■スポンサードリンク


最後の記憶



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

最後の記憶の評価: 2.74/5点 レビュー 34件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.74pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

本格ミステリーのイメージが強い筆者だけに

「館」シリーズで有名な著者であるが、勝手にホラーと本格ミステリーの融合した作品と思って読むと、肩透かしを食らいます。敢えて言うならジャンルは幻想小説でしょうか。

脳に病を患った母親を持つ大学院生の波多野森吾が、母親の生まれ故郷を訪れ母親の過去を探るという展開ですが、解決版ともいえる第三部でいきなり小説の世界が変わります。
児童連続殺人も発生するので、どうしてもミステリー的な決着を求めがちですが、その要素は殆どありませんので、それを期待する読者には不向きと思います。
最後の記憶 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:最後の記憶 (角川文庫)より
404385501X
No.7:
(3pt)

題名通り「最後の記憶」を探すサイコホラー。

突然病に伏した愛しい母。母がかかったのは特殊なアルツハイマー「白髪痴呆」であった。
最近のものから順番に規則正しく失われていく記憶のなかで、最後に残るであろう強烈な記憶。
それは主人公が昔から疑問を抱いていた母が怖がる「何か」であった。
主人公は必死にその何かを探しに母の出生の秘密を探る。

私がこの本を読み終わったとき、綾辻作品の新たな面を見たと常々思いました。
館シリーズに代表されるどんでん返しや殺人方程式などの推理物、囁きシリーズの心情表現など、代表作のいろいろな要素を抜き出してかかれていたと感じます。
後半までの引き込まれる語り口は流石の一言、谺する記憶の表現は囁きシリーズでおなじみであり、ノスタルジックでどこか不安げな気持ちにさせられます。ホラーとして読むのはお勧めできません、その要素は弱め。

全体の評価、作品としての出来は賛否両論だと思います。
個人的には他の作品、シリーズを一通り読んでからこの本を手に取っていただきたい。
囁きシリーズを読んでいない読者だと「なんか陳腐」に感じてしまうかもしれないし、推理物だと思い込んでいると肩すかしをくらう、そんな印象。
この作品は謎への解決を巡る推理から一点、生きてることはなにかの問いかけを主人公に課すための道のりを大きな本筋としているため、気構えとしては幻想的な「囁き」シリーズと同じような感覚で読まないと完全には楽しめないかと思います。
私個人でいえば主人公と同じような人生の送り方をしてきたので感情移入しやすくたっぷりと世界に浸れました。
最高ではないけれど、無くてはならない一冊。
最後の記憶 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:最後の記憶 (角川文庫)より
404385501X
No.6:
(3pt)

微妙です

他の方も言われてる通り幻想小説とでもいいましょうか。
後半の現実離れする展開を受け入れられるかどうかでしょう。
私にはちょっと合いませんでした。
最後の記憶 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:最後の記憶 (角川文庫)より
404385501X
No.5:
(3pt)

山が無い

推理小説テイストのホラーです。
謎解きとホラーのコラボ、綾辻行人ならではの組み合わせではあるのですが淡々としてて「え?」ってな感じで終わってしまいます。
最後の記憶 (カドカワ・エンタテインメント)Amazon書評・レビュー:最後の記憶 (カドカワ・エンタテインメント)より
4047881732
No.4:
(3pt)

そう来たか。やられた。

今までの『眼球奇譚』や『殺人鬼シリーズ』から比べるとやや切れが悪い。
主人公の母親の生い立ちを丁寧な描写で綴るが、多少中盤だれ気味であったが、こんなとんでもない展開でどうやって幕を引くのだろうと、ハラハラドキドキもした。
物語の冒頭から、壮大な結末を迎えるための緻密な伏線が張りめぐらされており、きちんとラストには落としてくれた。
ここまでの長編でなくても、ピリッとした中編でも良かったかもしれない。
どことなく、シュワルツ・ネッカーの某映画とシンクロしてしまった。
最後の記憶Amazon書評・レビュー:最後の記憶より
4048733990
No.3:
(3pt)

ホラーというよりも

幻想文学、と言った方がしっくりくるんじゃないかなあ、と思いました。雰囲気のある文章は怖いというよりも不思議でモヤモヤとした感じがあって、なんとなく、恩田陸さんの「球形の季節」を彷彿とさせる話だなあという印象も。ホラーだとかミステリーだとか、そういうジャンルに拘らずに読めば、それなりに面白く読める本なのではないかと思います。
最後の記憶Amazon書評・レビュー:最後の記憶より
4048733990
No.2:
(3pt)

最後が何だか尻切れトンボな感じ・・・。

母・千鶴が、簑浦=レマート症候群(白髪痴呆)にかかり、もしかしたらそれが家族性で、いずれ自分も母のようになってしまうんじゃないかと恐れている森吾。また、母が病気のせいで記憶をほとんど失いつつも、最後まで残っている幼い頃の゛恐怖の記憶〝。森吾は真相を突き止めるべく、幼馴染の藍川唯とともに、母の故郷へと訪れる・・・。ストーリーとしては面白かったです。楽しめました。しかし、ホラーとしてはいまいちですね。あまり怖くなかったですし。ミステリーとしてはミステリーらしさに欠けているというか・・・゛囁き〝シリーズほどではないです。途中で読めてしまいました、バッタの羽音とかも。森吾が恐れていた、母の白髪痴呆は家族性なのではないかということも、前半あれだけ引っ張っていたのに、真相解明はたった数ページですし。やはり、ホラーとミステリーをまとめようとせずに、どちらかに絞り込んであるほうが、綾辻作品は面白いようです。綾辻先生の次回作に期待したいです!
最後の記憶Amazon書評・レビュー:最後の記憶より
4048733990
No.1:
(3pt)

綾辻ファンですが、、、

面白く読めました。ただ、殺人鬼と囁きシリーズを足して割ったような作品でしたので目新しさや綾辻作品らしい大ドンデン返しが無く少し寂しかったです(^^;。久々の長編だったので嬉しかったのですが(^^;ちょっとがっかり。暗黒館期待してます(^^;;;;;
最後の記憶Amazon書評・レビュー:最後の記憶より
4048733990

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!