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(短編集)

失われた探険家



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【この小説が収録されている参考書籍】
失われた探険家 (奇想コレクション)

失われた探険家の評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

語り手の妄想や病んだ心

ゴシック的なホラー作品やSF的な寓話なども悪くは無いのだが、

語り手の精神的な歪みを描いた作品や犯罪を扱った作品が

とても真に迫っていて面白いと感じた。

 著者の父は精神医ということであるが、なるほどなと思った。

 

 特に心に残ったのは、語り手の語る物語の最後になるまで、

奇妙な出来事だとか、語り手の周囲の人々に非があるように思わせ、

真実が判ってくるうちに、語り手の妄想や病んだ心に気付き、

最後にあっと驚かされるという手法の鮮やかさと怖さである。

 例えば、『もう一人の精神科医』の語り手の精神科医によると、

同僚の精神科医がかなり異常で問題のある人間に思えるが、

実は、本人が一番恐ろしい人間であると判るラストにはぎょっとした。
失われた探険家 (奇想コレクション)Amazon書評・レビュー:失われた探険家 (奇想コレクション)より
4309621988

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