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イノセント
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イノセントの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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この本が読みたくて読みたくて、会社のトイレでよんでました。どんどん吸い込まれます! | ||||
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友人に勧められて読んでみました。久しぶりの小説でしたが、一気に読破しました。おすすめです。 | ||||
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島本作品はほぼ読んでます。私もある種『ココロにキズ持つ人間』だと自負しているからか、島本作品の登場人物の『キズ』に親近感を覚えるのです。 読者のなかには、その『キズ』が重く、苦しく、嫌悪につながるかも・・・ それを乗り越えた先に大きな幸福が待っているというような展開を期待している読者には、島本理生は受け入れにくい。 本作は最後の最後まで、かなり期待して(これはやはりありふれたハッピーエンドにはならないという期待)読んでいただけに、 ラストに落胆した。 そんなわけないじゃん・・・て。 もう少しコムズカシイ終わり方でもよかったよ!と言いたい。ので、☆マイナス1です。 ところで、『ナラタージュ』が映像化されるとか・・・ 無理なんじゃない?今、少なくとも日本には島本作品を忠実に映像化できる人がいるとは思えない。 そのくらい、繊細で人間の奥底が複雑にからみあったものを表現するのが島本理生の才能だと思うんだけど。 これを書いていても、島本理生の魅力が表現できない自分がもどかしいくらいです。 | ||||
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島本理生さんの新作恋愛小説です。 恋愛小説にはラストは離れる・くっつく、という2パターンしかありませんが、そこに至るまでの過程で著者の力量が出ます。 島本氏は毎回新しいプロセスを展開し、ストーリーをキラキラさせていくので、心に栄養補給という形で読ませて頂いております。 今回は不思議な三角関係からはじまり、ラストは好回転させて、治めていきます。 なかなか読み応えがありました。 | ||||
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会社経営者とカトリック司祭と美しい女性。これら三者が織りなす物語。それぞれの出会いが交互に描かれ、いくえにも変奏されつつ、最終的にひとつに調和する大団円を迎える。 これほどまでに「相手のしあわせを願う想い」に満たされた作品が生み出されたということは、近年まれにみる出来事であるだろう。しかし、クライマックスの至福に向かう歩みは、あまりにも残酷な状況と誤解によって暗闇に沈むがごとき痛みを伴っている。 それぞれの心の傷をかかえる三者の苦悩を日常生活の些細な動きのなかで真正面から描いた作者の力量には感服させられる。まさに地に足が着いた現実味がある物語である。しかしながら、実はシンデレラストーリーとしても本書を読むことができるところが魅力的である。 三人の主要人物のかかえている問題は、それぞれ異なっており、通常は出会うことのないような人物たちでありながら、最終的に「相手のしあわせのみを願って突っ走る」という意味では共通の方向性を備えている。 もちろん、他の脇役たちの人物造形もまた説得力があり、それぞれの人物はじゅうぶんに魅力があり、おもいやりに満ちている。しかし、あまりにもどうしようもない人間もまた登場している。こうして、人間たちの多種多様な現実とその絡み合いをていねいに描き表すことをとおして、作者はそれぞれの人の生き方の意味を掘り下げて考えようと努めている。 美しくも純粋な物語は、泥のなかから力強く咲き輝く蓮の花のようである。さまざまな状況のなかでおぼれかけている読者ひとりひとりの苦悩に寄り添う励ましの呼びかけとして、本書は末永く、あらゆる世代の人びとによって読み継がれてゆくことだろう。 | ||||
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