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死者を笞打て



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死者を笞打ての評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

作者を始め、実在の推理作家が多数登場する異色作

作者鮎川哲也氏が実名で登場、それ以外にも実在の推理作家と思しき人物が仮名で多数登場する異色作。
鮎川哲也氏の作品『死者を笞打て』に盗作疑惑が起こり、その疑いを晴らすために作者自身が調査に乗り出すものの、調査が難航し、紆余曲折する過程が描かれている。
本人や編集長たちが滑稽で軽薄な人物として描かれており、女性編集者へのセクハラ行為、女流作家へのよこしまな感情など、下衆とさえ言える一面も赤裸々に語られている。鮎川氏が実際にどのような人物なのかは知らないが、本作を発表したことを後悔しているのでは、と感じた。
鮎川氏自身が真相にたどり着くのではなく、最後に名探偵と呼べる人物が登場して、見事な推理を示し、解決する。読者がこの真相を推理するのは難しいと感じるが、伏線がいくつも張られていて、それなりに面白い真相であった。
死者を笞打て (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死者を笞打て (講談社文庫)より
4061854984
No.3:
(4pt)

鮎川氏自身が事件に巻き込まれる異色作

タイトルだけ見るといつもの鬼貫警部ものかと思うが、ところがどっこい、本作は鮎川作品の中でもかなりの異色作となっており、鮎川氏自身が主人公となり、実在の昭和30年代の推理文壇をもじった登場人物が入り乱れての盗作騒ぎからの連続殺人に展開するユニークな一作である。
いつもの鮎川氏らしいアリバイ崩しトリックや本格物理トリックではなく、プロット重視のどんでん返し系のサプライズ系のサスペンスミステリーになっている。
この真犯人の真相は現在のミステリーでも趣向をやや変えて普通に多くの作者が使用しているネタである。
こういうパターンのものも書けるのかと改めて鮎川氏のミステリー作家としての幅広い才能を認識するにはもってこいの作品である。
死者を笞打て (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死者を笞打て (講談社文庫)より
4061854984
No.2:
(4pt)

面白いですよ

タイトルを見るとハードボイルドっぽい印象を受けますが、実はコメディーな推理小説でした。文中の推理小説家「鮎川哲也」が知人の編集者に急遽ページが抜けちゃって困っているから何とか短編を一つ頼むと泣きつかれて、大昔に書いた未発表作品にちょっと手を加えて渡しました。その雑誌が発売されると作者いじめで有名な書評家にその作品は盗作だと指摘される。なんでも今は廃刊になってしまったローカルな雑誌に10年前以上前に発表されていたものだと言う。何とかその雑誌を手に入れ読んでみると、あらあら本当にそっくりな内容で盗作と言われても仕方がない内容でした。自分の疑いを晴らすべく作家「鮎川哲也」は真実探しの調査を始めます。そしてラストは以外な結末が待っていました。
死者を笞打て (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死者を笞打て (講談社文庫)より
4061854984
No.1:
(4pt)

面白いですよ

タイトルを見るとハードボイルドっぽい印象を受けますが、実はコメディーな推理小説でした。文中の推理小説家「鮎川哲也」が知人の編集者に急遽ページが抜けちゃって困っているから何とか短編を一つ頼むと泣きつかれて、大昔に書いた未発表作品にちょっと手を加えて渡しました。その雑誌が発売されると作者いじめで有名な書評家にその作品は盗作だと指摘される。なんでも今は廃刊になってしまったローカルな雑誌に10年前以上前に発表されていたものだと言う。何とかその雑誌を手に入れ読んでみると、あらあら本当にそっくりな内容で盗作と言われても仕方がない内容でした。
自分の疑いを晴らすべく作家「鮎川哲也」は真実探しの調査を始めます。そしてラストは以外な結末が待っていました。
死者を笞打て (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死者を笞打て (講談社文庫)より
4061854984

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