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何者



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【この小説が収録されている参考書籍】
何者
何者 (新潮文庫)

何者の評価: 3.95/5点 レビュー 389件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全279件 41~60 3/14ページ
No.239:
(4pt)

ガツンとくる

勝手にライトな読み応えかと思ってたら最後のラッシュが凄い。ガツンと来た。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
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No.238:
(4pt)

若者に寄り添いたい人へ

社会人になってもうそろそろ二十年経つおじさんなのですが、忘れてた就職活動のときの気持ちを思い出すような作品でした。
「いま、就職活動してたら、自分はどんな感じかなぁ~」という感じで、若い人のことを自分事にまで持ってくることができると思います。
就活生や、新社会人に寄り添いたいとおもう人なら、色々と響く作品だと思います。
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No.237:
(5pt)

良かったです

良かったです
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No.236:
(4pt)

期待した通りの商品でした。

発送期日も守られ、商品も特に問題ありません。楽しく読んでいます。
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No.235:
(5pt)

就活生へのエール

拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。5人の若者の就活活動を通して、言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、それぞれの抱く思いを複雑に交錯し、人間関係が徐々に変化していく様を描いている。

ミステリーでもサスペンスでもないのに、大きな山場が二つある。
一つ目は、瑞月が内定をもらった時に「なんだ、エリア職か」と理香が露骨に馬鹿にし、隆良は就職活動そのものを否定する。瑞月は実家の都合でやむなく手堅い就職先を選ぶしかなかった。完全なものを見せたいという言い訳で、演劇を志す元同級生とのコラボを一方的に反古にした隆良。瑞月は「10点でも20点でも自分の中から出せ。100点になるまで煮詰めても、(その時には)あなたをあなたと同じように見ている人はもういない」と、自分の思いを投げつける。
二つ目は、理香が拓人のツイッター裏アカウントをばらしたとき。理香は「いつまでもその痛々しいアカウント名どおり『何者』かになったふりして、誰かのことを笑ってなよ。いつまでも」と最後通牒を叩きつける。

学生時代をとっくに卒業し実際に働いている世代から見れば、もし一緒に仕事をするなら自己顕示欲の強い理香はできれば避けたいし、真剣に就職に取り組まない隆良は論外である。率直でまじめな瑞月や、天真爛漫な高太郎を選ぶだろう。
では、拓人はどうか。一次試験や二次試験はこの小説どおりとおることもあるだろう。でも、最後の面接で「彼の言っていることが自分の言葉でない」ことに気づかれ、「お帰り願いたい」となるのではないか。

作者は高太郎のように「就活が得意」なんだろう。しかし拓人をあからさまに非難しているのではない。「本当の自分をさらけ出せ。そのうえで本当に思っていること、やりたいことを正々堂々と言え」とエールを送っている。なぜなら、読者の多くにも拓人のような一面があるから。
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No.234:
(5pt)

10代20代は全員読もう

多くの人がなんとなく感じていることを言語化しており、登場人物の誰かしらに自分と重なる部分を見出すことができると思います。意識だけは高い若い人は、自身のあり方を見直すきっかけになると思います!
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No.233:
(5pt)

ありがとうございました

息子に頼まれて購入しましたが 大変 良かったと 言ってました。 ありがとうございました
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No.232:
(4pt)

何度か読みたくなる

映画から原作に行きました。就活年だったので、自分と重ねながら読みました。私はとても好きな作品です。
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No.231:
(5pt)

面白かった

2012年発行。リーマンショック後しばらく就職難だった時代の小説。2014年頃から売り手市場に戻る直前(コロナ不況でまた就職難の時代になるかもしれないが)。

同級生に惹かれながらも、オトモダチどまりの奥手な主人公。
快活なルームメイトの気遣いも素直に感じ取れる、ごく普通の若者。
いっぽうで、裏アカウントでの嫌味な書き込みをやめられない、本人もそれを「麻薬」だと自覚している。
世間が携帯からスマホに移っていく過渡期の小説だが、現代をよく予見している印象。
終盤、主人公がダークサイドから抜け出したことを思わせる、不器用ながらも初々しい面接シーンが印象的でした。
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No.230:
(5pt)

必読

読んだのは6年前。
それまでは一生懸命やることが馬鹿みたいだと思っていたけれども、他人をただ批評している主人公と自分が重なるところがあることに気づかせてくれた1冊。この本のお陰で、大学受験や就職活動に真摯に向き合えました。この本が私の人生の方向性を変えたと言っても過言ではありません。
映画も良かったですが、私は文庫版の方が好きです。
是非、読んでみてください。
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No.229:
(4pt)

「自分」を知ったうえで、「何者」かになることを楽しむ

就活は遠い昔、25年以上前の話になるおばさんですが、心の内の内というものを考えさせられる素晴らしい小説でした。
私たちは人にどう見られるか、どう思われるかばかりを気にし、人に受け入れてもらうために「何者」かになろう、ならなければならないと思っているのかもしれない。他人の前で、「何者」かにならず、自分自身でいられるほど「自分」のことを知らないのかもしれないと思った。だから、「何者」かになろうとしていることにも気づかない。
他人にどうみられるかの前に、自分自身が自分を見る、知る・・しかも慈愛の目で。そのうえで、軽やかにケセラセラと何者かになるなる自分を楽しんでもいいのかなぁと感じた。
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No.228:
(4pt)

虚も実もどちらも自分

就活という自分とは全く縁のない世界がベースということで、はじめ寝落ちしそうになりましたが、登場人物がしっかり作り込まれていたので楽しく読めました。SNSの功罪については考えさせられましたね、共感って何だろ、返信って何だろ、決して表に出ないカオも含めて自分であり、出せば出すほど何かがズレてくる感覚もわかる。深いです。
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No.227:
(4pt)

気づいたら、ほんとの自分がわからなくなっている

いい意味で後味が悪い。
日本っていつからこんな国になっちゃったんだろう?
SNSを使ってなかっただけで、前からかもしれない。
自分をよく見せることで必死な学生たち。心と外側がウラハラ。その外側でしか友人関係が作れない。
最後に、りかさんに主人公はズバッと言われるけど、なんで~。
そう思ってるんやったら、はよ言えよ~、と思うけど、みんなプライド?的なものが邪魔して言えない。
プライドというか、ほんとの意味で自信ないから、鎧をかぶった姿が自分だと思い込む。
内心ほんとの自分じゃない、これは鎧だとうすうすわかっちゃいるけど、認められない。

気づいたら、ほんとの人間関係できていなかったってことですね。
それ以上にほんとの自分がわからなくなっているということですね。
人からの評価を上げるために必死になってるから。

でも、主人公が好きになった女の子は、必死で生きてる子だから、主人公もまったくからっぽなやつではない。
なのに、なんでこんなになってしまうのか。

でも、こんなことを書いている自分もそうじゃないと言い切れない。
特に若い時は、人から見くびられないように必死だったと思う。
世の中と自分に対して自己嫌悪させるこの作品は、まったり描いてるようで鋭く突っ込んでくる。

SNSだけが悪いんじゃないけど、SNSを通した人間関係って、特に良いところばかりを見せがち。
そういう危うい関係に作者は警鐘を鳴らしている。

20代でこんな小説書けるって、朝井リョウはすごい。20数年しか生きてないのに、人をよく見て、何が大切なことかを考えて書けるってすごいな。
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No.226:
(4pt)

周囲との軋轢、葛藤、衝突。。まさに人間らしさが垣間見れる作品!

ただの就活小説のつもりで購入したのだが、いい意味で期待を裏切ってくれた。就活を通して、友人と奮闘していく中、自己と周りの軋轢から生じる葛藤を現代風に描いた作品。現実世界では言えないことをSNSのバーチャル世界で吐き出す毎日。しかしそれがとあるきっかけで崩れ落ち、次第に人間関係が崩れていく様子を描いている。タイトル通り「何者」かになったかのように装い、就活で自分自身をさらけ出せないがためになかなか成功しない。真逆に自分を素直に曝け出し就活に成功した光太郎。自分と同様に肩書に乗っかり自分が「何者」かになっように思うしかなく、自分と似ていることから、その苛立ちを主人公にぶつける理香。
主人公が何者か見出すために、周囲との対比、衝突、協働を見事に描いた作品です。
続編も読みたくなりました。
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No.225:
(4pt)

今どきの就活!?

今の就活生ってこんななんだ~とビックリすることもありましたが、若者の揺れる心の描写がうまいなぁと思いました。
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No.224:
(5pt)

面白い

若者の就活話。
共感できる人も多そう
分かりやすい描写でよく想像できた
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No.223:
(5pt)

無知の知

浅い人間等存在せず、誰しも愚かな行為すらも、自覚して生きていると、理解させられる作品でした。最後の展開は本当に驚いた。
後、登場人物のとある二人が最後の最後までかっこ悪いし気持ち悪いのが、本当に気持ち悪い。
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No.222:
(4pt)

若者よ、とりあえず頑張れ。

初めての就活。初めての面接。初めて知る、己の価値。全部初めて尽くし。そりゃ悩みますよ。

できるなら、自分が思い描いた人生を歩みたい。希望通りの会社に行きたい。そりゃ、誰もが願います。

でも、上手くいかないんですよね。この小説で知ったのですが、最近の就活では色んな事をするんですね。

会社の方も、簡単に辞めてほしくないし、優秀な人を雇いたい。

そう、騙し合いの化かし合い。自分が何者かになれるか、なれないかの差です。
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No.221:
(5pt)

解説が秀逸

『桐島部活やめるってよ』を読んだ2週間後に読みました。『桐島,..』は表現に違和感が多すぎて読むのが辛かったので一緒に(古本屋で)買っていたこの本を読むのはやめとこうかなと思ったのだけど、思い直して読んでみました。 最初の数ページは「やっぱ面白くないなぁこの作家」と感じましたが、ある程度進んで行くと自分の感覚に合う表現がちらほら出現してきて読み進めることができました。最後に理香さんの口から吹き出し拓人へ刺さって行く言葉の吹矢は圧巻でしたが、あと2ページ分くらい矢を吹き続けて欲しかった。

解説は秀逸でした。
SNSってもっと違った使い方があるよね?
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.220:
(5pt)

平成の大傑作!!!

読後、こんなにも身につまされる、恥ずかしい思いにさせられる小説は初めてだった。主人公と同じように、冷や汗をかき、そしていたたまれない気持ちになり、震えた。

就職や就活というテーマで、なんとなくこの本を遠ざけている人はいらっしゃるのでないだろうか? 実は自分もその一人だった。笑 だが、そういう遠ざけている人にこそ読んでほしい。きっと読み終えた後、何かを感じ、震えるはずだから。事前に言っておくが、この本は別に「だから就職(就活)って怖い!」という陳腐な結論を突き付けるわけではない。偉そうな大人が偉そうに若者に指南しているわけでも、勿論ない。読まず嫌いでそういうイメージを持っているだけじゃ、この本は勿体ない。

また、最近のSNSでつい観察者になってしまう人、世間のニュースに偉そうに感想をつける人、色々なことに評価を下す人(アマゾンレビューする人も対象になるだろう。笑)にも、ぜひ読んでほしい。身につまされる思いになるはずだから。

しかし『何者』というタイトルは、これまた傑作。あなたは何者なのだろうか? 文章も書かず、映画も撮らず、音楽も作れないのに作品に対して偉そうに評価するあなたは何者? 少し接しただけで、その人のことを「こういう人なんだ」と理解したつもりになってるあなたは何者? たかがバイトなのに「仕事に行ってくる」と言うあなたは何者? 何も他人に評価してもらってないのに「自分はもっとできる」と躊躇してるあなたは何者?

カッコ悪い姿でも、20点30点の姿でも、それを他人にぶつけて評価してもらうことで成長できる。何もしていないあなたは、そのカッコ悪い姿こそが『ありのままの姿』だから。『何者』なんて何もない。それは空想上のものに過ぎないから…。

SNSが発達した現代、もしかしたら平成世代により響くのかもしれないけど、きっと自らの発言や行動について、改めて感じさせられることだろう。

まさに平成の大傑作だと思います。今まで読んだ小説の中で、マジで一番好き。

…余談ですが、朝井リョウという作家も「平成」や「ゆとり」を代表しているようで、なぜか意識して避けていた(きっと、同年代の成功者の文章を読みたくなかった。あるいは、どうせつまらんゆる〜い青春小説なんか書いてる人だろう、くらいに思っていた)けど、むしろ今は早くこの人の文章を読んでおくべきだった!! とすごく後悔しています。

若い人達! 朝井リョウを早く読んでほしい! きっとすごく共感し、感動するはずだから!

また、年上の方達にも、平成世代はこういう悩みを抱えているんだなぁ、と思いを馳せてみてほしいです。そういうのを伝える力が、朝井リョウには素晴らしくある! 大好きな作家さんになりました。尊敬です。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319

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