんだろう。 タヤタの最後の一言が、悲しくもあり、そしてなんて優しいのだろうと。そこが涙のピーク。大泣きした笑 ここまでのことをされて、なお愛しいと言ってくれるのか。最後微笑んで逝ってくれたのが、せめてもの救いだった。 「神様なんて居ない」と言う人は、統計を取ったらどのくらいになるのだろうか。日本なら5割越えていても不思議ではない。 かつて人とカミとはこんなにも近く、惹かれ合い、寄り添う絆があったのかと考えると、悲しくもあり虚しくもなるが、それが人に与えられた報いなのだろう。 人の欲、たとえば財をもっと増やしたい、今よりも豊かな暮らしをしたい、という欲は、そのまま経済の発展にも繋がる。けれど、それと引き換えるものは大きく、失う未来と得る未来は大きく差がある。足ることを知れば、欲は少なく、争いもなく、少ない糧ながらも、それに感謝しながら心豊かに暮らせる。しかし、欲しがることをすれば、人はそれを叶えることが出来てしまい、もっともっとと止まることをしなくなる。文化や暮らしは変化し、過ごしやすくなるだろう。しかし、地球の命の渦、草や木、水、風、動物、虫、からは独立し、人だけがこの世で異質なものとなってしまった。もう、交わることはないのだろう。 カミ殺しをし、都合よく祭り、不都合な手に負えぬものはオニとして、己の欲を包み隠し、邪悪なものとして非難する。そうやって、目に映るすべてのものは、人が都合よく意味付けしたもので、その本来の、流れるままに在ることを、人はもう気づくことも、考えることも、認めることもしないだろう。 それでも、醜いだけの人ならばまだ良かったのに、人には情というものがあるから始末におえない。中途半端な正義が一番ひどいというのに。人ってもう、どうしようもないよ。 読んでる最中にたつみや章先生の月神シリーズを思い出した。あれと通じるものが結構(いや、かなり)あると思う。この本が好きなら読んで見て損はないと思う。またもや児童書だけど。 | ||||
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大和朝廷の力が九州の山深いムラにまで浸透してきたころの時代がモデルとなっているファンタジー。 このムラでは船に乗りこの地に移民した時より、直にカミとヒトが触れ合って活きてきた。 しかし、朝廷より聖域である月の森の沼地を開拓し、水田を開くことを求められる。 カミはヒトの生死よりも掟を守ること、つまり自然を守ることを求める。 ヒトはカミを殺し封じる苦渋の選択に揺れる。 古代日本の姿を情緒豊かにえがきつつも、ヒトのエゴもえがききった名作。 | ||||
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カミとヒトが強い絆で結ばれていた古代日本で、「神殺し」が行われるに至る村人たちの葛藤と痛みが見事にファンタジーとして昇華されている。人は成長する一方で、大切なものを失っていく。そんなどこかにしまって忘れていた、心の痛みに共鳴するようだった。 | ||||
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もののけ姫を少しほうふつさせる物語りに感じられます。 村の長「カミンマ」と呼ばれるキシメ、蛇神のタヤタ、山の神の子ナガタチの愛の物語り。 <掟は人の命よりだいじ>とこの話しの中でよく出てきますし、キーワードでもあると感じます。この意味(理由)が書かれてますが、私的には半分くらいしか納得出来ないのが本心。特に今の世の中の人達はそうだと思う。 本編の内容、物語りは最後は泣けてくるいいものです。 | ||||
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もののけ姫の名を出してしまったが、この本のほうが初版の出版時期は古い。念の為。 そう、自然はかくも大きく、恐ろしく、敬われた存在だったのだ。 にもかかわらず、都の暮らしに惹かれ、目先の利益に追われ、土着のカミを遠ざけていった人々。 現代に通ずる自然を殺す人の欲、横並び意識、いろいろと考えさせられた本でした。 | ||||
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