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χの悲劇 The Tragedy of χ



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【この小説が収録されている参考書籍】
χの悲劇 (講談社ノベルス)
χの悲劇 The Tragedy of χ (講談社文庫)

χの悲劇 The Tragedy of χの評価: 4.49/5点 レビュー 41件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.49pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(3pt)

なんだかよくわからないけど

真賀田研究所にいた島田さんの話でした。色々なシリーズとつながりがあるので、前に読んだ本の内容を思い出しながら読みました。なんだか難しくてよくわからないけど、やっぱり読みたくなってしまって買いました。
χの悲劇 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:χの悲劇 (講談社ノベルス)より
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No.20:
(5pt)

素晴らしいです。

今回の主人公は島田文子。他の登場人物は知らない人たちでしたし、何となくシリーズとして今までと全く雰囲気が違うので、正直なかなか読み進められずにいましたが、途中からは面白くなり、一気読みでした。
色々なシリーズを通して沢山の登場人物がいるからこそできることでしょうね。
最後が本当に面白かったです。
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No.19:
(3pt)

もうライトファンは置いてけぼり・・・

森さんのものすごいファンという訳ではないですが、好きな作家で、S&Mシリーズからすべてノベルス版の新刊で読んでいる者です。正直最近は惰性で読んでいます。

本作は、ネットでとても評判だったので楽しみに読みました。
でも、感想としては、「あれ、そんなでもない・・・」。

分かってます。私が悪いんです。
私は著作を繰り返し読むほどのファンではなく、記憶力も悪いので、あまりに出版のスパンが長すぎて、恥ずかしながら以前のシリーズのキャラクターや内容を覚えていないんですよね。
今作の主人公の島田さんは「すべてがFになる」に出てきた研究員というのは覚えていますが、それ以降出てきてたっけ・・・?どんな人だっけ・・・?という状態です。
こんな私なので、読み終わったときは、「え?何がそんなにすごいの??」状態でした。ネットでネタバレサイトを読んでやっといろいろ分かりました。皆さんすごいです。でも正直言って、それを知っても「だから何?」という感じです。ごめんなさい。
シリーズを読んでいないと、本作だけ読んでも全く面白くないだろうし、私のようなライトファンも、ネタバレサイトがないととてもついていけません。

ただ、久しぶりにメインのトリック2つ(これは過去云々はあまり関係ありません)はまあまあ面白かったです。
評判が高かったので楽しみに読んで、少しがっかりしたので書いてしまいました。
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No.18:
(5pt)

森先生しゅごい

作中、島田さんが真賀田博士が書いたプログラムに対してある評価をするが(こういった点がすごいみたいなことを言う)
まんま森先生の小説に当てはまる気がした。
最初の数ページからすでに面白いのですが、後半になったらもうこの先どうなんの?どうまとめんの?え?何その展開!あれあれ!?
って感じで最後の一行にノックアウトされます。数秒呆然のあと本の裏表紙に書いてある次巻以降の予定にある3冊の名前を見て
あなたも思うでしょう。森先生しゅごい・・・と。
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No.17:
(5pt)

森作品では絶対に外せない1冊になります

「すべてがFになる」の刊行から20年になりますが、これまで森博嗣先生の作品を読み続けてきて本当に良かった!と思わせてくれる仕上がりです。

もちろん、本作で初めて森作品を読む人でも充分に楽しめる内容にはなっていますが、森作品の読書量が多い人ほど、この本を読み終わったあとの感動の度合いが大きいと思います。なぜなら、今までの作品で描かれてきた色々な事件や出来事から抜け落ちていたパズルのピースがはまっていくような、そんな気分を味わうことができるからです。

特にGシリーズではトリックや犯行動機の解明において、今ひとつすっきしりない作品が多かったのですが、本作ではその理由がおぼろげながらもわかり始めてきます。現段階でまだ“おぼろげ”なのは、Gシリーズがあと2作刊行される予定だからだと思います。

話の展開もこれまでのGシリーズとは趣を変えていて、切なさの漂う物語の終焉は深い感動と読後感を残してくれました。熱烈な森ファンのみならず、しばらく森作品から遠ざかっていた人にもぜひともおすすめしたい1冊です。
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No.16:
(5pt)

GシリーズとすべてがFになるを読んでいれば楽しめる作品。エピローグで衝撃的を受けました。他のシリーズへ繋がる展開があったりファン的には満足です。

ユルいノリのGシリーズで初めての衝撃。すべてがFになるから始まり、他のシリーズへの橋渡し作品。
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No.15:
(3pt)

これはスピンオフのパラレルワールド?

単体でのストーリーは好みのテンポで進んでいくので面白かった。ミステリーなところは殆ど無くて、全て途中で想像できてしまうので、そこは期待しないで。ただ、一連の作品群の時間の流れで行くと、これは近未来。途中で推理できる相方達の正体から理解する年齢は、最後の島田文子の年齢から推測可能だけど、すると本編のアクションは無理なのでは?という疑問がのこります。
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No.14:
(5pt)

さむけを感じる「最後の十文字」

ここまで鳥肌が立ったのは、すべF、今はもうない、黒猫の三角、100年シリーズ以来、久しぶりである。
凄い。この本は凄い。Gシリーズを完全に甘く見ていた。いや、森博嗣を甘く見ていたと言うべきか…
作中の、チームを組んでサーバに侵入するシーンのスリリングな描写はすべてがFになる以来というか、髣髴とさせるものである。この手に汗握る(古い表現だが)文章を書かせたら森博嗣の右に出るものはいまい。
「Xの悲劇」は森博嗣が初めて読んだミステリィだと言う。それだけに、この一作にかける力も大きかったのではないか。

正に、Gシリーズの他の作品とは明らかに一線を画する。「s&M」「Vシリーズ」「Xシリーズ」含めて、鍵となる極めて重要な作品である。

個人的には、「最後の十文字」が、「さむけ」がした。
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No.13:
(5pt)

物語に転機訪れる時、必ず彼女が登場する

シリーズを通して、実は萌絵、四季に続く3番目のヒロインは彼女ではないかと思ってる島田さんが主人公のこの話は、当初から少し違和感のある文章が続きます。今までこのシリーズを読んできた読者なら感じられる違和感はその正体をうっすらと分かりつつもラスト1行によってはっきりとする構成になっています。そういう事か・・・と。
同時にラストの1行によって、話が決定的に進んで行く事が予想されます。このシリーズの終盤が見え始めるというか・・・
とにかく今までこのシリーズを読んできた人ならば必須の最新刊です。
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No.12:
(5pt)

S&MとVがつながった瞬間が、ついにGシリーズにも

今の人工知能ブームに思いをはせつつ(それに素敵な冷や水をかけつつ)、これだけ読んでもXの悲劇へのオマージュはあるものの単独のミステリとしてはそこまで面白くはないでしょうが、S&Mシリーズ10巻、Vシリーズ10巻、四季4巻、Gシリーズ(数えたらちょうど10巻目)がついに一つの大きなお話として収束していくメルクマールとなる一巻でした。

ネタバレはしませんが、χはしゃべり方からひょっとしたらあのキャラクタ?、と思いつつでも○○○が合わない・・・と考えていたところでの最後のネタ明かしと最後の一行はまさに「やられた!」と、ミステリーを読む醍醐味を久しぶりに味合わせてもらいました。こういうぞくっとする瞬間を味わえるのが偶にあるからミステリー読みは止められないですね。
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No.11:
(5pt)

かなめとなる作品

これから森博嗣作品を読み始める方にも、昔ながらのファンにもお勧めの一冊。
一連のシリーズの、かなめとなる一冊ではないでしょうか。
鳥肌が立ちました。
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No.10:
(5pt)

一気によみきった

最近、懐かしの島田さんが登場されるなーと思っていたら、海月くんの登場にびっくり
次回が楽しみでたまらない。
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No.9:
(5pt)

終着駅への出発点、Xより。

本のカバーの「次巻以降の予定」にこの本のタイトルを見たときから、
今年の目玉はこれだろうと思っていた。

要はエラリークイーンの超名作と同タイトルであるが、こちらは「エックス」ではなく
ギリシャ文字の「カイ」であるが、事件性といい、名作へのオマージュを添えている。

「すべてがFになる」のS&MシリーズからGシリーズの今作に至るまで、
実際の読者のリアルタイムの時間は1996年から2016年に至る20年であるが、
これは作者が作品に対して、意図的に出版の時期をずらして発表していると思われる。
(各シリーズの作品を通して読んできた人ならば、その意味がわかる)

尻切れ蜻蛉と思わせていたそれぞれの作品のピースが形をなして終息に向かっていることが
この作品で伝わり始める。ただし単品読みの人には何のこっちゃとなる可能性が高いが、
それはそれで良いという作者の潔さがここにある。
つまり事件が起きて、犯人は誰でというところに主眼はすでになく、
シリーズを飛び越えた楽しみ方を提示している。

クイーンの三部作はX、Y、Zであるが、
こちらはギリシャ文字のラストのX(カイ)、Ψ(プサイ)、Ω(オメガ)が
Gシリーズの後期三部作となるようで、残りのトラジディを楽しみにしながら
過去の作者の作品の頁を少しずつ読み返し
Wシリーズと共に読んでいきたい気分になった。

本作は森博嗣ここにあり、と、まざまざと見せつけられた気がする。
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No.8:
(4pt)

まだまだ手の内は晒さない

確かに衝撃の作品だけど、この作品をファンが高く評価することすら森氏の手の内だろう。
これまでのシリーズ同様、Gシリーズもパズルのピースだと思う。

四季の計画、やろうとしている事の具体性は未だに不明だし、「このキャラクターが実は〇〇だった」的な驚きはVシリーズの結末、どちらかが魔女とかですでにある意味慣れてしまった。

僕としては四季が、どうやら「不死」に価値を置いている点がわかって興味深かった。
彼女はやはり人間的な悩みや葛藤はないのか。
それはそれで一つのファンタジーなんだけど、なるほど森博嗣はファンタジーを書こうとしているのかと妙に納得する。

森氏は僕にとっては天才だけれど、森氏自身にとってはそうでもないのだろう。真賀田四季はだからこそ完全無欠な天才としてシリーズに君臨する。
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No.7:
(5pt)

誰にとっての悲劇か

テンポの良い物語の展開であり、同時に長期的な時間の流れを意識させられる作品であった
森博嗣作品の繋がりを色々と考えさせられる内容である
物語中の時代設定と、現代が重なってとれる部分もあり、出版スケジュールを長いスパンで考えられている、
というのは我々がいる"リアル"な世界の時々の風潮も物語へ反映させる為、という意図もあるのだろうかと推測した
印象的であったのは、物語中終始"端末"と表現していたことである
もう"スマホ"や "PC" という言葉が将来死語になることを予見してのことだったのだろう
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No.6:
(5pt)

森博嗣がなんで天才と呼ばれるか

1作でも味わえるが、シリーズものとして破綻なく、伏線を巻数をかけて配置し、丁寧に回収していく作者なのだ。
あれは伏線だったわけではない。後付けだ。週刊連載漫画などを見ていると言いたいことが多い。
しかし森博嗣の伏線は、もしそれが後付けだとしても読者には分からない。まるで、あらかじめ配置されていたかのよう。
また「無駄な描写が無い」のも特徴だ。あのとき何故?無駄なシーンじゃない?と思っても、そこに理由や結末があったりする。
今作は間違いなくGシリーズの転換点である。激動、と言っても良い。すべてはここに繋がるのだ。すべてがΧになる。
ここに向かって我々はGシリーズを読んでいたのだ。「すべてがFになる」はここに向かっていたのだ。
色々書いたがそういうことだ。
ただ、一作だけでもレベルが高いと思う。最初からドキドキしてハラハラして涙がでて思わず叫ぶ(何度か)
こういう読書体験はなかなか無い。いままでのシリーズを読んできたから味わえるものなのだろうか?それは読んだ人しか分からない。
間違いなく言えるのは、これはGシリーズの最高傑作であるということだ。
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No.5:
(1pt)

ネタバレだろうが構うもんか。つまらんぞ!!

本書は「Gシリーズ」の最新刊だそうなのだが、加部谷恵美以下お馴染みの面々は全く出てこない。エピローグに至って辛うじて作中の謎めいた登場人物の一人が海月及介だったらしいと分かるくらいである。
森博嗣信者の方々は手放しで褒めそやすかも知らんが(だから余計に始末が悪い)、生憎信者でもない一読者の私からすると全くつまらん作品としか言いようがない。
本作の主人公は、シリーズを跨いで時たま登場する島田文子女史。あの真賀田研究所でエンジニアの仕事をしていた方である。
開巻早々の香港市内、島田女史も乗った路面電車の車中で男が変死する。「すわ謀殺か」という話なのだが、犯人不明のまま、島田女史は日本の政府系機関(?)にスカウトされて、さっさと日本へ帰還。クライアントの要請に応えて真賀田四季絡みと思しき世界各地のサーバーにハッキングを仕掛けること暫し。でも結果入手したファイルにあまり価値のあるものは見当たらなかったらしい。そうこうするうち、妙な縁から怪しげな男二人と逃避行して、挙句に一人はるばるカナダに脱出。最期はそこでお亡くなりになる。享年89歳だとさ。
あらら、香港の事件からエピローグまで一体何年経ってるのかね。
それはさておき、例の変死事件の真相は、機械の誤作動による不幸な事故だったということになってる。つまり、それ自体は謀略でもなんでもなく、島田女史も慌てて日本に舞い戻る理由はなかったということに。確かに変死事件の謎解きは「へぇぇ、なるほど」というものだが、それだけなら50頁程度の短編で済む話。残りの250頁ほどは、本作に限ってみればどうでもいい話が延々と続いているわけだ。島田女史が実は凄腕プログラマーだったということは分かったけど、最後には亡くなっちゃうんだし。出す必要なんてあったの、この作品?
「Gシリーズ後期3部作」のイントロダクションのつもりかも知れないが、エンタテインメントは1作のなかでも一応の起承転結があって楽しめるものでなくちゃ、と私は思う。
出せば売れるからって、こんないい加減なストーリーで「一丁上がり」なんて、読者を舐めとんのか?
あとねぇ……。真賀田四季を畏怖・畏敬に値する神懸かり的天才とする設定がどうもしっくりこないのよ。「謎の陰に常に真賀田四季あり」ってのは便利な設定だろうけど、そもそも、最早生きているかすら分かんない。サイバー空間に存在するプログラムに成り代わってるかも知れないんだからねぇ。 そんな超越的な人格を設定して森センセは何を書きたいのかな。
「S&Mシリーズ」や「Vシリーズ」は1作ずつでもよく出来たミステリとして楽しめたけど、近頃の作品はさっぱり。気取ってんじゃないの?
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No.4:
(5pt)

後期三部作開幕にして衝撃の作品

これまでのシリーズが結びつき収束に向かっていくのを感じます。

読了後はその構成の凄さに感嘆しました。

内容について詳しくは言えませんが、これまでシリーズを追いかけてきた人にとって最高の作品となることは間違いないです。

そして、一連のシリーズをまた読み返したくなる衝動にかられるはずです。
χの悲劇 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:χの悲劇 (講談社ノベルス)より
4062990733
No.3:
(5pt)

凄味

内容については何も言えませんが、この作品は、森先生がどれほど凄い作家であるかを物語っているように感じられます

この先にどんな展開が待っていようとも、期待を裏切られようとも、最後まで見届けるつもりです
χの悲劇 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:χの悲劇 (講談社ノベルス)より
4062990733
No.2:
(5pt)

必読です。

電子版が出る気配がないので待ちきれず紙版で。一気に読みました。
これまでのgシリーズ9冊でモヤモヤされていた方々は必読です!
あと2冊でこのシリーズが終わってしまうのが、惜しいような、待ち遠しいような…
χの悲劇 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:χの悲劇 (講談社ノベルス)より
4062990733

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