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女神のタクト



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【この小説が収録されている参考書籍】
女神のタクト
女神のタクト (講談社文庫)

女神のタクトの評価: 4.12/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

さらっと流れすぎて音楽を感じきれないのが残念。

"「人生最後のコンサートか……」
「そんな人間が上手い演奏なんか期待してないよ。私だったら、粗削りでも思い切り魂をぶつけてくるオケが聴きたいな」"

『職』と『男』を同時に失った30歳の明菜。
傷心旅行気取って、昔の友人と同じ名前の舞子駅で降りた場所でであったのは、青い和服姿で綺麗に背筋の伸びた老人だった。
「京都に一人、やっかいな男がいる。そいつを神戸に連れて来たら成功報酬をやろう」

弱小楽団・オルケストラ神戸に頼りない指揮者を連れてくることになった明菜は、偶然が重なって自身が封印していた「音楽」への思いを呼び覚まされることになる。

関西人の著者らしい言葉の遊び方が楽しい一冊。
運営費を持ち逃げされ、2か月先のクリスマス公演の目処さえ立たない楽団を豪快に引っ張っていく明菜の豪快さを楽しみながら、ラストで繋がる「人の縁」にホロッとさせられます。

クラシックを題材に、音楽と人とで魅せる作品なのですが、クリスマス公演までの2ヶ月半が急ぎ足すぎてさらっと流れ読みになってしまった気がします。
TVドラマ向きといった感じですが、楽団のメンバーの絡み方が中途半端でもったいないなぁ。
嫌いな作品ではないので、他の作品も読んでみようかな。
女神のタクトAmazon書評・レビュー:女神のタクトより
4062173220
No.1:
(3pt)

面白いが深みに欠ける

主人公の暴走ぶりに大笑いしながら読め、その他の登場人物もそれなりにキャラが立って大変面白くは読みましたが、ちょっとドラマ的には薄い気がします。
主役キャラも、いまいち自信に欠ける千秋真一をまんま挫折させた感じで新鮮味に欠けますし、全体的なボリュームが無いので読み終って感動というところまでは至りませんでした。
女神のタクトAmazon書評・レビュー:女神のタクトより
4062173220

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