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最後の記憶
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最後の記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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世界観がよくわからない上に、幻想世界?での出来事とはいえ、生々しい幼児大量虐殺シーンを長々と続け、不愉快極まりなかった。こういう場面を平気で書ける綾辻行人に幻滅。しばらく綾辻行人を読む気はしないだろう。どこまでも女々しく煮え切らない主人公にも苛々した。 | ||||
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あまりレビューの評判良くないけれど 自分はすごくミステリー、ホラーなどのジャンルを離れて綾辻行人さんの一つの作品として良いと思いました ネタバレになってしまうのであまり書けませんが 後書きに綾辻先生自体「なぜ自分は生きているのか」ということが頭から離れなかった時に書いた作品ということで、テーマは人は最終的には孤独、人は誰でも死ぬもの そういうことをどう受け入れて生きて行くのか、ということでしょうか 最後に主人公が流した涙が何へのものなのか、読む人によってそれぞれ変わってくると思います | ||||
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「館」シリーズで有名な著者であるが、勝手にホラーと本格ミステリーの融合した作品と思って読むと、肩透かしを食らいます。敢えて言うならジャンルは幻想小説でしょうか。 脳に病を患った母親を持つ大学院生の波多野森吾が、母親の生まれ故郷を訪れ母親の過去を探るという展開ですが、解決版ともいえる第三部でいきなり小説の世界が変わります。 児童連続殺人も発生するので、どうしてもミステリー的な決着を求めがちですが、その要素は殆どありませんので、それを期待する読者には不向きと思います。 | ||||
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白髪痴呆という物凄く恐ろしい病気におかされた母親と母親の幼少時のこれまた物凄く恐ろしい記憶の断片を軸に息子が真実を探ろうと言う話なのだが…前半は一気呵成に読ませるだけの筆力を持った著者に唖然とするほど爽快な恐怖感を味わったのだが、残念ながら後半の天国?のような世界の描写が冗長すぎてまるで夢野久作のドグラマグラを読んでいる錯覚に陥ってしまった。あの部分、前半の恐怖にあまりにそぐわず、ぜひ大幅加筆修正してほしい。期待をしすぎて読んだだけに残念と言うか有り余る才能を水道の蛇口から野放図に垂れ流しているようでもったいない。綾辻行人はもっとも好きな作家だけに辛口の表現になってしまったが、裏を返せば斬新な構成ともいえ、天国の場面では耳にマーラーの交響曲第4番が聴こえてきて、両者相通ずる所があるなんておもったりしてしまった。物語全般を通して非常に重要な役割を持っている女の子がねがわくば主人公と幸せな関係になってほしい等と邪な(^^)ことをつい思ってしまった…。なお、筆者はこの物語の芯となる非常に重要な事でひとつ大嘘をついている。みなさんなにかわかるかな(^^)。 | ||||
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我慢して読んでましたが、Ⅲ章で力尽き果てました。残りページは流して読み。補完としてネットであらすじを読みました。正直時間の無駄でした。よほどのファンでなければ最後まで読めないのではないでしょうか、ファンでない方はネットであらすじを読むだけで十分です。こんな本を買わないで別の絢辻作品を買いましょう。 | ||||
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焦れったく、いじいじアルツハイマーに怯えながら、自分の記憶をたどる。 大したことなかった。 時間と金の無駄だった。 ファンなので、いいけど。 再読はしません。 | ||||
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突然病に伏した愛しい母。母がかかったのは特殊なアルツハイマー「白髪痴呆」であった。 最近のものから順番に規則正しく失われていく記憶のなかで、最後に残るであろう強烈な記憶。 それは主人公が昔から疑問を抱いていた母が怖がる「何か」であった。 主人公は必死にその何かを探しに母の出生の秘密を探る。 私がこの本を読み終わったとき、綾辻作品の新たな面を見たと常々思いました。 館シリーズに代表されるどんでん返しや殺人方程式などの推理物、囁きシリーズの心情表現など、代表作のいろいろな要素を抜き出してかかれていたと感じます。 後半までの引き込まれる語り口は流石の一言、谺する記憶の表現は囁きシリーズでおなじみであり、ノスタルジックでどこか不安げな気持ちにさせられます。ホラーとして読むのはお勧めできません、その要素は弱め。 全体の評価、作品としての出来は賛否両論だと思います。 個人的には他の作品、シリーズを一通り読んでからこの本を手に取っていただきたい。 囁きシリーズを読んでいない読者だと「なんか陳腐」に感じてしまうかもしれないし、推理物だと思い込んでいると肩すかしをくらう、そんな印象。 この作品は謎への解決を巡る推理から一点、生きてることはなにかの問いかけを主人公に課すための道のりを大きな本筋としているため、気構えとしては幻想的な「囁き」シリーズと同じような感覚で読まないと完全には楽しめないかと思います。 私個人でいえば主人公と同じような人生の送り方をしてきたので感情移入しやすくたっぷりと世界に浸れました。 最高ではないけれど、無くてはならない一冊。 | ||||
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他の方も言われてる通り幻想小説とでもいいましょうか。 後半の現実離れする展開を受け入れられるかどうかでしょう。 私にはちょっと合いませんでした。 | ||||
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ページの多くは主人公の鬱屈とした精神描写や行動で消費しており、 そこには進展性がないのであまり面白くない 終盤のファンタジー描写もまるで百年ぐらい前から拾ってきたような 稚拙なもので独創性がなく、しいて褒められる点といえばそれなりに 読むこと自体は苦痛でもないことぐらい 作者のファン以外は覚悟して買うべきだろう | ||||
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綾辻氏のミステリーを未読であり、『殺人鬼』、『フリークス』から入った為違和感なく、その世界へ入り込めました。 ホラー色の強い幻想的なお話が、絹糸のような繊細さ且つ生々しさを醸し出す文章で綴られていて、読みながら、ぷっつりと切れてしまいそうな、なんとも言えない焦燥感というか、危うい感じが全体に漂っています。 簡単な言葉で短く纏めることも出来そうな話ではありますが、この作品は精神世界の不確かなバランスが、絶妙に書かれていて、その長さも読者をゆっくりと暗闇に誘う手法なのではないでしょうか。 (難しいな…。上手く表現できない…)主人公の 精神世界の病的とも言える葛藤で終わらせるのかと思いきや、『異世界』が出てきてビックリしましたが、確かに子どもの頃って、路地の闇や夕焼け、あちこちに異世界の入り口を見たりしますね。 その時の怖さを思い出しました。 しかし、遠野志帆さんのカバーイラストのピタッリですね〜。 | ||||
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ミステリーなので内容は言えませんが、え、それだけの話?って感じです。 | ||||
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大学での研究を途中で辞め、アルバイト生活をしている主人公波多野森吾。 彼には白髪痴呆という若年性痴呆症を患った母、千鶴がいた。 彼女は、薄れゆく記憶の中、本人にしか分からないあるトラウマを思い出す。 それは、精霊飛蝗が飛ぶ翅の音、雷のような真っ白な閃光の中、 顔のない黒ずくめの男が、たくさんの子供達を惨殺する光景だった。 森吾は、専門医から「それは病気の特徴による、記憶の現在から過去への遡りだ」と聞かされた。 ほとんど正体不明のその病気は、場合によっては遺伝する可能性もある。 森吾は、自らも病魔によって記憶を失い、惚けてしまうのではないかと不安になり、そしてふとした時、彼は自分の髪が白いことに気がついた。 不安に駆られる主人公に、顔を切り裂かれた子供や老人、黒ずくめの者達の幻覚、そして飛蝗の翅の音の幻聴が追い打ちをかける。 幻覚に出る彼らは、「生きているのは楽しいかい?」と森吾に問い詰める。 主人公はその質問の答えが自分でも分かっていた。 幻覚は紛れもなく、母の語っていたトラウマが誘因だった。 森吾自身が惚けて死ぬか否かは母の親、つまり森吾の祖母の死因によって決まる。 森吾の幼馴染唯は、彼を連れて母の実家まで調査に乗り出した。 そこで明らかになる母の出生の謎、誰も知らない母が遭遇した事件。 世間では、児童を狙った連続殺人事件が相次いでいた。 死んでいく子供達に、いなくなる子供。 森吾が母の過去に触れた時、彼はこの世と並行して存在する異空間にいた。 迷い込んだ子供達の魂や生命力で構成された世界。 子供達を誘惑し、翻弄させるキツネの仮面の者達。 主人公がカツヤにあった時、母の過去は明らかになる。 顔のない「あいつ」は執拗に読者を不安がらせ、子供達の事件は不明な点を増幅させる。 母の過去を追うことで、自分の夢を思い出す主人公の姿や唯のサポートは 時に、私達からホラーという要素を忘れさせ、青春ストーリーのような美しい哀感をそそらせてくれる。 飛蝗の音の正体が明かされた時、「今日」が繰り返される異世界で子供達への殺戮が執り行われた。 | ||||
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トリックを楽しみにしている人にとっては本作は肩透かしでしょう。 ホラーについては口直し程度しか含まれていません。 結末はかなり早い段階で予測できます。 主人公の性格は一貫性がなく唐突であり、読み手はおいてけぼりにされる感じ。 著者がキャリアを重ねるにつれ避けられない変化に私がついていけないだけなのか、 ともかく本作を書かれた意図が分からず残念でした。 | ||||
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館シリーズで有名な綾辻さんですが、ホラーや短編もなかなかいいです。綾辻さんのホラーは、おどろおどろした感じやグロテスク感はほとんどなく、美しさや妖しさ、悲しさや切なさを感じさせる作品がほとんどです。この作品もそうです。前半はかなりいい感じです。ただ、後半のストーリーの核心部分(非現実世界の部分)になって、それまでいらいらするくらい思考回路と行動が消極的だった主人公が、まるで別人みたいに思考を働かせ、行動する展開はちょっと不自然な気がしますし、会話(やりとり)がくどい感じがする点が残念ですが全体としてはいい出来です。ラストのオチというか、種明かしでのストーリー構成はあの頃大ヒットした映画「バックトゥザフューチャー」の影響を受けているような気がしますね。この作品のキーワードは「現実逃避」「神隠し」です。 | ||||
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館シリーズで有名な綾辻さんですが、ホラーや短編もなかなかいいです。綾辻さんのホラーは、おどろおどろした感じやグロテスク感はほとんどなく、美しさや妖しさ、悲しさや切なさを感じさせる作品がほとんどです。この作品もそうです。前半はかなりいい感じです。ただ、後半のストーリーの核心部分(非現実世界の部分)になって、それまでいらいらするくらい思考回路と行動が消極的だった主人公が、まるで別人みたいに思考を働かせ、行動する展開はちょっと不自然な気がしますし、会話(やりとり)がくどい感じがする点が残念ですが全体としてはいい出来です。ラストのオチというか、種明かしでのストーリー構成はあの頃大ヒットした映画「バックトゥザフューチャー」の影響を受けているような気がしますね。この作品のキーワードは「現実逃避」「神隠し」です。 | ||||
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ミステリと思って読んでみたら、少し違ったようです。 綾辻さんといえば、ミステリ作家という認識を持っていたので、 本作を読了した後は、いささか拍子抜けしました。 それでも面白ければよいのですが、これはイマイチでした。 あとがきで、題材が3つあったのを、本作の内容を編集者から提案されたと述べていますが、 これは失敗ではないかと思います。 何よりも、本作の内容が一番地味だと、 作者本人が語っているのは、かなり問題ではないでしょうか。 今までの作品では、ホラー要素がありながらも、ミステリとしてきちんと決着していましたが、 本作はそれらとは異なり、何故、主人公がいきなり異世界に行くことができたかなど、 具体的な説明は成されていません。 そのような描写が、現実的な内容の間に挿入されるのでギャップを感じて、 世界に入っていくことができませんでした。 最後に主人公がとった行動も理解できなく、分量も約500ページにするほどの引きは感じませんでした。 綾辻さんといえば、1987年に 「 十角館の殺人 」 を読んでから、割合とひいきにしていた作家さんですが、 本作は、今まで読んできた綾辻作品 ( 20作以上 ? ) の中では、一番詰まらなかった作品ですね。 | ||||
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死ぬ直前、人生最後の記憶は何になるのだろうか。進行性の痴呆に冒されたとき、最後まで強固に残る記憶(こちらも「人生最後の記憶」と呼べるでしょう)は何になるのだろうか。想像するだに恐ろしいテーマですが、そこをホラー調・ミステリ風に仕上げてしまうのところはいかにも綾辻流。さすがと言っておきましょう。 ただ、作品の完成度については・・・。 正直「綾辻どうした!?」と言いたくなるほどの駄作でした。解説では、既存の小説の枠組みに囚われない挑戦的な試み、だとか、綾辻にとってこれまでで最も冒険的な一冊、だとか言ってなんとか本書を評価しようとがんばっていますが、僕には単純に駄作としか思えません。ただ本作品は評価が真っ二つに分かれているようなので、綾辻の新境地としてあたたかく受け入れている人たちも一方では多いのかもしれませんが。。 本作品が本当に「挑戦的な試み」であり「冒険」であったのならば、ぜひ今後は一皮むけた本物の「新境地」を見せていただきたいものです。 | ||||
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心底つまらなかったです。 解説を引き受ける作家がよくいたもんだと感心しました。 綾辻氏の作品にしては展開も浅く、この作品を読むメリットが感じられませんでした。 どんよりとくら〜〜い世界を書くのはすごいとは思いましたが、それだけです。 浦島太郎がどうこうとか、どうでも良かったし、読むだけ時間の無駄です。 | ||||
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ふつうのミステリーのような謎解きや、ふつうのホラーのような恐怖にとらわれないで、 繊細な文章で綴られていく物語に身を浸すべき作品ですね。好みはわかれるかもしれま せんが、わたしはとっても楽しめました。 終盤の展開で主人公が直面する「事実」には胸がしめつけられるようでした。病室のラ ストシーンの彼の物思いにも。…こういう読後感の小説はひさしぶりかも。 綾辻さんの作品は、「十角館の殺人」や「時計館の殺人」みたいな大トリックものより も、囁きシリーズとか、こっち系列のほうが肌に合うようです。 | ||||
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ホラーとして読んでもあまり怖いシーンはない。かといって謎解きが面白いかと言えば・・・・ファンタジー小説として読むのが正解かと。 主人公にも感情移入しないし、私自身の趣味からは遠くかけ離れていました。 | ||||
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